世界・海外・国外の文学賞

← 文学賞一覧に戻る

PEN/ESPN文学スポーツライティング賞

ぺん・えすぴーえぬ ぶんがく すぽーつ らいてぃんぐ しょう

PEN America がスポーツに関するノンフィクション書籍を対象に2010年に設立した文学賞。

スポーツノンフィクション伝記調査報道歴史
創設年
2010
主催
PEN America (formerly PEN American Center)
カテゴリー
ノンフィクション・記録文学
選考方式
選考
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
賞のステータス
終了

説明

PEN/ESPN Award for Literary Sports Writing は、PEN America(旧 PEN American Center)が2010年に創設した、スポーツを主題とするノンフィクション書籍を対象とする年間賞。対象は伝記的・調査的・歴史的・分析的な性格を持つ作品で、審査員には Robert Lipsyte、Tim O'Brien、Susan Orlean などが含まれてきた。2011年には「PEN/ESPN Lifetime Achievement Award for Literary Sports Writing」も設立され、同賞の受賞者には名誉とともに米国際の謝礼金が支払われるとされる。2019年6月にESPNはPENとの提携終了を発表しており、2021年4月時点でPENはこの賞を再開していない。

賞品

主賞品
PEN/ESPN Lifetime Achievement Award は受賞者に名誉と謝礼金が付与される(詳細は下記)。主要な文学スポーツライティング賞の金額表記は資料内に明確に記載されていない。
賞金
5,000 USD
  • 名誉(PENによる表彰)
  • PEN/ESPN Lifetime Achievement Award: US$5,000(資料に明記)

選考情報

選考プロセス

推薦 / 応募
審査員 ライフタイム賞の候補者はPENメンバーから推薦される。主要賞の提出・応募詳細は資料内で明示されていない。
審査(選考委員会)
審査員 選考委員会による審査。過去の審査員には Robert Lipsyte, Tim O'Brien, Susan Orlean などが含まれる(年により変動)。
受賞者発表
審査員
発表 PEN America の発表(ウェブサイトおよび受賞発表イベント等)で公表される。

選考基準

  • スポーツを主題としたノンフィクションであること
  • 伝記的(biographical)な要素を含むことが評価対象となる場合がある
  • 調査的(investigative)な取材の深さが重視される
  • 歴史的(historical)・分析的(analytical)な視点が評価される

応募のヒント

推奨

  • スポーツを主題とするノンフィクションであることを明確にする
  • 伝記的・調査的・歴史的・分析的な視点を強調する
  • 取材の深さや資料に基づく裏付けを示す
  • ライフタイム賞を目指す場合はPENメンバーからの推薦を得る

注意

  • フィクション作品やスポーツと無関係な作品を応募しない
  • 応募要項に従わない形式で提出しない
  • 単なる試合実況や結果報告にとどまる作品を提出しない

審査員から

  • 深い取材と優れたストーリーテリング、人物描写や文脈提示が重視される
  • 分析的・歴史的な視点を持ち、スポーツの社会的文化的意義を描ける作品が評価されやすい

関連の賞

  • PEN America Literary Awards(PEN America の他の賞)
  • PEN/ESPN Lifetime Achievement Award for Literary Sports Writing
  • International PEN が支援するその他の PEN 賞

公式情報

http://www.pen.org/content/penespn-award-literary-sports-writing-5000

過去の受賞者

The Circuit: A Tennis Odyssey

『The Circuit: A Tennis Odyssey』はテニストーナメントや選手たちを巡る旅行記的エッセイ。試合の舞台裏や選手の個性、観客文化を詩的な筆致で描き、テニスを通じて社会や人間を考察する。

テニスエッセイスポーツ文化詩的散文
詩人・作家

詩人であり作家。スポーツを文学的にとらえる視点を持ち、テニスを巡る随想や文化的考察を通じて高く評価された。

スポーツライター・ジャーナリスト

アメリカのスポーツライター。長年ESPNや各種媒体で活動し、選手やコーチへの深い取材に基づく執筆で生涯功労賞を受賞した。

Jonathan Eig 受賞
Ali: A Life

『Ali: A Life』はムハンマド・アリの生涯を総合的に描いた評伝。ボクサーとしての栄光や試合の描写に加え、市民運動や信仰、家族関係、社会的影響力などを豊富な資料と証言で立体的に描出する。

伝記ボクシング社会史人権
作家・ジャーナリスト・伝記作家

伝記作家・ジャーナリスト。ムハンマド・アリの評伝『Ali: A Life』で高い評価を受け、スポーツと社会を結びつける深い分析で知られる。

Dave Kindred 受賞
スポーツライター・ジャーナリスト

アメリカのスポーツライター。幅広い競技を取材・報道し、長年にわたる功績が評価され生涯功労賞を受賞した。

Joe Nocera 受賞
Indentured: The Inside Story of the Rebellion against the NCAA

『Indentured』はNCAAをめぐる学生アスリートの待遇と制度的な不公正を追う調査報道。選手の経済的立場や権利、弁護士や改革を試みる動きなどを丹念に取材し、大学スポーツの構造的問題を明らかにする。

大学スポーツ調査報道選手の権利NCAA改革
ジャーナリスト・コラムニスト

アメリカのジャーナリスト。調査報道や評論を得意とし、大学スポーツの構造を問う共著で評価を受けた。

Bill Strauss 受賞
Indentured: The Inside Story of the Rebellion against the NCAA

『Indentured』はNCAAをめぐる学生アスリートの待遇と制度的な不公正を追う調査報道。選手の経済的立場や権利、弁護士や改革を試みる動きなどを丹念に取材し、大学スポーツの構造的問題を明らかにする。

大学スポーツ調査報道選手の権利NCAA改革
ジャーナリスト・作家

アメリカのジャーナリスト・作家。大学スポーツや教育をめぐる調査報道に携わり、共著で大学スポーツの問題を掘り下げた。

Bill Nack 受賞
スポーツライター・作家

アメリカのベテランスポーツライター。競馬やボクシングなど幅広いスポーツを取材し、長年の功績が評価され生涯功労賞を受賞した。

The Secret Game: A Wartime Story of Courage, Change, and Basketball's Lost Triumph

『The Secret Game』は第二次世界大戦期に行われた忘れられたバスケットボールの試合を軸に、人種や勇気、社会的変化を描く歴史ノンフィクション。関係者の証言や当時の文献をもとに試合の背景と選手たちの人生を再構築する。

バスケットボール歴史人種問題スポーツ社会史
作家・歴史研究者

歴史を題材にしたノンフィクションを書く作家。戦時期の忘れられたスポーツイベントや社会史を丹念に追跡して描くことで知られる。

John Schulian 受賞
スポーツライター・ジャーナリスト

アメリカのスポーツジャーナリスト。長年にわたりスポーツ記事やコラムを執筆し、功績を讃えて生涯功労賞を受賞した。

John Branch 受賞
Boy on Ice: The Life and Death of Derek Boogaard

『Boy on Ice』はNHL選手デレク・ブーガードの生涯と死を追ったノンフィクション。エンスフォーサー(暴力的役割)としてのプレー、慢性外傷性脳症や鎮痛薬の使用、私生活とチームの対応を丹念な取材で描き、プロスポーツの構造的問題を浮き彫りにする。

アイスホッケー伝記選手の健康問題薬物問題スポーツ組織批評
ジャーナリスト・作家

アメリカのジャーナリスト。スポーツを巡るルポルタージュを得意とし、NHL選手デレク・ブーガードの生涯を描いた作品で評価を受けた。

Bob Ryan 受賞
スポーツライター・ジャーナリスト

アメリカのベテランスポーツライター。長年主要メディアでスポーツの取材・評論を行い、スポーツジャーナリズムへの貢献により生涯功労賞を受賞した。

マーク・ファイナル=ワダ まーく・ふぁいなる=わだ 受賞
League of Denial

NFLにおける脳震盪問題とその後遺症を巡る徹底的な調査報道。リーグや関連機関が選手の健康リスクをどのように扱ってきたかを追い、医学的・倫理的問題を明らかにする。

NFL脳震盪CTE調査報道スポーツ医学
ジャーナリスト

アメリカの調査報道ジャーナリスト。長期にわたる調査報道でスポーツ界の制度的問題を追及してきた。

スティーブ・ファイナル すてぃーぶ・ふぁいなる 受賞
League of Denial

NFLにおける脳震盪問題とその後遺症を巡る調査報道。リーグや関連機関が選手の健康リスクをどのように扱ってきたかを追い、医学的・倫理的問題を明らかにする。

NFL脳震盪CTE調査報道スポーツ医学
ジャーナリスト

アメリカの調査報道記者。兄弟と共にスポーツ界や健康問題に関する長期調査を行い、社会的影響のある報道を行っている。

デーブ・アンダーソン でーぶ・あんだーそん 受賞
スポーツライター

長年ニューヨーク・タイムズで活躍したスポーツライター。幅広い競技に精通し、コラムや取材記事で高い評価を得た。

マーク・クラム・ジュニア まーく・くらむ・じゅにあ 受賞
Like Any Normal Day
フランク・ディフォード ふらんく・でぃふぉーど 受賞
スポーツジャーナリスト、作家

アメリカのスポーツジャーナリスト。長年Sports Illustratedの寄稿者として活躍し、スポーツの人間ドラマを描く作風で知られる。

ダン・バリー だん・ばりー 受賞
The Secret Game: A Wartime Story of Courage, Change, and Basketball's Lost Triumph

第二次世界大戦期に行われた忘れられたバスケットボールの試合と、その背景にある人種問題や社会変化、個人の勇気を描く歴史的ノンフィクション。

バスケットボール歴史人種問題勇気
ジャーナリスト

ニューヨーク・タイムズなどで活躍するジャーナリスト。現場取材を基にした人物描写と人間味のある記事で知られる。

ダン・ジェンキンス だん・じぇんきんす 受賞
スポーツライター、作家

アメリカのスポーツライター・小説家。ゴルフを題材にした作品やユーモアを交えたスポーツ小説で広く知られる。

ジョージ・ドールマン じょーじ・どーるまん 受賞
Play Their Hearts Out

アメリカのユースバスケットボール界を巡る徹底的な調査報道。AAUやコーチ、代理人らが生み出す商業化と若年選手の搾取の構造を追い、競技の裏側にある問題を明らかにする。

ユーススポーツ調査報道商業化バスケットボール
ジャーナリスト、作家

アメリカのジャーナリスト。ユーススポーツや教育と商業主義をめぐる調査報道で知られる。

ロジャー・アンジェル ろじゃー・あんじぇる 受賞
作家、エッセイスト

アメリカの作家・エッセイスト。『The New Yorker』の長年の寄稿者で、特に野球を題材にしたエッセイで知られる。

マーシャル・ジョン・フィッシャー まーしゃる・じょん・ふぃっしゃー 受賞
A Terrible Splendor
該当なし