世界・海外・国外の文学賞

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ヴァルジャン・ヴォスガニアン

ヴァルジャン・ヴォスガニアン

Varujan Vosganian

プロフィール

性別
男性
生誕
1958-07-25 (クライオーヴァ(ルーマニア))
国籍
ルーマニア
言語
アルメニア語, ルーマニア語, 英語, フランス語, イタリア語, スペイン語
宗教
アルメニア使徒教会(推定)
居住地歴
クライオーヴァ(出生) → フォクシャニ(学齢期) → ブカレスト(長年の居住・活動拠点)

経歴

職業
政治家, 経済学者, 随筆家, 詩人, 作家
活動期間
1989年〜
所属
ルーマニア・アルメニア人連合(UAR)会長, ルーマニア作家同盟 副会長(プライム・バイスプレジデント), 国民自由党(PNL)元所属
所属団体
ルーマニア・アルメニア人連合(UAR), ルーマニア作家同盟
ノミネート
ライプツィヒ・ブックフェア 翻訳賞 ノミネート(2014), ルーマニア作家同盟 ベスト・プローズ ノミネート(2009, 2013)

学歴

ブカレスト経済学院(Academy of Economic Studies)
商学部
学位: Bachelor
期間: 1978-1982
卒業年: 1982
国: ルーマニア
商学を専攻して卒業
ブカレスト大学
数学部
学位: Degree in Mathematics
期間: 1987-1991
卒業年: 1991
国: ルーマニア
数学を学んで学位取得
ブカレスト経済学院(博士課程)
学位: Ph.D.(経済学)
期間: 1994-1998
卒業年: 1998
国: ルーマニア
経済学の博士号取得

受賞歴

『ささやきの書』 - アンジェラス賞
2016
対象作品: Cartea șoaptelor(『ささやきの書』)
主催: アンジェラス賞事務局(ワルシャワ / Wrocław)
結果: 受賞
ルーマニア科学アカデミー賞(最優秀散文)
2009
対象作品: Cartea șoaptelor(『ささやきの書』)
主催: ルーマニア科学アカデミー
結果: 受賞
Movses Khorenatsi メダル
2011
主催: アルメニア共和国大統領府
結果: 受賞
ニキタ・スタネスク賞(詩部門 大賞)
2006
主催: キシナウ文学賞(モルドバ)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ささやきの書 (Cartea șoaptelor / The Book of Whispers)

    『ささやきの書』は著者のルーツと東欧の暴力的な過去を巡る長編で、アルメニア人虐殺や政治的抑圧を背景に、個人と集団の記憶、沈黙と語りの相克を寓話的かつ詩的に描き出す作品です。

    記憶ジェノサイド歴史家族アイデンティティ

作品

代表作

Cartea șoaptelor(『ささやきの書』)

2009年 歴史的フィクション / 小説

家族の記憶や生存者の証言をもとに、20世紀の歴史、特にアルメニア人大虐殺と共産主義期の東欧を題材にした、回想と象徴に満ちた長編小説。自伝的要素とフィクション、歴史資料が混在する作品で、忘却・復讐・赦しという人間の選択を問う。

記憶ジェノサイドトラウマアイデンティティ赦しと復讐
映像化・舞台化
  • [舞台/朗読会などのパフォーマンス] Cartea șoaptelor(『ささやきの書』)に基づく公演
翻訳
  • 英訳: The Book of Whispers(Alistair Ian Blyth, Yale University Press, 2017)
  • 仏訳: Le livre des chuchotements(Laure Hinckel・Marily Le Nir, 2013)
  • 独訳: Buch des Flüsterns(Ernest Wichner, 2013/2015)

Copiii războiului(『戦争の子どもたち』)

2016年 小説

戦争や暴力が与える世代間の影響を描く長編。具体的なあらすじは資料により異なる。

戦争世代間トラウマ記憶

Cartea poemelor mele nescrise(『私の未だ書かれぬ詩の本』)

2015年 詩集

詩集。比較的少部数販売。

回想個人的主題

全著作

  • Jurnalul de front: articole economice(1994)
  • Contradicțiile tranziției la o economie de piață(1994)
  • Reforma piețelor financiare din România(1999)
  • Șamanul Albastru(詩集, 1994)
  • Statuia Comandorului(短篇集, 1994)

翻案

  • 『ささやきの書』を基にした朗読・舞台・映画祭での上演や朗読会

作品の翻訳

  • 英語(Alistair Blyth, Yale University Press, 2017)
  • フランス語(Laure Hinckel & Marily Le Nir, 2013)
  • ドイツ語(Ernest Wichner, 2013/2015)
  • スペイン語(Joaquin Garrigos, 2010)

作風・主題

文体
回想的で象徴に富む文体歴史と私的記憶を織り交ぜる語り散文詩的な表現
頻出モチーフ
ささやき(記憶の声)世代を超えたトラウマアルメニア人の歴史とアイデンティティ

評価・遺産

ヴァルジャン・ヴォスガニアンは政治家・経済学者であると同時に、アルメニア人の記憶と20世紀の苦難を文学化する作家として国際的に認められている。『ささやきの書』はジェノサイドの記憶を伝える象徴的作品となり、20以上の言語に翻訳され、各国で上演や講演が行われている。

関連学会

  • ルーマニア経済学会(SOREC)創設メンバー
  • ルーマニア作家同盟

資料所蔵先

  • 個人ウェブサイトおよびルーマニアの公的記録に所蔵資料あり

大衆文化への影響

  • 『ささやきの書』はジェノサイド記憶にまつわるイベントや朗読会、大学の講義で頻繁に取り上げられている

引用

  • 「この本は2003年から2008年の間に書かれた。自伝でありフィクションであり歴史的文書でもある。登場人物と出来事は真実で、私が加えたのは象徴の力である。」
    出典: 著者インタビュー(『ささやきの書』に関して) (2009年)

豆知識

  • 著書は20以上の言語に翻訳されている。
  • アルメニア人の家系であり、祖父母はアルメニア人大虐殺の生存者である。