エンデバー賞
えんでばーしょう
太平洋北西部出身の著者による前年に出版されたSFまたはファンタジー書籍に贈られる年次文学賞。
- 創設年
- 1999
- 主催
- Oregon Science Fiction Conventions, Inc. (OSFCI)
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 不問
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 4月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Endeavour AwardはOregon Science Fiction Conventions, Inc. (OSFCI) が主管する年次賞で、米国太平洋北西部(Oregon, Washington, Idaho, British Columbia, Yukon, Alaska)出身の作家による、前年に出版された優れたサイエンス・フィクションまたはファンタジー作品に贈られる。1999年に初めて授与され、通常OryConで発表されるが、COVID-19の影響で発表形式や時期が例外的に変更されたことがある。
賞品
- 主賞品
- null
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 募集・ノミネーション | Endeavour Award Committee(OSFCI)による受付と資格確認 | null | 一次選考へ進む候補の選定 |
| 一次選考(予備選考) | 委員会メンバーによる読書・評価 | null | 最終候補リストの作成 |
| 最終選考・受賞決定 | Endeavour Award Committee が最終決定 | null | 通常はOryConで受賞作を発表(例外あり) |
選考基準
- 著者が太平洋北西部(Oregon, Washington, Idaho, British Columbia, Yukon, Alaska)出身であること(または該当地域に強い結びつきがあること)
- 対象となる作品が前年に出版されたサイエンスフィクションまたはファンタジーであること
- 文学的・ジャンル的な完成度、独創性、読みやすさなどの総合的評価
応募のヒント
推奨
- 応募資格(著者の地域・出版年)を事前に必ず確認する
- 公式サイト(OSFCI)の応募要項に従って提出物を揃える
- 出版社情報、ISBN、正式な出版日を明記する
- 締切と発表時期を確認し、余裕を持って提出する
注意
- 応募資格に合わない作品(地域や出版年を満たさないもの)を送らない
- フォーマットや提出方法の指示に従わないまま提出しない
- 未完成・校正のされていない原稿をそのまま提出しない
審査員から
- 完成度(編集・校正)の高さと物語の独創性を重視する
- 地域性は重要だが、普遍的な読み応えも評価される
- 出版社情報や入手方法が明確だと審査がスムーズになる
関連の賞
- Aurealis Award
- BSFA Award
- John W. Campbell Memorial Award for Best Science Fiction Novel
- Philip K. Dick Award
- Locus Award
- Nebula Award
- Hugo Award
- Arthur C. Clarke Award
公式情報
https://osfci.org/endeavour/過去の受賞者
Endeavour Award 第24回(2022)受賞者。受賞作は『The Bone Orchard』。受賞はOryCon 43(2023年11月)で発表された。
Endeavour Award 第23回(2021)受賞者。2021年の表彰はCOVID-19の影響で一時中止され、受賞はNorwescon 45(2023年)で発表された。受賞作は『How to Get to Apocalypse』。
Endeavour Award 第21回(2019)受賞者。受賞作は『Blood Orbit』。詳細な経歴情報は不明。
短編・中編を集めた短編集で、神話的・幻想的な世界観と旅や喪失、再生を扱う作品群を収録している。詩的な筆致でキャラクターと情景が描かれる。
アメリカのファンタジー作家。詩的で幻想的な世界描写で知られる。
1950年代のアメリカを舞台に、黒人の登場人物たちが人種差別とラヴクラフト的怪異に直面する長篇。ホラー要素を用いて人種や歴史、社会問題を批評的に描く作品。
アメリカの作家。ジャンルを横断する作品で知られる。
脳に直接作用する薬物『Nexus』によって人々が神経的につながる近未来を舞台に、国家と企業、個人の自由をめぐる対立を描くSFスリラー。トランスヒューマニズムと技術倫理が主要なテーマとなる。
アメリカのSF作家。テクノロジーや未来社会を題材にした作品で知られる。
デジタルデータから故人の会話を再現するサービスをめぐり、喪失と再会、技術の倫理を描くヒューマンドラマ。テクノロジーが家族の記憶と感情に与える影響を問いかける。
アメリカの作家。テクノロジーと家族をテーマにした作品で知られる。
ヤングアダルト向けのSF。隔絶されたコロニーで育った子供たち(改変やクローンの設定を含む)が外の世界と向き合い、アイデンティティや共同体、自由を模索する物語。社会と個人の関係を問いかける要素を含む。
アメリカのSF作家。環境や社会問題を題材にした作品も手掛け、YA作品の執筆でも知られる。
『Forest Mage』はソルジャー・ソン(兵士の息子)シリーズの一作で、主人公ネヴァレが森林の魔法やそこで生きる人々と関わりながら、自らの運命と社会的役割に向き合う成長物語。文化衝突と犠牲が重層的に描かれるファンタジー。
アメリカのファンタジー作家(本名 Margaret Astrid Lindholm Ogden)。『Farseer』三部作や『Liveship Traders』などで高い評価を得ている。
近未来、民間の情熱と創意で結成されたチームが独自にロケット開発を進め、火星探査を目指す物語。民間宇宙開発の熱意と技術的挑戦、国家や企業との摩擦を描く冒険SF。
アメリカのSF作家。短編・長編ともに幅広い作風で知られ、独特のユーモアと人間描写を持つ作品がある。
アメリカのSF作家で編集者としても活動。短編・長編の双方で活躍し、ジャンル横断的な作品を多数発表している。
もしアフリカ諸国が大西洋の覇権を握っていたらという別世界を舞台に、アフリカ系王国による植民と、白人が奴隷として扱われるという歴史逆転を描く。人種、権力、宗教の衝突を通して文明観の相対性を問う歴史改変小説。
アメリカの作家・脚本家。SFやファンタジー、歴史改変ものなど幅広いジャンルの作品を手掛ける。
アースシー世界の短編・中編を集めた作品集で、魔法、均衡、責任、贖罪などのテーマを扱う。シリーズの世界観を広げ、神話的・寓話的側面に焦点を当てた内容。
アメリカのSF・ファンタジー作家。文化、言語、ジェンダー、社会構造を深く掘り下げる作風で国際的に高い評価を受けた。
エクメンの使節が、伝統的な物語伝承『The Telling』が抑圧されている惑星を訪れ、記憶と文化の保存をめぐる葛藤に巻き込まれる物語。言語と物語の力、抑圧と抵抗、文化保存の重要性を問いかける哲学的なSF。
アメリカのSF・ファンタジー作家。文化、言語、ジェンダー、社会構造を深く掘り下げる作風で国際的に高い評価を受けた。
アメリカのSF/ファンタジー作家。詩的で感覚的な描写を特徴とし、しばしば歴史や神話を取り入れた作品を発表している。
内在性ウイルスの突然変異が人間の遺伝子や妊娠に影響を与え、新たな人類集団の発生を示唆する。科学者たちが原因解明に奔走する一方で、政治・メディア・公衆衛生面での混乱と倫理的対立が生じる過程を描くハードSF。
アメリカのSF作家。ハードSFを中心に科学的・技術的テーマを扱い、長編・短編ともに高い評価を受ける。
アメリカのSF作家。ハードSFを中心に科学的・技術的テーマを扱い、長編・短編ともに高い評価を受ける。