プリ・ランゲ賞
ぷりらんげしょう
ケベック州の作家によるフランス語フィクションに贈られる年次文学賞。Académie des lettres du Québec が主催。
- Established
- 1983
- Organizer
- Académie des lettres du Québec
- Category
- Literature and General Literary Arts
- Selection Method
- 推薦
- Target
- Professional
- Frequency
- 1 per year
- Status
- Active
Description
Prix Ringuet はカナダの Académie des lettres du Québec がケベック出身の作家に対してフランス語のフィクション作品を対象に毎年授与する文学賞。1983年に Prix Molson として創設され、その後小説家フィリップ・パネトン(筆名 Ringuet)にちなんで改名された。
Prize
- Main Prize
- フランス語フィクション作品に贈られる文学賞(賞金の額は出典に明記されていない)
Selection
Selection Process
| Stage | Judges | Pass Rate | Announcement |
|---|---|---|---|
| ノミネーション(候補選定) | Académie des lettres du Québec の会員による選考委員会が候補を選出 | — | — |
| 最終選考・受賞者決定 | Académie des lettres du Québec の審査員(会員) | — | 受賞者は Académie des lettres du Québec によって公式に発表される(公式サイトおよび報道機関での告知) |
Criteria
- 文学的価値
- 言語表現の質
- 独創性
- ケベック文学への貢献
Application Tips
Dos
- 応募作品がフランス語で書かれていることを確認する
- 著者がケベック州に該当する条件を満たすことを確認する
- 作品の文学的価値と独創性を明確に伝える要約や推薦文を用意する
- 原稿は校正・整形を済ませた状態で提出する
Don''ts
- フランス語以外の作品を応募しない
- 未完成や校正不備の原稿を提出しない
- 応募規定に反する形式で提出しない
From Judges
- 審査では文学的価値と言語表現の質、独創性が重視される
- ケベックの文脈や文化への貢献も評価の対象となることがある
Related Awards
- Prix Molson(旧称)
- Governor General's Award for French-language fiction
- その他 Académie des lettres du Québec の賞
Official Resources
https://academiedeslettresduquebec.ca/prix/ringuetPast Winners
ケベックのフランス語作家。代表作に『Le Poids de la neige』などがある。
古典的なオデュッセイアの主題を下敷きに、旅と帰還、個人の成長を現代的に再解釈した物語。神話的モチーフと内省的な語りが交差する作品。
ケベックの作家。Le voyage d'UlysseによりPrix Ringuetを受賞した(該当ページは英語版ウィキペディアで赤リンク)。
中世の神秘主義者マーガリット・ポレート(Marguerite Porete)を題材に、信仰や自己、異端審問といったテーマを文学的に再構築した歴史的作品。宗教と女性の精神性をめぐる試み。
ケベックの作家。歴史的・宗教的モチーフを取り入れた作品で知られ、Marguerite PorèteによりPrix Ringuetを受賞。
孤島で暮らす高齢者たちと外界から来た若者たちの交流を通じて、老いや孤独、自然との共生、死と生の問題を静かで詩的な筆致で描く長編。共感と余韻を残す物語。
カナダ(フランス語圏)の作家。孤独と連帯、自然との共生を主題とする作風で知られ、Il pleuvait des oiseauxでPrix Ringuetを受賞。
複数の人物の視点を重ねながら、ケベックの歴史や個人の記憶を巡る物語を描く長編。アイデンティティや暴力の記憶といった重層的なテーマを扱う大作。
ケベックの作家・ジャーナリスト。社会的・歴史的テーマを扱う作風で知られ、La Constellation du lynxによってPrix Ringuetを受賞。
ケベックの作家。Adieu, vert paradisでPrix Ringuetを受賞した(該当ページは英語版ウィキペディアで赤リンク)。
ケベックの作家。Les déliaisonsによりPrix Ringuetを受賞した(該当ページは英語版ウィキペディアで赤リンク)。
ケベックの作家。詩的な描写と社会的テーマを取り扱う作品で知られ、Mercredi Soir au Bout du MondeでPrix Ringuetを受賞。
湖畔の静かな町を舞台に、失踪や過去の事件が絡み合う心理サスペンス。自然描写と人物の内面描写を通じて、記憶と罪の影がじわりと明らかになる物語。
ケベックの小説家。ミステリ/心理サスペンス的な作風で知られ、Mirror LakeでPrix Ringuetを受賞した。
ケベックの女性作家。記憶や人間関係をテーマにした作品群で知られ、L'évocationによりPrix Ringuetを受賞。
ケベックのフランス語作家。長編『Les amours perdues』で2005年のPrix Ringuetを受賞。
家族と過去の記憶を静かに掘り下げる作品。抑制された筆致で喪失や再生、文化的な交錯を繊細に描写する。
日本生まれでケベックを拠点にフランス語で執筆する作家。抑制された文体で家族や記憶を描く作品が多い。
沈黙や対話をめぐる人間模様を描いた作品。孤独と絆、内面の葛藤を繊細に扱う。
ケベックの作家・編集者。児童文学から成人向け作品まで幅広く執筆している。
閉ざされた農村で兄と暮らす少女をめぐる物語。暴力や狂気、記憶の断片を通じて家族の秘密が徐々に明らかになる、寓話的で衝撃的な長編。
ケベックの小説家。象徴的で暗い作風を持ち、強い印象を残す作品群で知られる。
記憶とアイデンティティを主題にした詩的で内省的な作品。個人の歴史や喪失を象徴的なイメージで紡ぐ。
ケベックの詩人・作家。詩的で内省的な作品群で知られる。
ユーモアと哀愁を帯びた物語で、主人公(Mingo)を中心に他者の思いと慰めの可能性が描かれる。個人の孤独と共同体のつながりを探る温かさのある作品である。
聖バジルの夜を舞台にした本作は、夜という時間が登場人物の秘密や過去を露出させる劇的な設定を扱う。宗教的・文化的象徴が物語を通じて重層的に作用し、心理的駆け引きが中心になる。
『Le Vieux chagrin』は旅や出会いを通して過去の痛みと向き合う物語。静謐な筆致で喪失と記憶、他者との結びつきを描き出し、孤独と優しさが同居する作品である。
ケベックを代表する小説家の一人。穏やかで内省的な作風で知られる。
古典的なモチーフと現代的視点を織り交ぜた寓話的長編。神話や信仰の終焉を背景に、思想や権力、知の運命を問いかける哲学的な要素が強い作品である。
日常の隙間に潜む緊張や哀愁を描いた作品。平凡な日曜日という時間が人間関係のほころびや隠された感情を露わにし、静かな緊張感を伴う心理描写が印象的である。
ケベックの作家で、日常の機微や人間関係を描く作品を発表している。
自然や風景のイメージを通じて人間の内面を描く叙情的な長編。過去と現在が交錯し、風(harmattan)が象徴的に用いられながら、登場人物たちの孤独や回復が詩的な筆致で綴られる。
叙情的で詩的な作風を持つケベックの作家。自然描写や内面表現を特徴とする作品を発表している。
『La Fille à marier』は結婚や家族、社会的期待を巡る物語。伝統と個人の欲望が衝突する場面を通じて、主人公の選択や成長が丁寧に描かれる。女性の主体性や家族関係が中心テーマとなる。
本作は都市や人間関係の機微を描いた長編で、日常の瞬間が持つ意味や過去の余韻を丁寧に掬い上げる。主人公の感情の細やかな動きと社会的風景が対照的に配置される。
ケベック出身の作家。都市生活や個人の心情を繊細に描く作風が特徴。
『La Maison Trestler』は古い屋敷に残る過去の断片と家族の記憶をめぐる長編。場所の記憶が個人のアイデンティティに影響を及ぼす様を繊細に描き、世代や時間を跨ぐ物語が展開する。
ケベックを拠点に活動する作家。家族や記憶、場所の歴史を素材にした作品を発表している。
『Le Valet de plume』は登場人物の内面と人間関係を繊細に描く長編。記憶や喪失、言語や文化的隔たりが静かに交錯し、孤独と再生のテーマを詩的な文体で紡ぐ作品。
ケベックで活動するフランス語の小説家。人物の内面や記憶を繊細に描く作風で知られる。