世界・海外・国外の文学賞

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Augustpriset(オーガスト賞)

おーがすとしょう

An annual Swedish literary prize (Augustpriset) awarded since 1989 by the Swedish Publishers' Association to the best Swedish books of the year in three categories.

FictionNonfictionChildren and Young Adult
創設年
1989
主催
Swedish Publishers' Association (Svenska Förläggareföreningen, SvF)
カテゴリー
児童文学・童話・絵本
選考方式
推薦
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
11月頃
賞のステータス
活動中

説明

The August Prize (Augustpriset) is an annual Swedish literary award presented by the Swedish Publishers' Association since 1989. It is awarded to the best Swedish books of the year and, since 1992, is given in three categories: Fiction, Non-Fiction and Children's and Youth Literature. Publishers in Sweden may submit nominations; a jury in each category shortlists six titles, which are then read and voted on by an assembly of 63 electors (21 per category) made up of booksellers, librarians and literary critics. Winners receive a bronze statuette (an August figurine) and a cash prize; the prizes are presented at a gala in Stockholm.

賞品

主賞品
Bronze statuette (August figurine) and a monetary award
賞金
100,000 SEK
  • Bronze statuette by the artist Michael Fare
  • Winners presented at a gala in Stockholm
  • Young August Prize (Lilla Augustpriset) awarded separately to youth and young adults (up to age 20)
  • Sponsored by Swedish Publishers' Association (SvF) and Elite Hotels of Sweden

選考情報

選考プロセス

Submission
審査員 All Swedish publishers may submit nominations for eligible books.
発表 Nominations are collected by the organizer (details and formal requirements posted on the official site).
Shortlisting
審査員 A jury for each category (Fiction / Non-fiction / Children & Young Adult) shortlists six titles per category.
通過率 Shortlist: 6 titles per category (number of submissions varies)
発表 Shortlists are announced publicly (official site and media).
Final vote (electors)
審査員 An assembly of 63 electors (21 per category) — booksellers, librarians and literary critics — read and vote on the shortlisted titles.
通過率 約16.7% (1 winner out of 6 shortlisted titles)
発表 Winners are announced at the award gala in Stockholm and published on the official website and in media; typically late November.

選考基準

  • Best Swedish book of the year
  • Work that increases public interest in Swedish contemporary literature
  • Literary quality (judged by jury and electors)
  • Public engagement and originality

応募のヒント

推奨

  • Ensure your work is submitted by a Swedish publisher (only publishers may nominate).
  • Confirm category eligibility (Fiction, Non-fiction, Children & Young Adult) and follow the organizer's submission rules.
  • Emphasize literary quality, originality and reader engagement — works that increase public interest in contemporary Swedish literature are prioritized.
  • Check official deadlines and submit complete materials via the official channels.

注意

  • Do not try to submit directly if you are not the publisher — submissions must come from publishers.
  • Avoid submitting works that do not fit the category definitions or fail to meet publication/eligibility requirements.
  • Do not omit required submission materials or miss the official deadline.

審査員から

  • Aim for originality and strong dramaturgy; judges value works that both demonstrate literary quality and resonate with readers.
  • Attention to language, detail and the ability to create public interest are often highlighted in jury remarks.
  • A concise, well-crafted submission that clearly fits the chosen category improves consideration.

関連の賞

  • Lilla Augustpriset (Young August Prize) — for youth and young adults
  • Other national and Nordic literary awards (e.g., Nordic Council Literature Prize)

公式情報

https://augustpriset.se/

過去の受賞者

トニー・サムエルソン とにー・さむえるそん 受賞
Kungen av Nostratien

失語と創作の境目をたどりながら、文学界の内部と外部を行き来する知的な小説。ゴーストライターの依頼から始まる物語が、階級意識、記憶、そして言葉を見つけ直す営みに広がっていく。

ひとつの代筆依頼が、言葉と物語の起源を探る旅に変わる。

347ページ
代筆階級記憶言語文学界
1961 / 作家

スウェーデンの作家。長編『Kungen av Nostratien』で2024年のオーガスト賞フィクション部門を受賞。

アンドレフ・ウォルデン あんどれふ・うぉるでん 受賞
Jävla karlar

七人の父親をめぐる記憶を、ユーモアと痛みを混ぜながら描く家族小説。語り手の視点から、育った家庭の歪みが少しずつ立ち上がる。

家族の奇妙な輪郭を、子どもの記憶が切り取っていく。

376ページ
小説家族記憶ユーモアと痛み
1976 / 作家

スウェーデンの作家。少年期の成長と父子関係をユーモアと哀愁のバランスで描いた『Jävla karlar』で2023年オーガスト賞フィクション部門を受賞した。

ペール・スヴェンソン ぺーる・すゔぇんそん 受賞
Zorn

Anders Zorn の生涯を、名声や神話ではなく時代背景とともに立体的に描く伝記。画家としての成功と、その裏にある消耗が丁寧に整理されている。

神話化された画家を、時代の中の人物として見直す。

431ページ
伝記美術史近代スウェーデン
1956 / ジャーナリスト・作家

芸術家の伝記や美術史に取り組む作家・ジャーナリスト。アンドers・ゾーン(Zorn)の伝記『Zorn』で2023年のオーガスト賞ノンフィクション部門を受賞した。

オスカー・クルーン おすかー・くるーん 受賞
Vitsippor och pissråttor

兄への深い愛情と、いじめへの怒りが交差する児童書。小さな行動が、家族を守ろうとする意志に変わっていく。

兄を守りたいという気持ちが、物語の中心にある。

165ページ
児童書兄弟いじめ友情
絵本作家

児童文学作家。ハンナ・クリントハーゲとの共作『Vitsippor och pissråttor』で2023年のオーガスト賞児童書部門を受賞。

ハンナ・クリントハーゲ はんな・くりんとはーげ 受賞
Vitsippor och pissråttor

Hanna Klinthage の挿絵が、Oskar Kroon の物語に柔らかな輪郭と温度を与える。作品の感情の揺れを、視覚面から支える絵本的仕事。

物語の痛みとやさしさを、絵が受け止める。

165ページ
挿絵児童書感情表現兄弟
児童作家・イラストレーター

児童書の作家・イラストレーター。共作『Vitsippor och pissråttor』で2023年のオーガスト賞児童書部門を受賞。

イア・ゲンベリ いあ・げんべり 受賞
Detaljerna

4 つの人物像を通して、記憶が人の生をどう形づくるかを静かに見つめる小説。断片的な記憶が集まり、ひとりの人間の輪郭が立ち上がる。

細部の積み重ねが、ひとりの人生を浮かび上がらせる。

152ページ
小説記憶関係性断片
1967 / 作家

スウェーデンの作家。小さな出来事や登場人物の断片を精緻に描き出す作風で知られ、『Detaljerna』で2022年のオーガスト賞フィクション部門を受賞した。

ニナ・ヴァン・デン・ブリンク にな・ゔぁん・でん・ぶりんく 受賞
Jag har torkat nog många golv

Maja Ekelöf の人生と執筆をたどる伝記で、労働と政治、母としての暮らしがひとつに結びついている。ひとりの清掃員が作家になるまでの経路を、社会史とともに描く。

一人の清掃員の人生から、時代の輪郭が見えてくる。

454ページ
伝記労働女性史社会史
1966 / 作家・ジャーナリスト

スウェーデンの作家・ジャーナリスト。清掃労働者マヤ・エケロフらを中心に、労働と尊厳、福祉国家の光と影を描いた『Jag har torkat nog många golv』で2022年のオーガスト賞非フィクション部門を受賞した。

エレン・ストロムベリ えれん・すとろむべり 受賞
Vi ska ju bara cykla förbi

小さな町で暮らす二人の少女が、友情と恋への憧れのあいだで揺れながら成長していく。思春期の気配を、軽やかさと切実さの両方で捉えた YA 小説。

ごく普通の毎日が、思春期のまぶしさと痛みを連れてくる。

247ページ
YA友情思春期小さな町
児童作家

児童文学作家。『Vi ska ju bara cykla förbi』で2022年のオーガスト賞児童書部門を受賞し、日常の視点から子どもの世界を描く作品で評価された。

エリン・クルヘド えりん・くるへど 受賞
Eufori: en roman om Sylvia Plath

詩人シルビア・プラスの創作と日常生活の緊張を描く伝記的長編。夢と絶望、創作の苦悩が激しくも生命力ある文体で綴られ、読者を詩人の内面へと近づける作品。

詩人シルビア・プラスの創作と日常生活の緊張を描く伝記的長編。

伝記小説詩人創作と生活女性精神の葛藤
1983 / 作家

スウェーデンの作家。シルビア・プラスを主題にした長編『Eufori: en roman om Sylvia Plath』で2021年のオーガスト賞フィクション部門を受賞。詩人の創作と私生活の葛藤を臨場感ある筆致で描いた。

ニルス・ホーカンソン にるす・ほーかんそん 受賞
Dolda gudar

ドストエフスキーやジェーン・オースティンから現代まで、多様なテクストの翻訳史を横断的に論じる一冊。翻訳者の見えない仕事を可視化し、翻訳という行為の芸術性と社会的意義を問い直す。

ドストエフスキーやジェーン・オースティンから現代まで、多様なテクストの翻訳史を横断的に論じる一冊。

翻訳学文学論比較文化言語文化史
1975 / 作家・翻訳研究者

翻訳と翻訳者の役割を主題にした研究的著作『Dolda gudar』で2021年オーガスト賞非フィクション部門を受賞。翻訳を文学として再評価する観点で高く評価された。

ヨハン・ルンドベリ よはん・るんどべり 受賞
Nattkorpen

夜を舞台にした児童向けの物語。暗闇と恐れ、そこからの成長や勇気をやさしい言葉で描き、子どもたちの心の揺れを繊細に表現する作品。

夜を舞台にした児童向けの物語。

児童文学成長恐れと勇気
児童作家

児童文学作家。『Nattkorpen(夜のカラス)』で2021年のオーガスト賞児童書部門を受賞。夜や不安を扱いつつ子どもの成長を描く作風が特徴。

リディア・サンドグレン りでぃあ・さんどぐれん 受賞
Samlade verk

ゴーテボリを舞台にした長編で、黒いクラブや居酒屋、大学図書館といった場を背景に複雑な人間関係を描く。失踪した女性を巡る三角関係を軸に、記憶や欲望、文学への献身が交錯する濃密な物語。

ゴーテボリを舞台にした長編で、黒いクラブや居酒屋、大学図書館といった場を背景に複雑な人間関係を描く。

現代小説都市家族と記憶文学への愛
1987 / 作家

スウェーデンの小説家。長編『Samlade verk』で2020年のオーガスト賞フィクション部門を受賞。ゴーテボリを舞台に人間関係と文学への愛を濃密に描いた作品で注目を集めた。

エリン・アンナ・ラッバ えりん・あんな・らっぱ 受賞
Herrarna satte oss hit

サーミの強制移住を、証言・写真・地図・ヨイク・政府文書を織り交ぜて描く記録文学。家族史やコミュニティの断片を丹念に積み上げ、スウェーデン社会の暗部を静かだが力強く照らし出す作品。

サーミの強制移住を、証言・写真・地図・ヨイク・政府文書を織り交ぜて描く記録文学。

サーミ強制移住民族史記録・証言文化的アイデンティティ
1980 / 作家・ジャーナリスト(サーミ)

サーミの作家・ジャーナリスト。証言や写真、地図、ヨイク(伝統的な歌)や公文書を織り交ぜ、サーミの強制移住を描いた『Herrarna satte oss hit』で2020年オーガスト賞ノンフィクション部門を受賞した。

クリスティーナ・シグンスドッター くりすてぃーな・しぐんすどってる 受賞
Humlan Hanssons hemligheter

子どもの目線で秘密や日常の小さな冒険を描く絵本。やさしい言葉と絵で想像力を育み、共感を誘う作品。

子どもの目線で秘密や日常の小さな冒険を描く絵本。

児童文学友情発見日常
絵本作家

児童書の作者(共著)。共作の絵本『Humlan Hanssons hemligheter』で2020年のオーガスト賞児童書部門を受賞。

エスター・エリクソン えすたー・えりくそん 受賞
Humlan Hanssons hemligheter

子どもの秘密や小さな冒険を繊細に描いた絵本。絵と言葉で日常の豊かさを表現し、子どもの感性を刺激する。

子どもの秘密や小さな冒険を繊細に描いた絵本。

児童文学発見想像力日常
絵本作家・イラストレーター

児童書の作者・イラストレーター(共著)。『Humlan Hanssons hemligheter』の共著者として2020年のオーガスト賞児童書部門を共同受賞。

マリット・カプラ まりっと・かぷら 受賞
Osebol

スウェーデンの小さな村オーセボリの住民たちの声を集め、その土地の暮らしと変化を記録したノンフィクション。個々の証言が重なり、地方の社会史が立ち上がる。

村の人びとの声から、一つの土地の時間が見えてくる。

811ページ
ノンフィクションスウェーデン村落証言社会史現代文学
1970 / 編集者・作家

スウェーデンの編集者・作家。ヴェルムランド県の村を基に住民の証言を集めた『Osebol』で2019年オーガスト賞フィクション部門を受賞。口述記録を詩的に編む独自の手法が評価された。

パトリック・スヴェンソン ぱとりっく・すゔぇんそん 受賞
Ålevangeliet

ウナギという魚の謎と、著者と父親の関係を重ね合わせながら、起源、運命、死をめぐる思索へ広がるノンフィクション。科学史と私的な物語が自然に交差する。

一匹の魚を手がかりに、人生と死の問いがひらかれる。

278ページ
ノンフィクション自然史家族父子関係科学史死生観
作家・科学ライター

スウェーデンの作家・科学ライター。ウナギの生態やその文化的意義をめぐる探究をまとめた『Ålevangeliet』で2019年のオーガスト賞ノンフィクション部門を受賞した。

オスカー・クルーン おすかー・くるーん 受賞
Vänta på vind

夏の島を舞台に、船を直しながら大人への境目を越えていく少女の物語。孤独、友情、家族の痛みが、海の風景のなかでやわらかく立ち上がる。

海辺の夏が、子ども時代の終わりを静かに告げる。

204ページ
児童文学成長物語家族友情夏休み
絵本作家・イラストレーター

スウェーデンの絵本作家・イラストレーター。子どもの感性を大切にする作風で知られ、『Vänta på vind』で2019年のオーガスト賞児童書部門を受賞した。

リンネア・アクセルソン りんねあ・あくせるそん 受賞
Ædnan

北方サーミ語で土地や大地を意味する題名を持つ、サーミの二つの家族をめぐる叙事詩的な詩小説。国境、同化政策、学校、開発によって分断された人々の記憶を、世代を越えて交差する声で描き、失われた土地と文化の回復を問う。

土地を奪われた声が、沈黙の余白から家族と民族の記憶を歌い直す。

432ページ
サーミ文化先住民の歴史土地同化政策詩小説
1980 / 作家(サーミ作家)

サーミの背景を持つ作家。詩的断片を通じて先住民の歴史や土地との関係を描き、2018年に『Ædnan』でオーガスト賞を受賞した。

マグヌス・ヴェステルブロ まぐぬす・ゔぇすてるぶろ 受賞
Svälten. Hungeråren som formade Sverige

一八六七年から一八六九年にかけてのスウェーデン大飢饉を、気候、政治判断、貧困、移民の歴史と結びつけて描くノンフィクション。個人の証言と社会史を組み合わせ、飢えが近代スウェーデンをどのように形作ったかをたどる。

飢えの記録は、遠い過去ではなく、今につながる社会の選択を映し出している。

440ページ
飢饉スウェーデン史社会史移民政治的失敗
1971 / 作家・ジャーナリスト

スウェーデンの作家・ジャーナリスト。社会史に関する緻密な研究で知られ、2018年に『Svälten. Hungeråren som formade Sverige』でオーガスト賞(ノンフィクション)を受賞した。

エマ・アドボーゲ えま・あどぼーげ 受賞
Gropen

学校の裏にある穴場の遊び場「Gropen」をめぐり、子どもたちの想像力と大人の安全志向がぶつかる絵本。子どもの声に寄り添ったユーモラスな語りと絵で、遊びの自由、危険との付き合い方、大人に決められすぎない世界を描く。

大人が嫌う場所ほど、子どもたちには世界を広げる秘密の王国になる。

32ページ
絵本遊び子どもの視点想像力大人と子ども
作家・イラストレーター

スウェーデンの絵本作家・イラストレーター。日常の中の小さな出来事を温かく描く作風で知られ、2018年に児童書『Gropen』でオーガスト賞を受賞した。

ヨハネス・アニュル よはねす・あにゅる 受賞
De kommer att drunkna i sina mödrars tårar

Johannes Anyuruによる『De kommer att drunkna i sina mödrars tårar』。物語や記憶を軸に、社会まで射程に入れる小説。

物語のなかで、記憶が立ち上がる。

物語記憶社会文学
1979 / 詩人・作家

スウェーデンの詩人・作家。詩的な言語と強い社会的視座を持つ作風で知られ、2017年に『De kommer att drunkna i sina mödrars tårar』でオーガスト賞を受賞した。

ファティマ・ブレマー ふぁてぃま・ぶれまー 受賞
Ett jävla solsken: En biografi om Ester Blenda Nordström

Fatima Bremmerによる『Ett jävla solsken: En biografi om Ester Blenda Nordström』。女性やJournalistsを軸に、Swedish Authorsまで射程に入れる評伝。

女性のなかで、Journalistsが立ち上がる。

女性JournalistsSwedish AuthorsSweden
1977 / 作家・ジャーナリスト

スウェーデンの作家・ジャーナリスト。伝記的ノンフィクションで注目され、2017年に『Ett jävla solsken』でオーガスト賞(ノンフィクション)を受賞した。

サラ・ルンドベリ さら・るんどべり 受賞
Fågeln i mig flyger vart den vill

Sara Lundbergによる『Fågeln i mig flyger vart den vill』。物語や記憶を軸に、社会まで射程に入れる小説。

物語のなかで、記憶が立ち上がる。

物語記憶社会文学
作家・イラストレーター

児童文学作家・イラストレーター。詩的かつ想像力豊かな絵本表現で知られ、2017年に『Fågeln i mig flyger vart den vill』で児童文学部門のオーガスト賞を受賞した。

リーナ・ウォルフ りーな・うぉるふ 受賞
De polyglotta älskarna

多言語的な語りと複数の視点を用い、愛と支配、性的関係や文化差を描き出す長編。言語とアイデンティティが物語の中心を成す。

言語アイデンティティ
1973 / 作家・小説家

スウェーデンの作家。多様な語り口と強い文体で注目され、2016年に『De polyglotta älskarna』でオーガスト賞を受賞した。

ニナ・バートン にな・ばーとん 受賞
Gutenberggalaxens nova. En essäberättelse om Erasmus av Rotterdam, humanismen och 1500-talets medierevolution

ルネサンス期の人文主義や印刷革命をめぐるエッセイ。エラスムスらの思想と16世紀のメディア変革が近代に与えた影響を示す学術的かつ随筆的な作品。

歴史人文主義印刷史
1946 / 作家・ノンフィクション作家

スウェーデンのエッセイスト・作家。思想史や文化史に関する深い考察で知られ、2016年に『Gutenberggalaxens nova』でオーガスト賞を受賞した。

アン=ヘレーン・ラエスタディウス あん=へれーん・らえすたでぃうす 受賞
Tio över ett

友情と成長を描く児童小説。コミュニティの中で起きる出来事を通して、若者の内面の変化と連帯が描かれる。

児童文学成長友情
作家

サーミの背景を持つ児童文学作家。地域やアイデンティティをテーマにした作品で知られ、2016年に『Tio över ett』で児童文学部門のオーガスト賞を受賞した。

ヨーナス・ハッセン・ケミリ よーなす・はっせん・けみり 受賞
Allt jag inte minns

記憶の断片とその喪失を中心に据え、過去の出来事を多角的に再構築する小説。個人の物語と社会的文脈を交差させながら、真実の多層性を示す。

記憶アイデンティティ家族
1978 / 作家・劇作家

スウェーデンの作家・劇作家。言語やアイデンティティを鋭く扱う作風で知られ、2015年に『Allt jag inte minns』でオーガスト賞を受賞した。

カリン・ボイス かりん・ぼいす 受賞
Min europeiska familj. De senaste 54 000 åren

遺伝学的データと歴史を結びつけ、過去5万年以上のヨーロッパにおける人々の移動とつながりを科学的に解き明かすノンフィクション。遺伝と文化の関係を探る。

遺伝学人類史科学
1959 / 科学ジャーナリスト

科学分野のジャーナリスト。遺伝学と歴史を結びつけた著作で知られ、2015年に『Min europeiska familj. De senaste 54 000 åren』でオーガスト賞(ノンフィクション)を受賞した。

ジェシカ・シェファウエル じぇしか・しぇふぁうえる 受賞
När hundarna kommer

成長と喪失、友情を扱うYA小説。現代社会の問題を背景に若者の視点で語られる、鋭い心理描写が特徴の作品。

思春期成長社会問題
作家

児童・ヤングアダルト向け作家。2015年に『När hundarna kommer』で児童文学部門のオーガスト賞を受賞した。

クリスティナ・サンドベリ くりすてぃな・さんどべり 受賞
Liv till varje pris

家事や日々の営みの細部を通じて、一人の女性の人生と時代を描く物語。日常の積み重ねが浮かび上がらせる社会的制約や個の抵抗を丁寧に描写する。

家庭ジェンダー社会史
1971 / 作家・小説家

スウェーデンの小説家。日常の細部を通じて女性の生涯を描く作風で知られ、2014年に『Liv till varje pris』でオーガスト賞を受賞した。

ラース・レリン らーす・れりん 受賞
Naturlära

自然観察と個人的な視点を織り交ぜたエッセイ風の作品。絵と文章を通じて風景や人間性を深く探り、自然に対する新たな視座を示す。

自然芸術エッセイ
1954 / 作家・画家

スウェーデンの画家で作家。絵と文章を組み合わせた表現で知られ、視覚とテキストが交差する作品で2014年にオーガスト賞を受賞した。

ヤコブ・ヴェゲリウス やこぶ・ゔぇげりうす 受賞
Mördarens apa

動物との関わりや友情、冒険を通じて人間性を問う児童書。ユーモアと緊張感を併せ持つ物語構成が特徴。

児童文学冒険友情
作家・イラストレーター

児童文学作家・イラストレーター。冒険と人間ドラマを絡めた物語で知られ、児童書『Mördarens apa(邦題『The Murderer's Ape』など)』で2014年に受賞した。

レナ・アンデルソン れな・あんでるそん 受賞
Egenmäktigt förfarande – en roman om kärlek

恋愛と自己欺瞞、そして相手に理解されたいという欲望をめぐる小説。理性と感情がぶつかり合うなかで、執着と権力の構図が浮かび上がる。

理性的な言葉の裏で、恋愛はゆっくりと人を支配する。

205ページ
小説恋愛自己欺瞞執着
1970 / 作家・批評家

スウェーデンの作家。恋愛と権力関係を鋭く描く作家として知られ、2013年に『Egenmäktigt förfarande – en roman om kärlek』でオーガスト賞を受賞した。

ベア・ウースマ べあ・うーすま 受賞
Expeditionen. Min kärlekshistoria

北極探検隊にまつわる悲劇を科学的に再検証し、過去の事件の謎を現代の視点で解き明かすノンフィクション。個人的情熱と学術的検証が融合する。

北極探検の謎を、著者自身の調査で追い直す。

313ページ
探検史科学歴史
1966 / 医師・作家

医師であり作家。歴史的探検の謎を科学的手法で追うスタイルで知られ、2013年に『Expeditionen. Min kärlekshistoria』でオーガスト賞を受賞した。

エレン・カールソン えれん・かーるそん 受賞
Snöret, fågeln och jag

詩的でやさしい語り口の絵本。小さな日常や想像力を通して子どもの感情を豊かに表現する作品。

Selma の夏休みと、心の中の小鳥をめぐる物語。

117ページ
児童文学想像力絵本
作家

児童文学の作家。絵本作品で高い評価を受け、2013年に『Snöret, fågeln och jag』で受賞した。

エヴァ・リンドストローム えゔぁ・りんどすとろーむ 受賞
Snöret, fågeln och jag

詩的でやさしい語り口の絵本。小さな日常や想像力を通して子どもの感情を豊かに表現する作品。

Selma の夏休みと、心の中の小鳥をめぐる物語。

117ページ
児童文学想像力絵本
イラストレーター・作家

スウェーデンの絵本作家・イラストレーター。独特の絵柄と語り口で子どもの世界を描き、共作『Snöret, fågeln och jag』で2013年に受賞した。

ヨーラン・ローセンベルク よーらん・ろーせんべるく 受賞
Ett kort uppehåll på vägen från Auschwitz

ホロコーストを生き延びた父の歩みをたどりながら、戦後スウェーデンでの記憶と喪失を見つめる、きわめて個人的な回想録。

父の生の軌跡をたどることで、歴史の重さが立ち上がる。

289ページ
回想録ホロコースト家族スウェーデン
1948 / 作家・ジャーナリスト

スウェーデンのジャーナリスト・作家。家族史とホロコーストの記憶を丁寧に掘り下げたノンフィクションで高い評価を得ている。

イングリッド・カールベリ いんぐりっど・かーるべり 受賞
Det står ett rum här och väntar på dig – Berättelsen om Raoul Wallenberg

ラウル・ワレンバーグの生涯を、ユダヤ人救出の歴史とともにたどる大部の伝記。個人の決断が、戦時下の運命をどう変えたかを描く。

ひとりの外交官の選択が、無数の命を左右した。

784ページ
伝記ホロコースト外交官救出
1961 / ジャーナリスト・作家

スウェーデンのジャーナリスト。ラウル・ワレンベルクの伝記で知られ、史料に基づいた厳密な記述で評価されている。

ニナ・ウルマヤ にな・うるまや 受賞
ABC å allt om D

文字や書体、読みやすさの仕組みを、図や遊び心を交えて紹介する大型の絵本的な図鑑。アルファベットの歴史と機能を、子どもにも大人にもわかる形で伝える。

アルファベットの世界を、遊びながら学べる。

199ページ
図鑑文字デザイン子ども向け

児童・ヤングアダルト分野の作家。『ABC å allt om D』で2012年に児童文学部門を受賞した。

トマス・バンネルヘード とます・ばんねるへーど 受賞
Korparna

農村で育つ少年の視点から、土地と家族、孤独と成長を描く重厚な小説。自然描写と内面の葛藤が丁寧に交差する。

農村の家族と成長を描く重厚な長編。

329ページ
成長小説自然家族
1966 / 小説家

スウェーデンの小説家。農村や自然を繊細に描き、個人の成長と土地との関係をテーマにした『Korparna』で2011年にオーガスト賞を受賞した。

エリザベート・オースブリンク えりざべーと・おーすぶりんく 受賞
Och i Wienerwald står träden kvar

ホロコースト前夜のウィーンを、1人の少年に宛てた家族の手紙からたどる歴史ノンフィクション。私的な記録を通して時代の圧力が浮かび上がる。

家族の手紙でたどるウィーンと分断の歴史。

329ページ
ホロコースト家族史手紙記憶
1965 / 作家・ジャーナリスト

スウェーデンの作家・ジャーナリスト。個人史と歴史的事件の交錯を描くノンフィクションで評価され、2011年に『Och i Wienerwald står träden kvar』でオーガスト賞を受賞した。

ジェシカ・シェファウエル じぇしか・しぇふぁうえる 受賞
Pojkarna

四人の少女が、体や自己像の変化、周囲からの圧力と向き合うなかで、夜ごと少年に変身する力を得る物語。

少女たちが夜ごと少年に変わる、鋭い青春小説。

248ページ
ジェンダー成長友情変身
作家

スウェーデンの作家。若者の内面や社会問題を扱う作品で知られ、2011年に児童・ヤングアダルト作品『Pojkarna』でオーガスト賞を受賞した。

シグリド・コンビューヒェン しぐりど・こんびゅーひぇん 受賞
Spill. En damroman

第二次世界大戦下の逃避行と、二人の女性の運命を重ねた歴史小説。移動と生存の物語が、重くも美しい筆致で進む。

逃避の途中で、二人の人生が静かに交差する。

450ページ
歴史小説戦争亡命女性たち
1942 / 小説家・作家

スウェーデンの作家。記憶や語りを主題にした作品群で知られ、2010年に小説『Spill. En damroman』でオーガスト賞を受賞した。

イヴォンヌ・ヒルドマン いゔぉんぬ・ひるどまん 受賞
Den röda grevinnan

著者の母の人生をたどりながら、20世紀ヨーロッパの激動を写す伝記。革命、亡命、結婚、戦争が一人の女性史として結ばれる。

ひとりの母親の来歴が、そのままヨーロッパ史になる。

396ページ
伝記20世紀史亡命家族史
1943 / 歴史学者・作家

スウェーデンの歴史学者・研究者。ジェンダー史の分野で著名で、伝記的ノンフィクション『Den röda grevinnan』で2010年にオーガスト賞を受賞した。

ジェニー・イェーガーフェルト じぇにー・いぇーがーふぇると 受賞
Här ligger jag och blöder

思春期の少女マヤが、家族の不在や身体の痛みを抱えながら、自分の居場所を探すヤングアダルト小説。ユーモアの中に鋭い孤独がある。

傷だらけの毎日が、少しずつ自分の輪郭を作っていく。

251ページ
ヤングアダルト家族身体思春期
作家

スウェーデンの作家。思春期を描いた作品で知られ、2010年にヤングアダルト作品『Här ligger jag och blöder』で児童・ヤングアダルト部門のオーガスト賞を受賞した。

スティーブ・セム=サンドベリ すてぃーぶ・せむ=さんどべり 受賞
De fattiga i Łódź

De fattiga i Łódź は、ロッジの貧困と歴史の影 を通して 小説 としての読み応えを示す作品。

ロッジの貧困と歴史の影 を軸に、静かな余韻を残す。

歴史小説ロッジ貧困都市史
1958 / 作家・小説家

スウェーデンの作家。歴史と記憶を題材にした長編で知られ、ユダヤ人ゲットーを描いた『De fattiga i Łódź』で2009年にオーガスト賞を受賞した。

ブルータス・エストリング ぶるーたす・えすとりんぐ 受賞
Att överleva dagen

Att överleva dagen は、日々を生き延びることの意味 を通して 文学作品 としての読み応えを示す作品。

日々を生き延びることの意味 を軸に、静かな余韻を残す。

日常観察生存時間
1958 / 作家

スウェーデンの著述家。Susanne Åkessonと共著したノンフィクションで2009年にオーガスト賞を受賞している。

スザンネ・オーケッソン すざんね・おーけっそん 受賞
Att överleva dagen

Att överleva dagen は、日々を生き延びることの意味 を通して 文学作品 としての読み応えを示す作品。

日々を生き延びることの意味 を軸に、静かな余韻を残す。

日常観察生存時間
1964 / 生物学者・研究者

生態学を専門とする研究者。Brutus Östlingと共著のノンフィクションで2009年にオーガスト賞を受賞した。

イルヴァ・カールソン いるゔぁ・かーるそん 受賞
Skriv om och om igen

Skriv om och om igen は、書くこととやり直し を通して 児童文学 としての読み応えを示す作品。

書くこととやり直し を軸に、静かな余韻を残す。

児童文学創作やり直し言葉
児童文学作家

スウェーデンの児童文学作家。共著による児童書『Skriv om och om igen』で2009年に児童・ヤングアダルト部門のオーガスト賞を受賞。

カタリーナ・クイック かたりーな・くいっく 受賞
Skriv om och om igen

Skriv om och om igen は、書くこととやり直し を通して 児童文学 としての読み応えを示す作品。

書くこととやり直し を軸に、静かな余韻を残す。

児童文学創作やり直し言葉

児童書の共著者の一人。『Skriv om och om igen』の共作者として2009年にオーガスト賞を受賞。

サラ・ルンドベリ さら・るんどべり 受賞
Skriv om och om igen

Skriv om och om igen は、書くこととやり直し を通して 児童文学 としての読み応えを示す作品。

書くこととやり直し を軸に、静かな余韻を残す。

児童文学創作やり直し言葉
作家・イラストレーター

スウェーデンの作家・イラストレーター。児童書の共著で2009年にオーガスト賞(児童・ヤングアダルト)を受賞。

リリアン・ベックマン りりあん・べっくまん 受賞
Skriv om och om igen

Skriv om och om igen は、書くこととやり直し を通して 児童文学 としての読み応えを示す作品。

書くこととやり直し を軸に、静かな余韻を残す。

児童文学創作やり直し言葉

児童書の共著者の一人。『Skriv om och om igen』で2009年に受賞。

ペール・オロフ・エンクヴィスト ぺーる・おろふ・えんくゔぃすと 受賞
別の人生 (Ett annat liv)

若い頃から作家になるまでの道のりを、記憶の断片とともにたどる回想録。病気、家族、政治、文学への執着が重なり、ひとつの人生を掘り起こすように読ませる。

記憶をたどるほど、人生の輪郭が濃くなる。

608ページ
回想録記憶文学家族政治
1934 / 作家・劇作家

長年にわたり多面的な文学活動を続けてきたスウェーデンの作家。歴史や個人の運命を題材にした作品で知られる。

ポール・ダンカン ぽーる・だんかん 受賞
Regi Bergman

イングマール・ベルイマンの演出と人生を、大量の写真と証言でたどる大判のビジュアル伝記。映画史だけでなく、舞台や私生活まで含めて人物像を立体的に見せる。

写真が、そのままベルイマンの年代記になる。

591ページ
映画伝記写真演出ベルイマン
1964 / 作家・映画研究者

映画・映像に関する書籍を手がける研究者・著述家(情報は限定的)。映像表現や映画監督の仕事を分析する著作で知られる。

ベングト・ワンセリウス べんぐと・わんせりうす 受賞
Regi Bergman

ベルイマン作品を支えた写真家の視点から、撮影現場と個人史を重ねて見せる写真書。映画の記憶が、印象的な静止画像の連なりとして立ち上がる。

一枚ごとの写真が、映画の裏側を語る。

591ページ
映画写真集ベルイマン資料視覚文化
1944 / ジャーナリスト・研究者

映画や文化に関する執筆・研究を行う人物。共著でベルイマン研究に貢献した。

ヤコブ・ヴェーゲリウス やこぶ・ゔぇーげりうす 受賞
サリー・ジョーンズの伝説 (Legenden om Sally Jones)

言葉を失ったゴリラのサリー・ジョーンズが、航海と別れをくぐり抜けながら世界を旅する冒険譚。異国感のある風景と、静かな感情の積み重ねが大きな余韻を残す。

旅の先で、サリー・ジョーンズは何を見るのか。

448ページ
冒険児童文学友情孤独
児童書作家・イラストレーター

児童書の作家兼イラストレーター。緻密な絵と大人も楽しめる物語性を持つ作品で知られる。

カール=ヘニング・ヴィークマルク かーる=へんにんぐ・うぃーくまるく 受賞
夜の到来 (Stundande natten)

死に向かう人々が集う病棟を舞台に、老いと終末、記憶を静かに見つめる長編。抑制された文体の中に、人生の最後をどう受け止めるかという問いが深く沈んでいる。

終わりを待つ時間の中で、人は何を見つめ直すのか。

157ページ
老い記憶病院終末
1934 / 作家

人生の終局や人間の存在を静かに見つめる文学作品で知られる長老世代の作家。深い洞察と簡潔な筆致が特色。

ベングト・ヤングフェルト べんぐと・やんぐふぇると 受賞
命を賭けて (Med livet som insats)

マヤコフスキーの生涯を中心に、革命後ロシアの文化と政治の交差を追う評伝。綿密な調査に基づき、詩人の情熱と時代の暴力が互いをどう形づくったかを描き出す。

詩人の生涯を通して、革命期ロシアの熱と暗さが立ち上がる。

592ページ
評伝ロシア文学革命文化史
1948 / 伝記作家・評論家

伝記や文化史に関する著作を手がける作家・評論家。個人史を通じて時代を読み解くことに定評がある。

スヴェン・ノードクヴィスト すゔぇん・のーどくゔぃすと 受賞
Var är min syster? (Where's My Sister?)

見開きごとに兄妹の距離感が変わる、静かな探索絵本。奇妙な風景の中で探す楽しさと、見つけたときの喜びが同時に立ち上がる。

ページのすみずみに、探す楽しさが隠れている。

32ページ
絵本探索兄妹視覚遊びユーモア
絵本作家・イラストレーター

ユーモアと細密な絵で知られる児童書作家。『Pettson and Findus(ペットソンとフィンダス)』シリーズなどで国際的にも知られる。

スサンナ・アラコスキ すさんな・あらこすき 受賞
Svinalängorna

貧困と家庭内のアルコール問題を背景に、移民家庭で育つ少女の視点から社会の不安定さを描く。ユーモアをはさみながらも、子どもの生存と尊厳をめぐる痛切な現実が前景化する。

笑いの奥で、子どもたちの暮らしは静かに崩れていく。

259ページ
家族貧困移民児童期社会問題
1962 / 小説家

移民や貧困など社会的周縁を題材にした作品で知られる作家。社会問題に鋭い視点を持つ。

セシリア・リンドクヴィスト せしりあ・りんどくゔぃすと 受賞
Qin

中国の琴「qin」を軸に、楽器の歴史と中国文化の奥行きをたどるノンフィクション。著者自身の旅と学びを通して、音楽、儀礼、知識人文化の結びつきを立体的に描く。

ひとつの楽器を通して、中国文化の深層が見えてくる。

272ページ
中国文化音楽楽器史旅行記ノンフィクション
1932 / 中国学者・著述家

中国研究の第一人者。中国語・中国文化の紹介や漢字研究などで知られる学者兼作家。

ペール・ニルソン ぺーる・にるそん 受賞
Svenne

政治的緊張と暴力の広がる社会で、名をきっかけに巻き込まれていく少年の逃走劇を描くヤングアダルト小説。集団心理や操作される言説の怖さを、息の詰まる展開の中で浮かび上がらせる。

名前ひとつで、少年の日常は政治の渦に飲み込まれる。

286ページ
ヤングアダルト政治暴力逃走社会批評
児童文学作家

YAや児童文学で活躍する作家。若者の心情を繊細に描く作風が評価されている。

モニカ・ファーゲルホルム もにか・ふぁーげるほるむ 受賞
アメリカの少女 (Den amerikanska flickan)

一九七〇年代のフィンランドで、周囲との距離感と個人的な欲望のあいだを揺れる少女を描く。大人びた空気のなかで、居場所を探す感覚が静かに積み重なる。

少女の視線が、世界の輪郭を少しずつ変える。

少女フィンランド自己形成家族
1961 / 作家

フィンランド系のスウェーデン語作家。青春期や文化的アイデンティティを繊細に描く作風で知られる。

レナ・アイーンホルン れな・あいーんほるん 受賞
ニナの旅 (Ninas resa)

ワルシャワ・ゲットーからの生還をめぐる実話を、娘の語りでたどる。迫害の記憶と生き延びることの重みが、簡潔な言葉のなかで立ち上がる。

生き延びた家族の記憶を、静かにたどる。

記憶ホロコースト家族ノンフィクション
1954 / 作家・映画監督

作家で映画監督。ドキュメンタリー的視点を含むノンフィクションで知られる。

ボー・R・ホルムベリ ぼー・あーる・ほるむべり 受賞
Eddie Bolander & jag

父の不在と再会への予感をめぐって、少年 Steve の思考と感情がゆっくりほどけていく。文章と絵が一体になった、抑制のきいた成長物語。

会っていない父が、突然、現在形になる。

家族父と子成長グラフィック的表現
カタリナ・ストレームゴールド かたりな・すとれーむがーど 受賞
Eddie Bolander & jag

父の不在と再会への予感をめぐって、少年 Steve の思考と感情がゆっくりほどけていく。文章と絵が一体になった、抑制のきいた成長物語。

会っていない父が、突然、現在形になる。

家族父と子成長グラフィック的表現
ベングト・オールション べんぐと・おーるしょん 受賞
グレゴリウス (Gregorius)

『ドクター・グラス』の人物像を引き継ぎながら、牧師 Gregorius の内面と倫理の歪みを新しい角度から描き直す。歴史小説でありつつ、自己欺瞞と欲望の物語としても読める。

牧師のひと夏が、別の顔を見せる。

歴史小説自己欺瞞欲望再解釈
1963 / 小説家

文学的で心理的な深掘りを行う作家。人物の内面に踏み込む鋭い描写が特徴。

スヴェルカー・セールリン すゔぇるかー・せーるりん 受賞
ヨーロッパ思想史 1492–1918 (Europas idéhistoria 1492–1918: Världens ordning och Mörkret i människan)

1492年から1918年までのヨーロッパ思想史を、大きな流れと個々の思想家の往復でたどる。自然、社会、人間観の変化を二巻構成の後半としてまとめ上げる。

思想史の長い時間を、一冊で見渡す。

思想史ヨーロッパ史近代学術書
1956 / 歴史学者・思想史研究者

環境史や知の歴史に関する研究で知られる学者。広範な歴史的視点から近代思想を読み解く。

カタリーナ・キーエリ かたりーな・きーえり 受賞
Dansar Elias? Nej! (エリアスは踊る?いいえ!)

都会の外側にいる少年エリアスの不安や想像を、ユーモアと静かな緊張感のある筆致で描く。子どもの世界の小さな誇張と不安が、やさしく掬い取られる。

エリアスの不安が、少しずつ輪郭を持つ。

児童文学不安ユーモア成長
児童文学作家

児童文学・YAで活躍する作家。子どもの視点を大切にした語りが特徴。

ケルスティン・エクマン けるすてぃん・えくまん 受賞
スクラッチくじ (Skraplotter)

日常の偶然や選択が登場人物たちの人生にどう影響するかを描く群像的な作品。小さな出来事や人間関係の綾を通じて、北欧的な静謐さと緊張感を併せ持った物語を展開する。

小さな偶然が人生を変えていく。

群像劇日常の偶然人間描写
1933 / 作家

長年にわたり北欧文学で高い評価を受けてきた作家。自然と人間の関係、社会の奥行きを繊細に描くことが多い。

ニルス・ウッデンベルク にるす・うっでんべるく 受賞
Idéer om livet

生命や存在に関する思想的・科学的な視点を織り交ぜた論考・エッセイ集。生と倫理について多角的に考察する内容を含む。

生と倫理をめぐる考察をまとめた一冊。

生命論思想随想
ヨハンナ・ティュデル よはんな・てゅでる 受賞
天井に星が輝くとき (I taket lyser stjärnorna)

母親の病や家族の困難に直面する少女の成長を描いたYA小説。悲しみや孤独、友情を繊細な筆致で描写し、多くの若い読者の共感を呼んだ。

病と孤独のなかで成長する少女の物語。

YA思春期の葛藤家族と喪失
作家

若者向けの感受性豊かな作品で知られる作家。思春期の葛藤や家族の問題を繊細に描く。

カールヨハン・ヴァルグレン かーるよはん・ゔぁるぐれん 受賞
驚くべき愛の物語 (Den vidunderliga kärlekens historia)

奇怪な境遇を持つ主人公を中心に、愛と孤独、社会の周縁に生きる人々の物語を幻想的かつ時に暴力的な筆致で描く長編。異様さと共感が混じり合う叙事が特徴。

異様さと共感が交差する愛の物語。

幻想文学愛と孤独社会の周縁
1964 / 作家

幻想的でダークな要素を含む物語性の高い小説を手がける作家。独特のイメージと語り口で評価される。

ラース=オロフ・ラーション らーす=おろふ・らーっしょん 受賞
グスタフ・ヴァーサ ― 国父か暴君か? (Gustav Vasa – landsfader eller tyrann?)

グスタフ・ヴァーサの統治と評価を再検討する歴史研究。王の業績と専制性の両面を比較・分析し、国史における評価の揺らぎを明らかにする。

国父か暴君かを問い直す歴史研究。

歴史研究君主制スウェーデン史
1934 / 歴史学者

歴史研究者。スウェーデンの近世史や王制に関する研究を行っている(情報は断片的)。

ウルフ・ニルソン / アンナ=クララ・ティドホルム うるふ・にるそん / あんな=くらら・てぃどほるむ 受賞
Adjö, herr Muffin

死別や別れといったテーマをやさしく扱う児童向け作品。別れを受け入れる過程を子どもにわかりやすく伝える絵本・物語として評価された。

別れをやさしく受け止めるための物語。

児童文学死と別れ感情教育
絵本作家(両者)

ウルフ・ニルソンは児童文学作家、アンナ=クララ・ティドホルムは絵本作家・イラストレーターとして共作で知られる。子どもの感情に寄り添う作品が多い。

トルビョルン・フリュート とるびょるん・ふりゅーと 受賞
アンダードッグ (Underdog)

労働者階級の家庭を背景に、家族崩壊と個人の再生を描く社会派小説。時代の変化が個々の運命にどのように影響するかを繊細な心理描写で描き出す。

労働者階級の家族が、崩れながら立ち直ろうとする。

社会小説家族成長と再生
1964 / 小説家

都市や労働者階級を題材にした社会派の小説で知られる作家。人間の孤独や再生を冷静な視点で描く。

ハンス・ハンマルスキョルド はんす・はんまるすきょるど 受賞
記憶の小道 (Minnets stigar)

記憶と歴史をめぐるエッセイや随想を収めた作品。個人と集団の記憶、文化的遺産についての考察を含む編纂的な論考集。

スウェーデンの墓地をめぐり、記憶の意味をたどる。

記憶随筆文化史
1925

(情報は限られる)編集や追想に関わる仕事で知られる人物。共著として『Minnets stigar』で受賞に関与。

アニータ・セオレル あにーた・せおれる 受賞
記憶の小道 (Minnets stigar)

記憶と歴史に関する論考やエッセイを集めた作品。個人的な証言や文化的記憶の継承をテーマに含む。

スウェーデンの墓地をめぐり、記憶の意味をたどる。

記憶随想文化研究
ペール・ヴェーストベリ ぺーる・ゔぇーすとべり 受賞
記憶の小道 (Minnets stigar)

歴史や個人的記憶をめぐる論考集。文化的・個人的な記憶の意義を多角的に扱う編集的著作。

スウェーデンの墓地をめぐり、記憶の意味をたどる。

記憶文化論随筆
1933 / 作家・評論家

作家であり評論家。幅広い文学活動と編集・文化論で知られる人物。共著として記憶に関する編著で受賞に連なる。

サラ・カデフォース さら・かでふぉーす 受賞
Sandor slash Ida (Are U 4 Real?)

十代の男女の視点を交互に描き、思春期の恋や性的目覚め、自己認識を率直に描写するYA小説。若者のアイデンティティと関係性を生々しく描くことで広く支持された。

孤独な二人の十代が、チャットの向こうで出会う。

YA思春期の葛藤恋とアイデンティティ
作家

若者向け小説で知られるスウェーデンの作家。率直で現代的な視点の物語を得意とする。

ミカエル・ニーミ みかえる・にーみ 受賞
ヴィットゥラのポピュラー音楽 (Populärmusik från Vittula)

北スウェーデンの小さな町ヴィットゥラを舞台に、少年期の友情、音楽、性への目覚めをユーモラスかつ温かく描く成長小説。方言と土地の風習を織り込み、地方の生活感を鮮やかに活写する作品。

北スウェーデンの夏と音楽が、少年たちの自画像をつくる。

成長小説地域文化音楽と青春
1951 / 作家

北スウェーデンの地域性や方言を生かした作風で知られる作家。郷土色豊かな語り口とユーモアを交えた青春描写が特徴。

ディック・ハリソン でぃっく・はりそん 受賞
大いなる死 (Stora döden)

14世紀のペスト(黒死病)を軸に、疫病が中世社会の構造・経済・文化に及ぼした影響を史料に基づいて詳細に分析する歴史ノンフィクション。疫病史の視点から社会変容を描き出す。

ヨーロッパを襲った黒死病を、大きな歴史として読む。

歴史疫病史中世ヨーロッパ
1966 / 歴史学者

中世史や疫病史を専門とする歴史学者。史料に基づいた冷静な分析で、疾病が社会に与える影響を広く考察する。

ピーヤ・リンデンバウム ぴーや・りんでんばうむ 受賞
Gittan och gråvargarna

主人公ギッタンと灰色のオオカミたちとの出会いや冒険を通して、勇気や友情を描く児童絵本。親しみやすい絵と簡潔な語りで子どもに寄り添う作品。

迷子になったギッタンが、灰色のオオカミたちと出会う。

児童文学友情冒険
絵本作家・イラストレーター

スウェーデンの絵本作家・イラストレーター。温かくユーモアある絵柄と子どもの心理に寄り添う物語で広く知られる。

ペール・オロフ・エンクヴィスト ぺーる・おろふ・えんくゔぃすと 受賞
王室医師の訪問 (Livläkarens besök)

18世紀後半のデンマーク宮廷を舞台に、宮廷医が巻き込まれる政治的陰謀、恋愛、裏切りを描いた歴史小説。史実を下敷きにした緻密な人物描写と政治的な駆け引きにより、個人の運命と権力の残酷さが立ち上がる作品。

王室医師ストルーエンセをめぐる権力劇。

歴史小説宮廷政治権力と個人愛と裏切り
1934 / 作家・劇作家

スウェーデンの作家・劇作家。史実や政治的テーマを織り込みながら人物の心理を深く掘り下げる作品で知られる。長篇・戯曲・ノンフィクションを幅広く手がけた。

ヤン・スヴァルトヴィーク やん・すゔぁるとゔぃーく 受賞
英語 ― 島の言語、世界語、トレンドの言語 (Engelska – öspråk, världsspråk, trendspråk)

英語が島のローカル言語から世界的な共有言語へと変貌した過程を、歴史的・社会学的視点から整理・分析する。英語の普及が文化や教育、経済に与える影響と問題点を平易に論じる学術的概論。

英語の歴史と広がりを、一冊でたどる。

言語学英語史言語と社会
1931 / 言語学者

英語学・言語学の権威。英語の歴史や国際的地位、言語の社会的役割に関する著作で知られる。英語の拡大とその影響を論じた業績が評価された。

ステファン・カスタ すてふぁん・かすた 受賞
Spelar död

キムの視点から、暴力と恋が交差する。

ヨーラン トゥンストローム よーらん とぅんすとろーむ 受賞
Berömda män som varit i Sunne

小さな町Sunneにまつわる人物群像を通じて記憶や地域の歴史を描く長編。郷土への愛情と人間模様の細やかな描写が特徴。

小さな町Sunneにまつわる人物群像を通じて記憶や地域の歴史を描く長編。

郷愁群像劇記憶
1937 / 作家

郷土性と叙情性を併せ持つ作品で知られるスウェーデンの作家。家族や町の歴史を描く群像劇を得意とする。

ベングト ヤングフェルト べんぐと やんぐふぇると 受賞
Svenska vägar till S:t Petersburg
歴史文化交流
1948 / 作家、批評家

伝記や文化史に関する著作で知られる作家・研究者。詳細な人物論や文化的分析を手がける。

ヘニング マンケル へにんぐ まんける 受賞
Resan till världens ände

冒険と成長をテーマにした児童向けの物語。旅を通して登場人物が変化していく過程を描く作品。

冒険と成長をテーマにした児童向けの物語。

冒険成長児童文学
1948 / 作家、劇作家

犯罪小説で国際的に有名な作家だが、児童文学や演劇作品も多く手がける。人間描写に定評がある。

マイグル アクセルソン まいぐる あくせるそん 受賞
Aprilhäxan

家族や記憶、女性の立場をめぐる物語。登場人物の過去と現在が交錯しながら個人史を描き出す長編。

寝たきりの少女が、見えない力で家族を見つめる。

女性家族トラウマ
1947 / 作家、ジャーナリスト

社会的テーマや女性の視点を取り入れた作品で知られるスウェーデンの作家。人間の生きづらさや社会問題を描く。

スヴェン=エリク リードマン すゔぇん=えりく りーどまん 受賞
I skuggan av framtiden

近代を、思想の緊張関係から読み解く。

思想史政治
1939 / 思想史家、作家

思想史や政治思想の研究者・著述家。学問的な解説と一般向けの著述の両面で知られる。

アンニカ トール あんにか とーる 受賞
Sanning eller konsekvens

友情と勇気が、思春期の選択を試す。

児童文学
児童文学作家

児童文学作家として国際的にも評価される。若者の葛藤や歴史的背景を題材にした作品がある。

トマス トランストレーメル とます とらんすとれーめる 受賞
Sorgegondolen

喪失や記憶、音楽から喚起されるイメージを主題にした詩篇を集めた詩集。沈静で深い思索を誘う作品群。

記憶音楽
1931 / 詩人

国際的に評価の高いスウェーデンの詩人。短い凝縮されたイメージで深い精神性を表現する作風が特徴(ノーベル文学賞受賞:2011年)。

マヤ ハゲルマン まや はげるまん 受賞
Spåren av kungens män

スウェーデン史の一側面を追う歴史書。王権と人々の関わりを史料に基づき掘り下げる研究的著作。

歴史スウェーデン史
1960 / 作家、歴史研究者

歴史や文化を題材にしたノンフィクションで知られる作家。史料に基づく読み解きが評価される。

ウルフ スタルク うるふ すたるく 受賞
Min syster är en ängel

姉妹の絆や喪失、再生をテーマにした児童向け作品。やさしい語りで深い感情を描く。

喪失家族児童文学
児童文学作家

スウェーデンの児童文学作家。子どもの感情や日常を繊細に描き、多くの作品が広く読まれている。

アンナ ホーグルンド あんな ほーぐるんど 受賞
Min syster är en ängel

姉妹の絆や喪失、再生をテーマにした児童向け作品。やさしい語りで深い感情を描く。

喪失家族児童文学
イラストレーター、作家

イラストレーター兼作家として児童書を多く手がける。絵と物語で子ども向け世界を表現する。

トルニ リンドグレン とるに りんどぐれん 受賞
Hummelhonung

ヴェステルボッテンの片隅で、病に蝕まれた二人の兄弟と、そこへ身を寄せる中年女性の奇妙な共同生活を描く長編。滑稽さと不穏さ、肉体の醜さと語りの力がねじれ合う。

甘い蜂蜜の題名とは裏腹に、世界は奇妙で不穏にほどけていく。

166ページ
スウェーデン文学家族グロテスク地方小説
1938 / 小説家

北スウェーデンを拠点に活動した作家。民話や口承文学の要素を取り入れた寓話的な物語で知られる。

マリア フリンク まりあ ふりんく 受賞
Tusen år i trädgården. Från sörmländska herrgårdar och bakgårdar

ソルムランドの屋敷や庭園、農村や都市の緑地を手がかりに、スウェーデンの庭園文化の歴史をたどる実用的な文化史。庭づくり、植物、装飾、暮らしの変化を、豊富な資料とともに紹介する。

庭は何世紀もかけて形づくられた文化の記憶でもある。

302ページ
庭園史スウェーデン文化植物文化史
1954 / 研究者

庭園史や地域文化に関する著作で知られる研究者・作家。

ローズ ラーゲルクランツ ろーず らーげるくらんつ 受賞
Flickan som inte ville kyssas

ヒトラー時代のドイツを逃れたユダヤ系の若者オルゲが、収容所、プラハ、ストックホルムへとたどる歴史を背景に、少女アニーとの出会いを通して希望と記憶を描く児童・青少年向け小説。戦争と差別の記憶を、読みやすい物語の形にしている。

キスを拒んだ少女の物語は、戦争を生きのびる物語でもある。

143ページ
児童文学戦争ユダヤ史記憶
児童文学作家

子どもの視点を丁寧に描く児童文学作家。温かみのある物語で幅広い読者に支持される。

ビョルン ラネリッド びょるん らねりっど 受賞

三世代にわたる中国女性の生をたどりながら、革命、戦争、文化大革命をまたぐ20世紀中国の歴史を家族史として描く回想録。親密な証言と大きな歴史の流れが重なり合う。

三代の女性を通して、中国20世紀史を読み解く回想録。

378ページ
中国現代史家族史回想録
1949 / 作家、エッセイスト

表現豊かな文体と演説的な語り口で知られるスウェーデンの作家。人間ドラマや道徳的テーマを扱う作品が多い。

レイフ ヨンソン れいふ よんそん 受賞
Musiken i Sverige I–IV

スウェーデン音楽を通史として捉える四巻構成の大部の研究書で、制度、様式、社会背景の変化を幅広く追う。国民音楽史というより、文化史としての音楽の厚みがある。

スウェーデン音楽を四巻で読み解く、重厚な通史。

音楽史スウェーデン文化史通史
1933 / 音楽史家、学者

スウェーデン音楽史に関する大著を著した研究者。学術的かつ体系的な音楽史の記述で知られる。

ウルフ ニルソン うるふ にるそん 受賞
Mästaren och de fyra skrivarna

新約聖書の主要場面を、少年ティトゥスを軸にした物語として読みやすく再構成した作品。聖書の言葉をそのままではなく、物語の推進力として体感できる形にしている。

聖書の物語を、少年ティトゥスの視点でたどる。

256ページ
聖書物語児童文学信仰
児童文学作家

児童文学作家として広く知られ、ユーモアと温かさを持った作品で子どもたちに親しまれる。

ケルスティン エクマン けるすてぃん えくまん 受賞
Händelser vid vatten

小さな町の湖畔で起きた少年の失踪を巡る事件を軸に、過去と現在、共同体の記憶を重層的に描く長編。自然描写と人間の暗部を丹念に掘り下げる作品。

犯罪共同体記憶自然
1933 / 小説家

スウェーデンを代表する小説家。深い心理描写と社会的テーマを織り交ぜた作風で国際的にも評価される。

ペーテル エングルンド ぺーてる えんぐるんど 受賞
Ofredsår

スウェーデン帝国期を、人物と時代の両方から描く。

1957 / 歴史家、作家

歴史家であり、一般向けの歴史書やエッセイで知られる作家。精緻な史的記述と語り口が特徴。

マッツ ヴァール まっつ ゔぁーる 受賞
Vinterviken

都市を舞台にした青春小説。友情や家族、社会的背景を織り込みながら成長を描く作品として知られる。

郊外の夏に、恋と階層差がぶつかり合う。

友情成長青春社会
児童文学作家

児童・YA作品で知られる作家。現代の若者の問題や成長をリアルに描く。

ニクラス ロードストレーム にくらす ろーどすとれーむ 受賞
Medan tiden tänker på annat

祖父が時間の外に閉じ込められたように見える夏を、少年 Axel の視点でたどる小説。夏の光とユーモアのなかに、記憶と老いの不安が重なる。

夏の日々の光景が、そのまま記憶の迷路になる。

351ページ
小説幼年期記憶老い
1953 / 作家、詩人、劇作家

詩人・劇作家としても活躍するスウェーデンの作家。詩的な語りと実験的な物語構造で評価される。

グンナル ブローベリ ぐんなる ぶろーべり 受賞
Gyllene äpplen

スウェーデン思想史のテキストと図版を集めた大型アンソロジーで、複数の時代とテーマを横断して読める読本。学術的でありながら一般読者にも開かれた構成になっている。

スウェーデン思想史を、読み物として横断的にたどる。

669ページ
思想史アンソロジースウェーデン図版
1942 / 歴史家、学者

思想史・科学史などの分野で活動する研究者。一般向け歴史書でも知られる。

ペーター ポール ぺーたー ぽーる 受賞
Jag saknar dig, jag saknar dig!

友情と喪失を扱ったヤングアダルト作品。親しい友人を失った主人公の悲しみと再生を、実体験に基づいた視点で描く。

友情喪失思春期
児童文学作家

スウェーデンの児童・YA作家。若者の感情や成長を丁寧に描く著作で知られる。Kinna Giethとの共著で受賞。

キンナ ギース きんな ぎーす 受賞
Jag saknar dig, jag saknar dig!

友情と喪失を扱ったヤングアダルト作品。親しい友人を失った主人公の悲しみと再生を、実体験に基づいた視点で描く。

友情喪失思春期
作家

共著者として受賞。自身の体験を基にした作品で大きな反響を呼んだ。

スヴェン デルブラン すゔぇん でるぶらん 受賞
Livets ax

カナダの小麦地帯とスウェーデンの農場をまたぐ幼少期の記憶をたどる自伝的作品。暴力的な父との関係や、貧しさの中で育つ子どもの感情が濃く描かれる。

幼い日の記憶が、荒々しくも鮮明に立ち上がる。

233ページ
自伝幼年期家族記憶
1931 / 小説家

スウェーデンの作家。歴史や宗教、地域の伝承を取り入れた大作を多く手がけ、深いテーマ性を持つ作品で知られる。

ラース アーリン らーす あーりん 受賞
De sotarna! De sotarna!

(概要)小さな共同体や労働者の生活を通して人間の孤独や連帯、記憶を描く長編とされる。独特の文体で社会の暗部を含んだ人間群像を描写する作品。

1920年代末の少年ザカリアスの世界が、声の断片で立ち上がる。

共同体労働記憶
1915 / 小説家

20世紀のスウェーデン文学を代表する小説家の一人。人間心理や地域社会を繊細に描く作品で知られる。

セシリア リンドクヴィスト せしりあ りんどくゔぃすと 受賞
Tecknens rike

中国の文字(漢字)を中心に、その起源・発展・文化的意味を掘り下げるノンフィクション。筆跡や語源、文字が社会や思想に与えた影響を豊富な事例で示し、文字と文化の関係を読み解く。

漢字の成り立ちを、文化史としてたどる。

中国文化文字史言語と社会
1932 / 中国文化研究者、作家

スウェーデンの中国(漢字)研究者・作家。中国の文字や文化の歴史を一般向けに紹介する著作で知られ、1989年に『Tecknens rike』でAugustprisetを受賞した。