世界・海外・国外の文学賞

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ウォルター・F・モリス・ジュニア

ウォルター・エフ・モリス・ジュニア

Worutā F. Morisu Jr.

ペンネーム: チップ・モリス通称・愛称として使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1952-09-08 (アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン)
死没
2019-10-15 (メキシコ チアパス州 サンクリストバル・デ・ラス・カサス) 67歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語, ツォツィル語(研究・会話)
居住地歴
ボストン周辺(育成地) → 1969–1970:タイ(AFS短期留学) → 1972以降:メキシコ チアパス州 サンクリストバル・デ・ラス・カサス(長期居住)

経歴

職業
文化人類学者, 保存活動家, 研究者, 著述家
活動期間
1972年〜2019年
所属
Aid to Artisans(メキシコ担当コーディネーター), Pellizzi Collection of Textiles of Chiapas(理事), ミネソタ科学博物館(リサーチアソシエイト), United States Agency for International Development(鉛フリー陶器プログラム・プログラムコーディネーター)
影響を受けた人物
マヤ諸民族(民俗・技術)
影響を与えた人物
チアパスの織物研究者・保存活動家

学歴

AFS(高校交換留学プログラム)
期間: 1969-1970
卒業年: 1970
国: タイ(短期)
高校交換留学としてタイへ派遣

受賞歴

マッカーサーフェロー賞
1983
主催: マッカーサー財団
結果: 受賞
アニスフィールド=ウルフ ブック賞
1988
対象作品: Living Maya
主催: Anisfield-Wolf Book Awards
結果: 受賞(Jeffrey Jay Foxx と共著)

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Living Maya

    現代のマヤの暮らし、儀礼、織物、市場、共同体の姿を、豊富な写真とともに紹介する文化記録。古代文明の継承者としてではなく、いま生きる人びとの生活としてマヤ世界を描く。

    古代文明の末裔ではなく、いま生きるマヤの姿を見せる。

    224ページ
    マヤ文化民族誌写真集中米織物

作品

代表作

チアパスの織物と民芸品のカタログ

1979年 学術・資料カタログ

チアパス州の織物と民芸品を網羅的に収録したカタログ。織法、図案、地域差などを資料的にまとめることで、保存と研究の基礎資料となった。

織物チアパスの民芸資料記録

チアパスの織りと民芸

1979年 学術・民俗学

チアパスにおける織りの伝統と民芸の諸相を紹介。技術的解説と文化的背景の考察を通じて地域文化の理解を深める。

織物技術民俗学文化保存

チアパスにおける千年の織り

1984年 学術・歴史

チアパス地域の織りの歴史的発展を長期的視野で概説。伝統の継承と変容について史料と現地調査を基に論じる。

歴史伝承技術変遷

マヤの時間歪曲(論考)

1986年 学術記事

マヤ文化における時間・暦観やそれに関連する儀礼、象徴の分析を論じた論考。

マヤ天文学時間認識宗教儀礼

手作りのお金:市場におけるラテンアメリカの職人たち

1989年 社会経済・文化人類学

職人の生計と市場経済に関する調査。工芸品の流通、マーケットでの位置づけ、職人の収入源に着目して分析する。

経済人類学職人と市場工芸流通

生きるマヤ

1987年 文化人類学・写真記録

マヤの暮らしや文化を写真と文で紹介する著作。日常生活や儀礼、織物文化などを視覚的に記録している。

日常文化写真記録儀礼と織物

チアパス高地の織物ガイド

2011年 ガイドブック・資料

チアパス高地地域の織物を分類・特徴別に整理したガイド。地域ごとの図案や技法を参照できる実用資料。

地域ガイド図案分類技法参照

マヤの糸:チアパスの織られた歴史

2015年 歴史・文化論

チアパスの織物史を総覧する著作。伝統技術の起源や社会的役割、保存の取り組みまで幅広く扱う。

織物史文化保存社会史

全著作

  • チアパスの織物と民芸品のカタログ
  • チアパスの織りと民芸
  • チアパスにおける千年の織り
  • マヤの時間歪曲
  • 手作りのお金:市場におけるラテンアメリカの職人たち
  • 生きるマヤ
  • チアパス高地の織物ガイド
  • マヤの糸:チアパスの織られた歴史

作風・主題

文体
記述的・観察記録中心写真とテキストを併用した視覚的ドキュメンテーション学際的(人類学・考古学・民俗学)
頻出モチーフ
織物と図案伝承技術の継承マヤの宗教・天文学的要素

評価・遺産

ウォルター・“チップ”・モリスは、チアパスのマヤ織物研究と保存活動に大きな貢献をした研究者・実務家であり、多くの記録資料と出版物を通じて地域文化の理解と保存を促進した。マッカーサー・フェローやアニスフィールド=ウルフ賞などで評価され、地元コミュニティとの協働を通じて職人支援や教育にも寄与した。

豆知識

  • 通称は「チップ・モリス」。
  • 1969–70年にAFSの高校交換留学でタイへ行っている。
  • 1973年にサン・アンドレス・ララインサールのマヤの家族と1年間同居して文化と言語を学んだ。
  • サンクリストバル・デ・ラス・カサスで長く暮らし、同地の共同墓地に埋葬されたとされる。
  • 1983年にマッカーサー・フェローを受賞、1988年に『Living Maya』でアニスフィールド=ウルフ賞を受賞。