フォワード詩賞 ふぉわーどししょう
第27回(2018年)
受賞者
3名『Don't Call Us Dead』は、黒人の少年たちが暴力から解き放たれる想像上の場所から始まり、警察暴力、反黒人性、クィア性、HIV、身体と死をめぐる痛みを詩へと変える詩集である。怒りと哀悼だけでなく、ユーモア、祈り、生への欲望が強く響く。
死者と呼ばれた者たちを、別の場所で生きている者として呼び直す詩集。
アメリカの詩人・パフォーマー。黒人・クィアの視点を基軸に、正体性、死生、社会的暴力を鋭く描き、2018年にBest Collection(Don't Call Us Dead)で受賞した。
『Shrines of Upper Austria』は、中央ヨーロッパを旅する視線を通じて、湖、民俗、戦後の記憶、移民や子どもたちの声を重ねる詩集である。個人史と土地の歴史が断片的に響き合い、祈りの場と不穏な発見が同じ風景の中に置かれる。
旅の記録が、家族史とヨーロッパの記憶をひそやかに結び直す。
イギリスの詩人。繊細なイメージと歴史意識を併せ持つ作品で知られ、2018年にBest First Collection(Shrines of Upper Austria)を受賞した。
『The Republic of Motherhood』は、母になる経験をひとつの国境越えとして捉え、身体、喜び、不安、孤独、親密さを短い詩篇に凝縮した小詩集である。表題作は2018年 Forward Prize for Best Single Poem を受け、母性を私的経験に閉じず、共同体と変容の言葉として響かせる。
母性を、新しい国へ足を踏み入れるような変容として歌う小詩集。
2014年にBest First Collectionを受賞したイギリスの詩人。2018年は単独詩「The Republic of Motherhood」でBest Single Poemを受賞した。