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ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞 ナショナル・ブック・クリティックス・サークル賞

第1回(1976年)

FictionNonfiction / General NonfictionPoetryMemoir/AutobiographyBiographyCriticismJohn Leonard Prize (Best First Book)Ivan Sandrof Lifetime Achievement AwardNona Balakian Citation for Excellence in Reviewingグレッグ・バリオス翻訳書賞トニ・モリスン功績賞

受賞者

21名
ジョン・ガードナー じょん・がーどなー 受賞
October Light

ヴァーモントの老いた兄妹の対立と、壊れたテレビの向こうに挟み込まれる作中作を通して、孤立と救済の可能性を描く長編。

壊れたテレビが、閉ざされた家に別の物語を呼び込む。

433ページ
家族暴力入れ子構造孤立救済
レナータ・アドラー れなーた・あどらー 候補
Speedboat

ニューヨークの若い記者ジェン・フェインの日常を、断片的な観察と飛躍する文体で追う現代的な長編。

都市の細部が、断片の連なりの中で鋭い輪郭を持つ。

178ページ
都市生活ジャーナリズム断片性自意識1970年代
ウラジーミル・ナボコフ うらじーみる・なぼこふ 候補
Details of a Sunset and Other Stories

亡命と記憶の影を引き受ける十三篇の短編をまとめた、ロシア語原作の英語短編集。

十三の物語が、亡命者の静かな不安を照らし出す。

179ページ
短編亡命記憶変身ロシア
シンシア・オジック しんしあ・おじっく 候補
Bloodshed and Three Novellas

表題作を含む中編・短編を通して、ユダヤ的記憶と道徳的不安を濃密に描く作品集。

三つの中編が、信仰と傷のあいだの緊張を映す。

178ページ
中編ユダヤ性罪責記憶共同体
リチャード・イェーツ りちゃーど・いぇーつ 候補
The Easter Parade

離れていく姉妹の人生を並走させながら、家族と失望の長い影を刻む長編。

二人の姉妹の歩みが、静かな崩れを浮かび上がらせる。

229ページ
姉妹家族失望都市生活崩壊
マクシーン・ホン・キングストン まくしーん・ほん・きんぐすとん 受賞
The Woman Warrior: Memoirs of a Girlhood Among Ghosts

中国系アメリカ人としての少女時代を、家族の語りと神話を重ねて描く回想録。

神話と私語が重なって、ひとりの女性の成長を形づくる。

209ページ
回想録中国系アメリカ人家族神話ジェンダー
ジョージ・デインジャーフィールド じょーじ・でいんじゃーふぃーるど 候補
The Damnable Question: A Study in Anglo-Irish Relations

アングロ・アイリッシュ関係の長い緊張を、歴史と政治の視点からたどる研究書。

アイルランド問題の背後にある帝国と反発の層を読む。

400ページ
歴史アイルランド帝国政治研究
アレックス・ヘイリー あれっくす・へいりー 候補
Roots

奴隷制から始まる家族史をたどり、記憶とルーツの継承を壮大に描いた長編。

失われかけた家族の物語を、奴隷制の記憶からたどり直す。

704ページ
奴隷制家族史記憶アメリカ史ルーツ
アーヴィング・ハウ あーびんぐ・はう 候補
World of Our Fathers

東欧ユダヤ移民の生活と文化を、移民史として大きく描き出した記録的な歴史書。

移民たちの暮らしが、アメリカの都市史として立ち上がる。

700ページ
移民史ユダヤ人ニューヨーク労働文化
ケネス・リボ けねす・りぼ 候補
World of Our Fathers

東欧ユダヤ移民の生活と文化を、移民史として大きく描き出した記録的な歴史書。

移民たちの暮らしが、アメリカの都市史として立ち上がる。

700ページ
移民史ユダヤ人ニューヨーク労働文化
リチャード・クルーガー りちゃーど・くるーがー 候補
Simple Justice: The History of Brown v. Board of Education and Black America's Struggle for Equality

ブラウン対教育委員会判決へ至る訴訟の経緯を、法律史として緻密に追った大著。

公民権運動の核心にある訴訟史を、膨大な資料で描く。

823ページ
公民権法律史人種隔離教育裁判
エリザベス・ビショップ えりざべす・びしょっぷ 受賞
Geography III

晩年のビショップが、観察の精度と抑制された声で世界の輪郭を切り取った詩集。

短い詩のなかに、風景の細部と孤独が澄んで残る。

50ページ
詩集観察風景記憶孤独
フィリップ・レヴィーン ふぃりっぷ・れゔぃーん 候補
The Names of the Lost

労働と戦争、喪失と生存をめぐる感情を、簡潔で力のある詩で編んだ第一級の詩集。

失われた名を呼び返すように、詩が働く。

69ページ
詩集労働戦争喪失生存
ミュリエル・ルキーザー みゅりえる・るきーざー 候補
The Gates

社会的な緊張から親密な感覚までを行き来する、政治性と抒情が共存する詩集。

公共の歴史と私的な声が、ひとつの響きに重なる。

115ページ
詩集政治抒情社会ジェンダー
ルイス・シンプソン るいす・しんぷそん 候補
Searching for the Ox

秩序の崩れや内面の混乱に向き合いながら、日常の断片を鋭く結晶させる詩集。

混乱のなかから、ひとつの輪郭を探し出す。

79ページ
詩集混乱内面記憶日常
リチャード・ウィルバー りちゃーど・うぃるばー 候補
The Mind-Reader

思索と遊び心をたたえた新作群で、知性と韻律の切れ味が際立つ詩集。

考えることそのものが、詩の動きになる。

67ページ
詩集思索韻律知性ユーモア
ブルーノ・ベッテルハイム ぶるーの・べってるはいむ 受賞
The Uses of Enchantment: The Meaning and Importance of Fairy Tales

昔話が子どもの感情をどう支え、形づくるかを、精神分析の視点から論じた名著。

昔話が、子どもの内面に与える力を読み解く。

328ページ
昔話児童心理精神分析神話批評
エイダ・ルイーズ・ハクスタブル えいだ・るいーず・はくすたぶる 候補
Kicked a Building Lately?

都市景観と建築批評を、鋭い観察と都会的な文体でたどるエッセイ集。

建物を読むことが、そのまま都市を読むことになる。

304ページ
建築都市批評エッセイ近代
スティーヴン・マーカス すてぃーヴん・まーかす 候補
Representations: Essays on Literature and Society

文学と社会の接点を、歴史意識と批評の明晰さで掘り下げるエッセイ集。

文学の読みが、そのまま社会の読みへと広がる。

331ページ
文学批評社会歴史エッセイ文化
チャールズ・ローゼン ちゃーるず・ろーぜん 候補
Arnold Schoenberg

シェーンベルクの音楽と近代性を、簡潔で説得力ある筆致で解きほぐす研究書。

抽象的に見える音楽の内部構造が、明晰に見えてくる。

113ページ
音楽批評シェーンベルク近代形式研究
イー・ビー・ホワイト いー・びー・ほわいと 候補
Letters of E.B. White

1908年から1976年までの書簡を集め、作家の生涯と時代の変化を伝える書簡集。

手紙が、そのまま一人の作家の自伝になる。

686ページ
書簡集作家人生アメリカ文学20世紀自伝