Augustpriset(オーガスト賞) おーがすとしょう
第30回(2018年)
FictionNonfictionChildren and Young Adult
受賞者
3名
Ædnan
北方サーミ語で土地や大地を意味する題名を持つ、サーミの二つの家族をめぐる叙事詩的な詩小説。国境、同化政策、学校、開発によって分断された人々の記憶を、世代を越えて交差する声で描き、失われた土地と文化の回復を問う。
土地を奪われた声が、沈黙の余白から家族と民族の記憶を歌い直す。
432ページ
サーミ文化先住民の歴史土地同化政策詩小説
1980 / 作家(サーミ作家)
サーミの背景を持つ作家。詩的断片を通じて先住民の歴史や土地との関係を描き、2018年に『Ædnan』でオーガスト賞を受賞した。
Svälten. Hungeråren som formade Sverige
一八六七年から一八六九年にかけてのスウェーデン大飢饉を、気候、政治判断、貧困、移民の歴史と結びつけて描くノンフィクション。個人の証言と社会史を組み合わせ、飢えが近代スウェーデンをどのように形作ったかをたどる。
飢えの記録は、遠い過去ではなく、今につながる社会の選択を映し出している。
440ページ
飢饉スウェーデン史社会史移民政治的失敗
1971 / 作家・ジャーナリスト
スウェーデンの作家・ジャーナリスト。社会史に関する緻密な研究で知られ、2018年に『Svälten. Hungeråren som formade Sverige』でオーガスト賞(ノンフィクション)を受賞した。
Gropen
学校の裏にある穴場の遊び場「Gropen」をめぐり、子どもたちの想像力と大人の安全志向がぶつかる絵本。子どもの声に寄り添ったユーモラスな語りと絵で、遊びの自由、危険との付き合い方、大人に決められすぎない世界を描く。
大人が嫌う場所ほど、子どもたちには世界を広げる秘密の王国になる。
32ページ
絵本遊び子どもの視点想像力大人と子ども
作家・イラストレーター
スウェーデンの絵本作家・イラストレーター。日常の中の小さな出来事を温かく描く作風で知られ、2018年に児童書『Gropen』でオーガスト賞を受賞した。