ソフィー・ブロディ賞
そふぃー・ぶろでぃしょう
American Library Association(RUSA)が運営する、ユダヤ文学における優れた業績に贈られる年次のメダル(賞)。2006年創設。
- 創設年
- 2006
- 主催
- American Library Association (Reference and User Services Association - RUSA)
- カテゴリー
- 出版文化・書籍文化
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 活動中
説明
Sophie Brody Award(Sophie Brody Medal)は、American Library Association(ALA)のReference and User Services Association(RUSA)が運営する年次賞で、主に前年に米国で刊行されたユダヤ文学における優れた業績に対して贈られる。賞は2006年にArthur BrodyとBrodart Foundationにより設立され、Sophie Brodyの名を冠している。受賞者一覧は2006年の初回受賞者から継続しており、本文ソースでは2006年から2025年までの受賞年が記録されている。
賞品
- 主賞品
- Sophie Brody Medal(メダル)による表彰
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 選考・運営 | Reference and User Services Association (RUSA) が任命する選考委員会 | — | American Library Association / RUSAを通じて年次発表 |
選考基準
- ユダヤ文学における優れた業績であること
- 対象作品は前年に米国で刊行されたこと
- 文学的評価・学術的・文化的貢献度が考慮されること(一般的基準)
応募のヒント
推奨
- 公式サイトで対象年・応募方法・締切を必ず確認する
- 作品が対象期間(前年に米国で刊行)を満たしていることを確認する
- 出版社や著者による推薦手続きが必要か確認する(多くのALA賞は推薦制)
- 書誌情報(出版年・出版社・ISBNなど)を正確に添付する
- 受賞候補としての書評や推薦コメントがあれば用意する
注意
- 未刊行または対象期間外の作品を応募しない
- 誤った出版社情報や不完全な書誌情報を提出しない
- 締切を過ぎての提出をしない
- 審査基準に無関係な誇張や不正確な主張をしない
関連の賞
- W. Y. Boyd Literary Award for Excellence in Military Fiction
- Andrew Carnegie Medals for Excellence in Fiction and Nonfiction
- Dartmouth Medal
- Stonewall Book Award
- Eliza Atkins Gleason Book Award
公式情報
http://www.ala.org/awardsgrants/sophie-brody-award過去の受賞者
『Cold Crematorium』は喪失と記憶、抑圧を主題に据えた作品。戦争や政治的混乱の影響下で個人が直面するトラウマとアイデンティティの問いを詩的かつ叙情的に描く長編(表題と公表情報に基づく概要)。
多文化が交錯する小さな町を舞台に、偏見や友情、正義をめぐる群像劇を描く長編。ユダヤ人移民や地域社会の人々を通して差別と連帯、共同体再生の可能性を描き出す物語。
ステラ・レヴィという一人の女性の人生と、それを通して失われたユダヤ世界の痕跡を追うノンフィクション。家族史や共同体の記憶を丁寧に紐解き、消えつつある文化を蘇らせようとする探求の書。
ホロコーストとその記憶に向き合う詩集。祈りや喪失、歴史的悲劇への個人的応答を詩的言語で紡ぎ、記憶の継承と癒しを探る多彩な詩作を収める。
記憶と歴史の倫理を問いかける長編。個人や社会が抱える記憶の重みと、それが正義や忘却に与える影響を通じて、ホロコースト記憶に関わる現代的な課題を鋭く描く作品。
ヴァイオリニスト、リーア・ルボシュツの生涯をたどる伝記的ノンフィクション。革命や移住、演奏活動を通して女性音楽家が直面した困難と芸術への献身を描き出す作品。
カイロの古いユダヤコミュニティとそこに残された文書(ジェニザ)をめぐる物語。過去と現在をまたぐ複数の視点で文化遺産、信仰、記憶の継承を描き出す歴史的フィクション/ノンフィクションの交錯する作品。
著者による回想録で、子育てや私生活の転機と並行してタルムード(ユダヤ教古典)の学びが描かれる。古典テクストが個人の再生や日常にどのように力を与えるかを静かに綴る書。
祖父の人生と家族の秘話を語り手が語る回想的長編。虚実を織り交ぜた語り口で、戦争や科学、家族関係をめぐる記憶と真実の意味を探り、個人史と時代史を交差させる作品。
ワルシャワ・ゲットーに生きる少年アロンの視点からホロコーストと人間性を描いた歴史小説。幼い語り手の純粋さと過酷な現実が対照を成し、記憶や道徳、個人の選択を鋭く問う重厚な物語。
ロシア系ユダヤ移民の家族を中心に、帰属や記憶、道徳的選択を描く小説。ユーモアとシニシズム、同情が交錯する筆致で、アメリカ社会における移民の成功と葛藤を浮かび上がらせる物語。
作家。ロシア系ユダヤ移民の経験を題材にしたフィクションで知られ、移民社会におけるアイデンティティの問題を描く。
1967年の六日戦争でエルサレム奪還に関わった落下傘部隊の若者たちを中心に、彼らの人生とイスラエル社会の変容を追うノンフィクション。個人の信念と国家の歴史が交錯する様を繊細に描写する。
作家・コラムニスト。イスラエルの歴史やユダヤ思想に関する著述で広く知られる。
古代ヘブライ写本『アレッポ写本』の誕生から保存、紛失とその再発見に至る経緯を追うノンフィクション。写本を巡る人物たちの執着と信仰、国家や共同体の関与を丹念に描き、文化遺産の意味を問い直す。
ジャーナリスト兼作家。中東やイスラエル社会に関する報道と歴史的考察で広く知られる。
カイロ・ゲニザに残された断片的文書群の発見と研究の過程を追うノンフィクション。写本や断簡が語る日常生活、宗教儀礼、学問的意義を解き明かし、失われた過去の断片を繋ぎ直す試みを描く。
作家・研究者。中東のユダヤ史や文献に関する深い研究と読み解きで知られる。
カイロ・ゲニザの写本群とその研究史をたどる共同執筆のノンフィクション。失われた文献が伝える宗教的・社会的情報を丹念に復元し、学術的発見と人間ドラマを織り交ぜて紹介する。
詩人で翻訳者。ヘブライ語詩やユダヤ文学の英訳および紹介で著名であり、詩的視点からの文献研究に定評がある。
安息日(サバス)という宗教実践を出発点に、休息と時間の文化史を探るノンフィクション。個人的な観察と歴史的考察を織り交ぜ、現代社会における時間と休息の意味を問い直す。
作家・ジャーナリスト。宗教と文化、時間観などをテーマにした評論的著述で知られる。
ユダヤ伝承に登場する『36人の正しい人々(ラメッド・ヴァヴ)』を題材にした物語集。寓話や伝説を現代的視点で再話し、善と謙遜、隠れた善行の意味を探る作品群。
作家であり実験的なアーティスト。宗教的伝承や思想実験を題材にした独自の著述で知られる。
家族史と宗教的伝統を巡る物語を描く小説。世代を超える人間関係や信仰の継承と断絶を通して、ユダヤ文化と個人のアイデンティティの交差を丁寧に描写する。
作家・エッセイスト。宗教や文化に関する題材を扱うフィクションとノンフィクションの両面で活動している。
軍事独裁下のアルゼンチンを舞台に、失踪者をめぐる家族の苦悩と共同体の葛藤を描く長編小説。政治的抑圧と宗教・倫理の衝突を通して個人の運命と記憶の問題を浮かび上がらせる。
小説家・短編作家。ユダヤ人コミュニティや道徳的ジレンマを扱ったフィクションで高く評価されている。
著者が失われた六人の生涯を追跡するために行った調査と家族の記憶を描く回想録的ノンフィクション。個人的な問いかけと学術的手法を織り交ぜ、喪失と記憶の復元を試みる作品。
作家・批評家。家族史とホロコーストに関する深い調査と私的回想を融合させたノンフィクションで知られる。
複数の短編からなる作品集。各篇はユダヤ人社会に生きる人々の孤独や家族関係、移住と記憶の問題を繊細に描き出す。ユーモアと悲哀を交えながら、個人の内面と歴史の衝突を浮き彫りにする。
作家。短編やノンフィクションを手掛け、ユダヤ人の経験や記憶を題材とした作品で評価を得ている。