チャンセラーズ・ゴールド・メダル
ちゃんせらーずごーるどめだる
ケンブリッジ大学の学部生を対象とした年次の英詩コンクール。1813年創設。
- Established
- 1813
- Organizer
- University of Cambridge (ケンブリッジ大学)
- Category
- Poetry and Contemporary Poetry
- Selection Method
- 公募
- Target
- Open
- Frequency
- 1 per year
- Announcement Period
- around April–June
- Status
- Active
Description
Chancellor's Gold Medalは、University of Cambridgeの学部生を対象とした年次の詩の賞(英詩)。1813年に創設され、当初はMichaelmas Term終わりに題が出され、匿名で作品を提出して翌年3月31日までに応募する規定があった。受賞者はSenate Houseで詩を朗読する栄誉を得る。近年は定められた題を用いる制度が廃止されるなど変遷があり、賞そのものは現在も“Chancellor's Medal for an English Poem”などの名義で存続している。
Prize
- Main Prize
- 大きめのメダリオン(コイン状のメダル)と、Senate Houseで詩を朗読する栄誉
- 受賞者はSenate Houseで作品を朗読する機会を得る
- メダリオンには国王像(表面)と詩的図像(裏面)があしらわれる(近現代)
- 学内での名誉と記録(受賞者リストへの掲載)
Selection
Selection Process
| Stage | Judges | Pass Rate | Announcement |
|---|---|---|---|
| 題の告知(歴史的にはMichaelmas Term終わり)/応募受付 | 不明(大学または学部が選任する審査員) | 不明 | 該当年度の審査スケジュールに従う(歴史的には翌年のCommencement前後) |
| 作品提出(匿名提出が必須) | 不明(匿名審査を行うため出品者情報とは切り離される) | 不明 | 匿名審査後、最終選考へ進める作品を決定 |
| 最終選考(審査パネルによる決定) | 大学側の選任パネル(詳細は公表されていないことが多い) | 不明 | 受賞者はSenate Houseで朗読する栄誉を与えられ、Commencement(Graduation)Day付近で発表されることが多い |
Criteria
- 詩的完成度(poetic merit)
- 独創性および表現の新しさ
- 技術的な巧みさ(韻律・構成など)
- 匿名性による公平な評価
- 歴史的には出題テーマへの準拠(近年は必ずしもセット課題は使用されない)
Application Tips
Dos
- 応募要件(University of Cambridgeの学部生であること)を事前に確認する
- 応募規程に従い匿名で提出する(歴史的に匿名提出が必須)
- 詩の完成度を高め、独創性と技術のバランスを重視する
- 提出締切(歴史的には3月末)を守る。現行の締切は主催側に確認する
Don''ts
- 自身の氏名・所属が分かる形で作品を提出しない
- 題(もし指定がある場合)に沿わない作品を提出しない(歴史的要件)
- 応募前に十分な推敲を行わず提出しない
From Judges
- 匿名提出は公平な評価のために重要である(出典:歴史的制度)
- 詩のオリジナリティと技術的熟達の両方を評価する
- 過度な装飾より明確な表現と構成を重視する審査傾向が見られる
Related Awards
- Newdigate Prize(Oxford University)
- Chancellor's Medal(Classics, English Law 等の学内表彰)
- University of Cambridge: Awards and prizes(学内の他の賞)
- 大学学内詩コンテスト・文学賞(各カレッジ主催の朗読会等)
Past Winners
作品『Sonata in orange』で2006年に受賞と記載されている。受賞当時はケンブリッジ大学の学部生による出品とされる。
作品『Hate's clitoris』で受賞。Chancellor's Gold Medalは学部生を対象とする賞であり、受賞当時はケンブリッジ大学の学生としての出品とされる。詳細はウィキペディアの個人ページ参照。
チャーチル・カレッジ在学中の受賞者。作品『Pergamon』で受賞。ウィキ記載によれば、本賞で初の非英語母語話者(first non-native speaker recipient)としての受賞者とされる。性別表記は女性(F)とされている。
ケンブリッジ大学トリニティ(Trinity)カレッジ所属の学部生。受賞作『Memory』で第80回(1989年)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
St. Edmund's(St Edmund's)カレッジ所属の学部生(女性)。受賞作は『Untitled Poem』で、第79回(1988年)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
Clareカレッジ所属の学部生(女性)。受賞作『The Sounds from the Stairs and other poems』で第78回(1985年)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
Fitzwilliamカレッジ所属の学部生。受賞作『A painting of the garden』で第77回(1984年)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
Girtonカレッジ所属の学部生(Alice Abigail Goodman)。受賞作『Four Poems』で第76回(1982年)Chancellor's Gold Medalを受賞した(女性)。
ケンブリッジ大学トリニティ(Trinity)カレッジ所属の学部生。1980年(第75回)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
ケンブリッジ大学トリニティ(Trinity)カレッジ所属の学部生(女性)。1979年(第74回)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
ケンブリッジ大学トリニティ(Trinity)カレッジ所属の学部生。1978年(第73回)Chancellor's Gold Medalの受賞者。受賞作のタイトルは資料に明記されていない。
ケンブリッジ大学キングス(King's)カレッジ所属の学部生。受賞作『Ecologies』で第72回(1977年)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
ケンブリッジ大学セント・ジョンズ(St John's)カレッジ所属の学部生。受賞作『Cadenzas』で第71回(1976年)Chancellor's Gold Medalを受賞した。
John Lawton Wilkinsonとしても知られるイギリスの詩人。Jesus College在籍時に1974年のChancellor's Gold Medalを受賞したとリストに記載される。詳細は該当人物の文献参照を推奨する。
Christ's College在籍の学生として1970年にChancellor's Gold Medalを受賞した者として記録される。経歴等の詳細情報は限られる。
Jesus College在籍の学生として1969年にChancellor's Gold Medalを受賞した人物。公開情報が限られているため、詳細な経歴は不明。
イギリスの詩人・翻訳者で、King's College在籍時に1967年のChancellor's Gold Medalを受賞した。詩や翻訳、評論で知られる文学者である。
Emmanuel College在籍の学生として1966年にChancellor's Gold Medalを受賞した人物。公開情報は限られており、詳細な経歴は確認できない。
イギリスの劇作家。St Catharine's所属の学生時代に1964年にChancellor's Gold Medalを受賞。後に政治的・社会的テーマを扱う舞台作品で広く知られる(例:The Romans in Britain など)。
『Gloriana Rediviva』は「グロリアナ」(エリザベス一世的象徴)を想起させる題材を通じて、歴史の再現や象徴の復活を詩的に探る作品であり、王権や文化的記憶、過去と現在の対話をテーマに据えた叙情的かつ象徴的な詩想が特徴とされる。
Pembroke College在籍の学生として記録される詩人。1953年に詩『Gloriana Rediviva』でChancellor's Gold Medalを受賞した。後年の経歴については断片的な資料(追悼記事等)があるが、詳細情報は限られる。
『Speed』は速度や移動、近代的生活の加速感を主題にした詩と考えられ、機械性や都市のテンポが人間の感覚や時間意識に与える影響を鋭く描写するイメージとリズムを特徴とする作品である。
Selwyn College在籍の学生として記録される受賞者。詩『Speed』で1949年にChancellor's Gold Medalを受賞した。
『The Year's to Come』は来たる年への予感や展望を主題にした詩で、戦後の不確実な時代背景を反映しつつ、季節や象徴的イメージを通して希望と不安を併せて描き出す詩的瞑想と解釈できる作品である。
Downing College在籍の学生として記録される受賞者。詩『The Year's to Come』で1948年のChancellor's Gold Medalを受賞した。
『A Londoner』は第二次世界大戦期のロンドンを背景にした詩的描写で、空襲や物資不足といった困難の断片的記憶と、日常の細部を織り交ぜて都市の喪失感と市民の連帯感を静かに表現する作品とされる。
Girton College在籍の学生。1942年に詩『A Londoner』でChancellor's Gold Medalを受賞した(リスト上は女性受賞者として記録)。詳細な経歴は公開資料が限られる。
火を象徴的に用いて破壊と創造、欲望と浄化、変容の主題を扱う詩。自然の力としての火と人間の情念が絡み合う緊張感ある描写が中心になると考えられる。
St Catharine's在学中に詩『Fire』で第60回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した学生。
偉大な人物の肖像を通じて、公共の評価と私的側面、英雄性の光と影を省察する詩。偉人像の表現を通じて道徳的・歴史的観点から人物像を問い直す内容が示唆される。
King's College在学中に詩『A Great Man』で第59回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した学生。
テムズ川を中心に、都市と自然の交差、歴史の流れ、川辺に刻まれた人々の営みと記憶を描く作品。都市風景と時間の流れを詩的に映し出すことを志向する。
King's College在学中に詩『The Thames』で第58回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した学生。
エジプトの風景や遺産を詩的イメージとして用い、古代文明と現代の対比、記憶や時間の深さを探る作品。考古学的モチーフと叙情的観察が交差する傾向がある。
Jesus College在学中に詩『Egypt』で第57回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞。後に詩作や文芸活動を行った人物である。
ヴァイキングを題材に、探検や衝突、文化接触と記憶の痕跡を詩的に描く作品。歴史的イメージを通じて人間の行動とその帰結を抒情的かつ叙事的に探る。
Girton College在学中に詩『The Vikings』で第56回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した女性学生。作品は歴史的主題を詩的に扱うことで知られる。
英国の田園風景を主題に、自然の細部や季節の移ろいを通して郷愁や土地への愛着を描く抒情詩。田園生活の静謐さと記憶の断片を詩的に紡ぐことを志向している。
King's College在学の学生で、詩『The English Countryside』により第55回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した。
ローマ時代の道や遺構を巡るイメージを通じて、歴史と記憶、時間の重なりを詩的に探る作品。古代遺産と個人的経験を交差させることで文明への省察を深める傾向がある。
Jesus College在学中、詩『The Roman Road』で第54回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞。後に詩人・伝記作家として活躍した人物である。
橋を象徴として用い、過去と現在、分断と連結、個人と社会の関係性を詩的に問いかける抒情詩。移行や繋がりをめぐる内省的な視点が特徴で、女性としての受賞の文脈も作品解釈に影響を及ぼす。
ニューンハム在学の学生で、詩『The Bridge』により第53回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞。史上初の女性受賞者として注目される。
ローマ神話(ペルセポネ/Proserpine)を題材に、季節や喪失・再生のモチーフを通して自然と人間感情の循環を象徴的に描く抒情詩であることが想定される。
トリニティ・カレッジ在学中に詩『Proserpine』で第52回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した学生。
ギリシャ神話のオレステスを題材とする詩。家族の悲劇や復讐、罪と贖い、運命的な葛藤を詩的に描き出すことを主題とし、古典悲劇の情感を詩形で表現していると推定される。
ペンブルック・カレッジ在学中に詩『Orestes』で第51回チャンセラーズ・ゴールド・メダルを受賞した学生。
『ガリポリ』は第一次世界大戦におけるガリポリの戦役を主題とし、戦場の光景や兵士の苦悩、犠牲と喪失を詩的に描写する作品であると記録されている。戦争の混乱と個人の記憶を通して、戦争の悲惨さと人間性の儚さを浮かび上がらせる内容が想定される。
ケンブリッジ大学Emmanuel所属の在学生。第50回(1926年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典に受賞題材「Gallipoli(ガリポリ)」の記載あり。
『ストーンヘンジ』はイングランド南部の巨石遺跡を題材に、時間の層や古代と現代の交差、儀礼や記憶の痕跡を詠む作品として伝えられている。遺跡を象徴として人間の文明と自然との関係、土地の記憶や神話性を掘り下げる詩的表現が特徴である。
ケンブリッジ大学Sidney Sussex所属の在学生。第49回(1925年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典に受賞題材「Stonehenge(ストーンヘンジ)」の記載あり。
『仏陀』は仏教の開祖に着目し、覚醒(悟り)・無常・慈悲といった主題を詩的に探求する作品と記録されている。西洋の視点から東洋の精神性を描写することで、個人の内面的転換や普遍的救済について静かに省察する構成が想定される。
ケンブリッジ大学Corpus Christi所属の在学生。第48回(1924年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典に受賞題材「Buddha(仏陀)」の記載あり。
『聖フランシス』はアッシジの聖フランシスの生涯と信仰を主題に据え、禁欲や自然との結びつき、慈悲の精神を詩的に表現する作品とされる。観察的な描写と宗教的省察を通じて、個人の信仰と共同体・自然との関係を描き出すことが主題である。
ケンブリッジ大学St John's所属の在学生。第47回(1923年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典では受賞題材に「St Francis of Assiss(聖フランシス)」の表記がある(表記ゆれあり)。
ケンブリッジ大学Queens所属の在学生。第46回(1922年)Chancellor's Gold Medal受賞者。資料上は受賞作題名の記載がない。
『ナポレオンの死』はナポレオンの生涯と最期を詩的に再構成し、権力の盛衰や英雄の孤独を照射する作品として記録されている。歴史的事実と想像を織り交ぜ、栄光と敗北の対比を通して個人と歴史の交差を問い直す詩的省察が中心テーマとされる。
ケンブリッジ大学Queens'所属の在学生。第45回(1921年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典に受賞題材「Death of Napoleon(ナポレオンの死)」の記載あり。
ケンブリッジ大学King's College所属の在学生。第44回(1920年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典では受賞作の題名等は記載なし。
ケンブリッジ大学所属の在学生(Non-Collegiate)。第43回(1919年)Chancellor's Gold Medal受賞者。出典では個人情報や受賞作詳細は明示されていない。
ケンブリッジ大学Corpus所属の在学生。第42回(1918年)Chancellor's Gold Medal受賞者。提供資料では受賞作の題名など詳細は記載されていない。
ケンブリッジ大学Jesus College所属の在学生。第41回(1917年)Chancellor's Gold Medal受賞者。詳細な経歴は資料に記載なし。
Selwyn College所属の学部生(受賞時)。出典リストに受賞者として記載。
Emmanuel College所属の学部生(受賞時)。出典リストに受賞者として記載。
Trinity College所属の学部生(受賞時)。出典リストに受賞者として記載。
Trinity College所属の学部生(受賞時)。同一人物が連続受賞として出典リストに記載。
Trinity College所属の学部生(受賞時)。ウィキペディアに該当ページあり。
Trinity College所属の学部生(受賞時)。出典リストに受賞者として記載。
King's College所属の学部生(受賞時)。出典リストに受賞者として記載。
トリニティ・カレッジ所属として受賞記録に記載されているが、作品の詳細は示されていない。
トリニティ・カレッジ所属として受賞記録に載る。作品タイトル等の詳細はリストに記載されていない。
King's(King’s)所属として受賞記録に載るが、詩のタイトルや詳細はリストに記載されていない。
『Ely』はイングランドのイーリー(Ely)を題材にした詩で、大聖堂や町の歴史的風景を詠む作品とされる。建築的・宗教的景観を通じて時間性や人間の存在を描く詩的断章である(原文は資料に未掲載)。
トリニティ・カレッジ所属。受賞作としてリストに『Ely』と記録されている。
マグダレーン(Magdalene)所属として受賞記録に載るが、作品タイトルなどの詳細はリストに記載されていない。
『Khartoum』はハルツーム(Khartoum)を題材とする詩題であり、史的事件や都市のイメージを通じて帝国や戦争、記憶を詠む可能性がある(原詩本文は資料に未掲載)。
トリニティ・カレッジ所属として記録される。受賞作はリストに 'Khartoum' と明記されている。
King's(キングス・カレッジ)所属として受賞記録に載る。後に経済学者として業績を残す人物である(詩での受賞としてリストに記録)。
『The Arctic Regions』は北極圏の風景と探検の過酷さを詩的に描写する作品とされる。氷原や孤立した自然の厳しさ、探検者の葛藤と勇気を対比させながら19世紀の極地探検を詠う詩である(原文は資料に未掲載)。
ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ在学中に、題『The Arctic Regions』を題材とした詩でChancellor's Gold Medalを受賞したと記録される。
『カエサルのブリテン侵攻』は古代ローマのブリテン上陸・侵攻を史詩的に描いた作品で、征服と抵抗、歴史の流転をテーマに帝国と被支配者の関係を詩的に問う。
同人物による受賞。古代史や軍事的主題を扱う詩作でも評価され、ケンブリッジ在学中に本賞を重ねて受けた記録がある。
『カブール』はアフガンの都市カブールを題材に、戦争や征服がもたらす人間的犠牲と文化的衝突を描く作品である。遠征と異郷の風土が詩情豊かに表現される。
同名の詩人による受賞作。帝国的事象や海外遠征を題材にした詩で評価された(出典の一覧に本名で複数回登場)。
『ロンドン塔』は歴史の舞台としてのロンドン塔を描き、権力や監禁、記憶の痕跡といったテーマを詩的に追跡する作品である。囚人や王室の逸話を通して都市の歴史的重層性を浮かび上がらせる。
トリニティ所属。後に聖職や宗教に関する活動を行った人物で、詩作でも評価を得ている(本賞を複数回受賞している記録がある)。
『ウェールズ公の誕生』は王室の新たな世代の誕生を主題とした祝祭的な詩で、国家的期待や王権の象徴性を扱う。歴史的文脈と民衆の反応を織り交ぜた叙述が特徴である。
ペンブローク所属。後に法学者・比較法制史の研究で著名となる人物であり、在学中に詩作で本賞を受賞した記録がある。
『北西航路探索の試み』は北極圏・北西航路の探検をテーマにした詩で、自然の過酷さと人間の冒険心、探検に伴う希望と喪失を対照的に描く。航海詩的な叙述が特徴である。
ジーザス・カレッジ所属の学生で、本賞受賞者。後に法律やジャーナリズム分野で活動したとされる人物である。
『ティンブクトゥ』はアフリカ内陸の神秘的都市を題材とし、探検と発見、異文化との遭遇を詩的に描写する作品である。探検家の視点から文明の衝突や帝国的視線への省察を含む。
トリニティ所属の学生として本賞を受賞。後にイギリスの代表的な詩人(桂冠詩人)として知られるようになる。
『ナポレオンのロシア侵攻』は1812年の遠征を題材にした歴史詩で、軍事的驕りと極寒の自然が招く悲劇を描く。戦争の虚しさや指導者の運命に対する冷徹な省察を含んでいる。
同じくトリニティ所属のクリストファー・ワーズワースによる受賞。歴史的事件を題材とした詩作で評価を得た。
『ドルイド』は古代ブリテンの宗教的指導者ドルイドを主題にした叙情詩で、自然崇拝と儀礼を通じて土地の記憶や民族的アイデンティティを探る。豊かな自然描写と歴史意識が特徴である。
トリニティ所属。後に聖職者・学者として知られる人物であり、在学中に詩作で本賞を受賞している。
セント・ジョンズ所属の学生。記録によれば後にCamberwell Collegiate Schoolの校長を務めた。受賞作の題名は出典で明示されていない。
『彫刻』は彫刻という物質的造形を媒介に、美と記憶、制作行為の倫理を詩的に問う作品である。古典的モチーフや神話的イメージを引用しつつ、形と意味・作者と鑑賞者の関係を深く掘り下げる。
ケンブリッジ大学トリニティ在学中に本賞を受賞したイギリスの作家・政治家。小説や戯曲、詩で知られ、19世紀の文壇で活動した。
古代アテネを主題とした詩で、民主主義や古典文化の起源、芸術と思想の栄光を称える作品。遺跡や歴史的人物への言及を通じて現代への教訓や文化的誇りを喚起する古典主義的表現が特徴。
詩作において機知と古典的素養を兼ね備えた作家で、ケンブリッジ時代に複数回受賞。文学的技巧と風刺性を持つ作品で知られる。
オーストララシア地域を題材にした詩。未知の風景や現地文化、植民地化の可能性とそれに伴う倫理的・歴史的問題を描写し、探検の期待と帝国的観点からの批評性を織り交ぜて表現する作品。
機知に富んだ詩風で知られるイギリスの詩人。若年期から詩壇で評価され、ケンブリッジ・トリニティ所属として複数回Chancellor's Gold Medalを受賞している。
夕暮れの情景を題材にした抒情詩。日没の光の移ろいを背景に内省や記憶、人生のはかなさを描写し、自然の静けさと人間の感情を重ね合わせて時間と存在について考察する抒情性の高い作品。
若くして学術・文筆の分野で業績を上げた人物。ケンブリッジ在学中に複数回詩での栄誉を得ている(1819年・1821年など)。後年は歴史記述や政治で著名となる。
ポンペイの遺跡と火山噴火による壊滅を主題に、歴史の無常と人間の運命を描く詩。日常の断片が災害によって永遠に刻印される様を叙述的かつ古典的に表現し、喪失と記憶の問いを深める作品。
イギリスの歴史家・政治家であり随筆家。若年期に詩作でも評価され、ケンブリッジ在学中にChancellor's Gold Medalを受賞した。後に著作や政治活動で広く知られる。
帝政期のローマと教皇領ローマという二つの側面を対比的に描く詩。政治的・軍事的栄光と宗教的権威の交錯を通じて、ローマの時間的深みと文化的矛盾、支配の形態の変化を歴史的比喩で探る作品。
古代史や文献に関心を持った学者・研究者として記録される人物。ケンブリッジ・トリニティ所属で1818年に詩作により受賞している。
エルサレムを題材とした詩。宗教的・歴史的象徴としての都市を巡礼や祈りのイメージで描き、精神的浄化や信仰の継承、聖地の時間性を詩的に探求する。古典的なイメージと個人的信仰の表現が交錯する作品。
イギリスの詩人で美術品や骨董の収集家としても知られる人物。ケンブリッジ在学中に詩で受賞し、詩作と収集活動で名を残した。
出典上1816年の受賞者として名が記録される人物。詩題や詳細な経歴、後年の活動については主要出典に明確な記述がないため不詳。
スコットランドの民族的英雄ウィリアム・ウォレスを主題とした叙事詩。戦闘や義勇の場面を通して愛国心と個人の犠牲、自由のための闘争を鮮明に描き、歴史的伝説をロマン主義的な情感で再構成する。
ケンブリッジ大学(セントジョンズ)在学中に詩で受賞した人物。受賞作は歴史的人物を題材にした叙事性の高い作品であると記録されるが、経歴詳細は出典により限られる。
古代イギリス女王ブーディカ(ボーディシア)の蜂起を主題にした叙事詩。民族の誇りと抵抗、自由への闘争を壮麗な語りで描き、戦闘の激しさと悲劇的な結末を対比させて帝国支配に抗う人々の姿を表現する。
ケンブリッジ出身の博学者で、自然哲学や科学史に貢献した人物。若年期に詩作でも評価され、大学詩の受賞歴がある。
コロンブスの航海と新世界発見を叙事詩的に描いた作品。勇気と好奇心に突き動かされる航海者の視点から荒海の描写、未知との遭遇の驚嘆、発見の栄光とその後に伴う征服や文化衝突の影を古典的な語り口で織り交ぜて表現する。
ケンブリッジ大学トリニティの学生として詩で受賞したのち、教会史や古代史を研究したイギリスの学者・聖職者。若年期に詩作の才を示した。