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第9回(1969年) 受賞受賞作: レギオネールたち (Legionärerna)
戦争や集団心理を主題に据えた作品で、暴力と権力の動態、個人の責任と倫理の境界を鋭く描写する。歴史的事件を背景に人間の暗部を照射する重厚な長篇である。
戦争や集団心理を主題に据えた作品で、暴力と権力の動態、個人の責任と倫理の境界を鋭く描写する。
508ページ戦争政治集団心理倫理
ペール・オロフ・エンクイスト
ペール・オロフ・エンクイスト
Per Olov Enquist
別名:
P. O. Enquist
ペンネーム:
ピーター・ハスベリ(共同執筆で使用した筆名(『Bröderna Casey』など))
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1934-09-23 (スウェーデン、ヒョッグベーレ(Skellefteå自治体、ヴェステルボッテン県))
- 死没
- 2020-04-25 (スウェーデン、ヴァックスホルム) 85歳
- 国籍
- スウェーデン人
- 言語
- スウェーデン語
- 居住地歴
- ヒョッグベーレ(出生地)、スウェーデン → デンマーク(1978–1993)
経歴
- 職業
- ジャーナリスト, 劇作家, 小説家, 脚本家
- 活動期間
- 1961年〜2020年
- 影響を受けた人物
- オーガスト・ストリンドベリ, 新聞・報道ジャーナリズムの伝統
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウプサラ大学 | — | 文学史 | — | — | スウェーデン |
ウプサラ大学
文学史
国:
スウェーデン
文学史の学位を取得
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1968 | 北欧評議会文学賞 | 『Legionärerna(レギオナールerna)』 | — | 北欧評議会 | 受賞 |
| 1988 | ドーブロウク賞 | — | — | スウェーデン・ノルウェー文学財団等 | 受賞 |
| 1997 | セルマ・ラーゲルレーヴ賞 | — | — | セルマ・ラーゲルレーヴ基金 | 受賞 |
| 1999 | オーガスト賞 | 『Livläkarens besök(Livläkarens besök/王の医師の訪問)』 | — | スウェーデン・オーガスト賞運営 | 受賞 |
| 2008 | オーガスト賞 | 『Ett annat liv(別の人生)』 | — | スウェーデン・オーガスト賞運営 | 受賞 |
| 2003 | インディペンデント外国文学賞 | 『Livläkarens besök(王の医師の訪問)』 | — | The Independent (イギリス) | 受賞 |
| 2003 | ネリー・ザックス賞 | 『Livläkarens besök(王の医師の訪問)』 | — | ネリー・ザックス賞審査団 | 受賞 |
| 2002 | フライアーノ賞 | — | — | Flaiano賞運営 | 受賞 |
| 2009 | オーストリア国家ヨーロッパ文学賞 | — | — | オーストリア政府 | 受賞 |
| 2010 | スウェーデン・アカデミー北欧賞(スウェーデン・アカデミエンの北欧賞) | — | — | スウェーデン・アカデミー | 受賞 |
| 1993 | グルドバッゲ賞(脚本賞ノミネート) | 『Il Capitano: A Swedish Requiem』 | 脚本 | スウェーデン映画学院 | ノミネート |
北欧評議会文学賞
1968
対象作品:
『Legionärerna(レギオナールerna)』
主催:
北欧評議会
結果:
受賞
ドーブロウク賞
1988
主催:
スウェーデン・ノルウェー文学財団等
結果:
受賞
セルマ・ラーゲルレーヴ賞
1997
主催:
セルマ・ラーゲルレーヴ基金
結果:
受賞
オーガスト賞
1999
対象作品:
『Livläkarens besök(Livläkarens besök/王の医師の訪問)』
主催:
スウェーデン・オーガスト賞運営
結果:
受賞
オーガスト賞
2008
対象作品:
『Ett annat liv(別の人生)』
主催:
スウェーデン・オーガスト賞運営
結果:
受賞
インディペンデント外国文学賞
2003
対象作品:
『Livläkarens besök(王の医師の訪問)』
主催:
The Independent (イギリス)
結果:
受賞
ネリー・ザックス賞
2003
対象作品:
『Livläkarens besök(王の医師の訪問)』
主催:
ネリー・ザックス賞審査団
結果:
受賞
フライアーノ賞
2002
主催:
Flaiano賞運営
結果:
受賞
オーストリア国家ヨーロッパ文学賞
2009
主催:
オーストリア政府
結果:
受賞
スウェーデン・アカデミー北欧賞(スウェーデン・アカデミエンの北欧賞)
2010
主催:
スウェーデン・アカデミー
結果:
受賞
グルドバッゲ賞(脚本賞ノミネート)
1993
対象作品:
『Il Capitano: A Swedish Requiem』
部門:
脚本
主催:
スウェーデン映画学院
結果:
ノミネート
受賞・候補エディション
北欧評議会文学賞
1回登壇
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第75回(1994年) 受賞受賞作: グランド・プライズ(個別作品なし)
受賞は個別作品ではなく、P.O.エンクイストの総合的な文学活動を称えるものである。歴史や社会を背景に人物を深く描く作品群が評価され、国際的にも高く評価された。
小説劇作歴史
Augustpriset(オーガスト賞)
2回登壇
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第11回(1999年) 受賞受賞作: 王室医師の訪問 (Livläkarens besök)
18世紀後半のデンマーク宮廷を舞台に、宮廷医が巻き込まれる政治的陰謀、恋愛、裏切りを描いた歴史小説。史実を下敷きにした緻密な人物描写と政治的な駆け引きにより、個人の運命と権力の残酷さが立ち上がる作品。
王室医師ストルーエンセをめぐる権力劇。
歴史小説宮廷政治権力と個人愛と裏切り -
第20回(2008年) 受賞受賞作: 別の人生 (Ett annat liv)
若い頃から作家になるまでの道のりを、記憶の断片とともにたどる回想録。病気、家族、政治、文学への執着が重なり、ひとつの人生を掘り起こすように読ませる。
記憶をたどるほど、人生の輪郭が濃くなる。
608ページ回想録記憶文学家族政治
プレミ・フライアーノ
1回登壇
-
第0回(2002年) 受賞
ネリー・ザックス賞
1回登壇
-
第22回(2003年) 受賞受賞作: 生涯の業績(代表作を含む)
歴史や政治と個人の関係を鋭く描く作品群により、長編小説や戯曲を通じて社会的・政治的記憶を文学的に再構成したことが評価された。作品は歴史的事象の再考を促し、異文化・国際的理解に寄与した。
歴史政治個人史社会
オーストリアの欧州文学国家賞
1回登壇
-
第44回(2009年) 受賞受賞作: 生涯業績
作品
代表作
『Kristallögat』
1961年 小説エンクイストのデビュー作。若き日の執筆活動の始まりを示す作品。
成長政治
『Legionärerna(レギオナールerna)』
1968年 ノンフィクション/歴史に基づく小説第二次世界大戦末期のスウェーデンによるバルト諸国兵士の引き渡しを題材にした作品。これにより国際的な評価を得た。
歴史的責任正義
『Livläkarens besök(王の医師の訪問)』
1999年 歴史小説(史実に基づく)デンマーク王クリスチャン7世と医師ストルーンセーの物語を通し、権力と狂気、政治的陰謀を描いた作品。国際的に高く評価され、多数の賞を受賞した。
権力精神の病歴史と個人
翻訳
- 『王の医師の訪問』
『Ett annat liv(別の人生)』
2008年 自伝エンクイストの自伝。幼少期から作家活動、私生活に至るまでを回想する作品で、オーガスト賞を受賞した。
記憶自己形成
全著作
- Kristallögat (1961)
- Färdvägen (1963)
- Magnetisörens femte vinter (1964)
- Bröderna Casey (1964) (ピーター・ハスベリ名義)
- Legionärerna (1968)
- Sekonden (1971)
- Katedralen i München (1972)
- Tribadernas natt (1975)
- Kapten Nemos bibliotek (1991)
- Bildmakarna (1998)
- Livläkarens besök (1999)
- Lewis resa (2001)
- Boken om Blanche och Marie (2004)
- Ett annat liv (2008)
- Den tredje grottans hemlighet (2010)
- Liknelseboken (2013)
翻案
- 『ペレ/勝利への旅(Pelle Erövraren)』(1987) - 脚本参加
- 『ハムスン(Hamsun)』(1996) - 脚本参加
作品の翻訳
- 『Livläkarens besök』 → 『王の医師の訪問 / The Visit of the Royal Physician』
- 『Boken om Blanche och Marie』 → 『The Book about Blanche and Marie』
作風・主題
- 文体
- 史実とフィクションを混在させるドキュメンタリー的文体ジャーナリズム的観察を取り入れた叙述
- 頻出モチーフ
- 権力とその腐敗個人と歴史の交差狂気と精神状態
健康
-
癌晩年(長期にわたる闘病)晩年は長期の病気と闘い、創作活動に影響を及ぼした
評価・遺産
エンクイストはスウェーデンを代表する作家の一人であり、歴史的事実とフィクションを融合させる作風で国際的に高く評価された。多数の文学賞を受賞し、劇作や脚本にも貢献した。
豆知識
- 若い頃は有望なアスリートで、走高跳で1.97メートルの自己記録を持っていた。
- 1964年の『Bröderna Casey』では共同執筆で「Peter Husberg」の筆名を使用。
- 1978年から1993年までデンマークに居住していた。
- 晩年は長期にわたるがんと闘い、2020年に死去。