世界・海外・国外の文学賞

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ウィリアム・メルヴィン・ケリー

ウィリアム・メルヴィン・ケリー

William Melvin Kelley

プロフィール

性別
男性
生誕
1937-11-01 (ニューヨーク市スタテンアイランド(シーヴュー病院))
死没
2017-02-01 (ニューヨーク市マンハッタン) 79歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユダヤ教(後年)
居住地歴
ブロンクス(幼少期) → ローマ(1963–1964頃) → パリ(1967–1968頃) → ジャマイカ(約10年) → ハーレム、ニューヨーク(帰国後〜)

経歴

職業
作家, 教育者, 小説家, 短編作家
活動期間
1962年〜2017年
所属
State University of New York at Geneseo(Writer-in-Residence等), The New School(講師), サラ・ローレンス大学(講師、1989年以降)
影響を受けた人物
ジョン・ホークス(作家、教員), アーミバルド・マクリーシュ(詩人・劇作家、教員), リチャード・ライト(作家)
影響を与えた人物
後続のアフリカ系アメリカ人作家(実験的・政治的な作品に影響), アメリカ現代小説の作家・批評家

学歴

フィールドストン・スクール(Ethical Culture Fieldston School)
国: アメリカ合衆国
中等教育。生徒会長、陸上チーム主将を務めた。
ハーバード大学
文学系(専攻を数回変更)
期間: 1956–1960(卒業はせずに1960年に中途退学)
卒業年: 1960
国: アメリカ合衆国
在学中に創作短編でDana Reed Prize受賞。1960年に卒業予定だったが中途退学して作家となる。

受賞歴

アニスフィールド=ウルフ賞(生涯功労賞)
2008
主催: アニスフィールド=ウルフ賞運営団体
結果: 受賞
ダナ・リード賞(創作)
1959
対象作品: 短編「The Poker Party」
主催: ハーバード大学
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 代表作(例: A Different Drummer)

    ウィリアム・メルビン・ケリーの作家人生をたたえる特別賞。人種と地域の想像力を更新した代表作『A Different Drummer』を含む業績全体が評価された。

    一冊の代表作を超えて、作家の全体像が評価された。

    作家業績人種アメリカ文学特別賞

作品

代表作

A Different Drummer(邦題なし)

1962年 小説

南部の無名州からの黒人の集団的脱出を、白人の語り手たちの視点から描いたデビュー作。人種的態度の不条理を風刺的に描く。

人種共同体自由と移動社会的風刺

Dancers on the Shore(短篇集)

1964年 短編集

1964年刊の短編集。デビュー後に続いた短編群で、複数の主題と反復人物が現れる。

人種アイデンティティ都会生活

A Drop of Patience(邦題なし)

1965年 小説

1965年刊の第二作。実験的な語りとキャラクターの反復が見られる。

実験的文体人間関係人種

dem(邦題なし)

1967年 小説

1967年刊。作者の移住後に発表された作品で、視点や語りの実験が続く。

移住文化的断絶アイデンティティ

dunfords travels everywheres(邦題なし)

1970年 小説

1970年刊。メタフィクション的要素を含み、後の作品に続くテーマを展開する。

メタフィクション共同体の崩壊社会問題

全著作

  • A Different Drummer(Doubleday, 1962)
  • Dancers on the Shore(Doubleday, 1964)
  • A Drop of Patience(Doubleday, 1965)
  • dem(Doubleday, 1967)
  • dunfords travels everywheres(Doubleday, 1970)

翻案

  • Excavating Harlem in 2290(脚本・出演・製作)
  • The Beauty That I Saw(ビデオ日記を元にした作品への寄稿)

作風・主題

文体
ブラック・コメディ的要素実験的小説的語り視点の多重化
頻出モチーフ
人種と社会的態度の不条理共同体と移住メタフィクション

健康

  • 腎不全
    晩年(死因となる)
    2017年2月1日の死因の一因となった

評価・遺産

1960年代に実験的な小説で注目を集めた作家。近年再評価が進み、「アメリカ文学の失われた巨人」と評されることもある。1962年のNYT寄稿で初めて'woke'を印刷物に記した人物として言及されることがある。

資料所蔵先

  • エモリー大学ローズ手稿・アーカイブ(William Melvin Kelley 家族文書)

大衆文化への影響

  • 『If You're Woke, You Dig It』の言及は語彙史で取り上げられ、OEDやBBCなどで紹介された。
  • 2018年のNew Yorkerの記事で再評価され、『失われた巨人』として紹介された。

引用

  • If You're Woke, You Dig It(もしあなたがwokeなら、分かる)
    出典: The New York Times(オピニオン寄稿、1962年) (1962年)

豆知識

  • 1962年にデビュー作『A Different Drummer』を発表し注目を浴びた。
  • 『If You're Woke, You Dig It』というタイトルの1962年NYT寄稿で、語としての"woke"を初めて印刷物に記した人物として言及されることがある。
  • ハーバード在学中にDana Reed Prizeを受賞したが、1960年に卒業の約6か月前に中途退学して作家になった。
  • 1967年以降パリやジャマイカなど国外に居住し、ハーレムへ戻るまで海外で暮らした時期がある。
  • 2012年時点で未刊の小説を数編完成させていると述べている。
  • 2017年に腎不全の合併症で死去した。