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ウィリアム・T・ヴォルマン

ウィリアム・T・ヴォルマン

William T. Vollmann

ペンネーム: ドロレスクロスドレッシング時に用いる女性的な分身(自らの作品やエッセイで言及)

プロフィール

性別
男性
生誕
1959-07-28 (アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ロサンゼルス(生誕) → ブルーミントン(インディアナ州) → ニューハンプシャー州 → ニューヨーク州 → サンフランシスコ・ベイエリア → サクラメント(カリフォルニア州)

経歴

職業
小説家, ジャーナリスト, 短編作家, エッセイスト, 戦争ルポライター
活動期間
1987年〜2025年
影響を受けた人物
アーネスト・ヘミングウェイ, ロートレアモン(コンテ・ド・ロートレアモン), ルイ=フェルディナン・セリーヌ, 三島由紀夫, 川端康成, レフ・トルストイ

学歴

ディープスプリングス・カレッジ
国: アメリカ合衆国
コーネル大学
比較文学
学位: BA(summa cum laude)
国: アメリカ合衆国
テラハウス(Telluride House)在住経験あり
カリフォルニア大学バークレー校(博士課程フェロー)
比較文学(博士課程)
国: アメリカ合衆国
1年で博士課程を中退

受賞歴

ホワイティング賞
1988
主催: ホワイティング財団
結果: winner
ナショナル・ブック賞(フィクション部門)
2005
対象作品: 『ヨーロッパ・セントラル』
主催: ナショナル・ブック財団
結果: winner
ストラウス・リビング賞
2008
主催: ロサンゼルスのストラウス賞(Grant)
結果: winner

受賞・候補エディション

作品

代表作

『ユー・ブライト・アンド・ライゼン・エンジェルズ』

1987年 文学的フィクション

初期の長編小説。幻想的かつ政治的な寓話的要素を含む作品。

政治寓話暴力と倫理

『ヨーロッパ・セントラル』

2005年 歴史小説/文学フィクション

第二次世界大戦期のドイツとソ連の関係を背景に、多様な登場人物の運命を描く長篇。ショスタコーヴィチら実在の人物も登場する。

戦争道徳芸術と政治

『ライジング・アップ・アンド・ライジング・ダウン』

2003年 ノンフィクション/叙説

暴力についての大著。7巻・約3,300ページの原著からの要約版も刊行された。20年以上にわたる取材と考察を凝縮している。

暴力の倫理戦争報告道徳的計算

『七つの夢:北アメリカの風景』シリーズ(抜粋)

1990年 歴史小説/叙事詩

北アメリカの植民・開拓史や先住民の物語をモチーフにした連作シリーズ。各巻ごとに異なる時代・場所を描く。

植民化北アメリカ史文化接触

『インペリアル』

2009年 ノンフィクション / ルポルタージュ

カリフォルニア州インペリアル郡の暮らしを詳細に描いたルポルタージュ。国境地帯の社会問題に焦点を当てる。

国境貧困社会観察

全著作

  • You Bright and Risen Angels(1987)
  • The Ice-Shirt(1990)
  • Fathers and Crows(1992)
  • Rising Up and Rising Down(2003)
  • Europe Central(2005)
  • Imperial(2009)
  • The Dying Grass(2015)
  • Last Stories and Other Stories(2014)

作風・主題

文体
重層的で学術的な参照の多い文体ルポとフィクションを融合させる作風歴史再構築に基づく叙述
頻出モチーフ
暴力とその倫理戦争の現場辺境や周縁化された人々ジェンダーと自己表現

健康

  • 結腸癌(コロン癌)
    数年
    化学療法を受けており、公表によれば余命2–3年と報告されている(2025年8月の公表)。

評価・遺産

戦争と暴力、辺境の人々を主題とする重厚な作品群で国際的に評価され、2005年のナショナル・ブック賞受賞をはじめ複数の文学賞を受賞。報道とフィクションを横断する作風と、大部の研究的著作で文学界に独特の地位を築く。

資料所蔵先

  • オハイオ州立大学 希少書・原稿図書館(William T. Vollmann コレクション)

引用

  • 「ドロレスはこの太った老いた男性の体に閉じ込められた比較的若い女性である。彼女は服をたくさん買ってもらったが感謝していない。もしできるなら彼女は私を追い出したがっているだろう。」
    出典: インタビュー(引用は2013年報道等) (2013年)

豆知識

  • 携帯電話やクレジットカードを使わないなど、現代の主要な利便性を避ける生活様式を公言している。
  • 1990年代半ばにユナボマー事件の容疑者としてFBIに調査されたが不起訴・誤認とされ、その後も公的記録が彼の生活に影響を与えたと述べている。
  • 2003年刊行の『Rising Up and Rising Down』は原著7巻・約3,300ページの大著として知られる。
  • 2013年以降、女性的な分身「ドロレス」を公に論じ、クロスドレッシングやジェンダーに関する自己探求を作品化している。
  • ストラウス・リビング賞(2008年)など、作家活動に専念するための長期助成を受けている。