セント・フランシス・カレッジ文学賞
せんとふらんしす・かれっじ・ぶんがくしょう
第3作目から第5作目のフィクションを対象に、St. Francis Collegeが隔年で授与するUS$50,000の文学賞。
- 創設年
- 2009
- 主催
- St. Francis College
- カテゴリー
- 一般文芸・大衆小説
- 選考方式
- 推薦
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 隔年(2年ごと)
- 賞のステータス
- 終了
説明
St. Francis College Literary Prizeは2009年に創設された隔年の文学賞で、直近の第3作目から第5作目のフィクションを発表した中堅作家を対象とする。賞金はUS$50,000で、受賞者は審査員によって選ばれ、ショートリストと受賞者は通常Brooklyn Book Festivalの会期中(隔年9月)に発表される。受賞者はSt. Francis College(ブルックリン)に招かれ講演を行う。SFCはCOVID-19の影響で2021年には賞の提供を行わず、その後の選考手続きや追加の受賞者の決定は行われていない。
賞品
- 主賞品
- US$50,000(中堅作家、3作目〜5作目のフィクション対象の賞金)
- 賞金
- 50,000 USD
- 受賞者はSt. Francis Collegeに招待され講演を行う
- ショートリスト掲載およびBrooklyn Book Festivalでの発表
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 予備選考(候補作の抽出) | 選考委員会またはSFCが候補作を抽出。審査員は年によって異なる(例:2009年や2019年の審査員リストは年ごとに公表) | — | 内部選考により候補作を絞り、ショートリストを作成する。 |
| ショートリスト発表 | 選考委員(年により異なる) | — | 通常Brooklyn Book Festival期間中にショートリストを発表する(隔年9月)。 |
| 最終選考・受賞者発表 | 最終審査委員(年ごとに公表される。例:2019年の審査員はChris Abani, Kate Christensen, Ron Currie) | — | Brooklyn Book Festivalで受賞者を発表。受賞者はSFCに招かれ講演する。 |
選考基準
- 著者が第3作〜第5作目のフィクションを刊行していること(主要な適格条件)
- 中堅作家であること(デビュー作賞の対象ではない)
- 作品の文学的価値・独創性・完成度(選考委員の総合的判断)
応募のヒント
推奨
- 応募(またはノミネーション)の際は、作品が第3作〜第5作目のフィクションであることを明確に示す
- 出版社や初版情報、出版年などの出典情報を正確に記載する
- 作品の文学的価値や独自性、完成度を説明する資料を用意する
- SFCの公式案内や募集要項を事前に確認する
注意
- デビュー作や第6作以上の作品で応募しない
- 事実と異なる情報を提出しない
- 募集要項に従わない形式で応募しない
関連の賞
- Brooklyn Book Festival(ショートリスト・受賞発表の開催)
- 他の中堅作家向け文学賞(米国の文学賞)
- St. Francis Collegeによる関連イベント・講演
公式情報
http://www.sfc.edu/literaryprize過去の受賞者
『The Dark Dark』は、喪失、孤独、欲望をテーマにした短篇群で、現実と幻想が交錯する不穏なトーンが特徴。登場人物たちが抱える心の闇や外界との断絶を繊細かつ鋭く描き、回復への微かな可能性を漂わせる作品群。
アメリカの小説家。幻想的で詩的な筆致と不穏なテーマで知られ、喪失や欲望、母性などを独特の視点で描写する。2019年に『The Dark Dark』で受賞。
『Innocents and Others』は、二人の女性作家の友情と競争を軸に、創作の倫理、メディア消費、記憶の曖昧さを描く長篇。文化的文脈と個人史が絡み合う中で、芸術と商業、真実と虚構の境界を問い直す作品。
アメリカの小説家。ポピュラー文化、記憶、創作の倫理をテーマに据えた作品で知られる。私生活とメディアが交錯する現代の物語を洞察的に描く。
『The Man Who Walked Away』は、喪失と再生を巡る長篇で、主人公の旅と出会いを通して記憶と自己の輪郭を描く。歴史的背景と個人的物語を織り交ぜた重層的な構成と繊細な心理描写が特色で、人間の回復力と悲哀を探る作品。
アメリカの小説家。歴史的要素や個人史を巧みに織り込み、繊細な心理描写で人物の内面を掘り下げる作風で知られる。2015年に『The Man Who Walked Away』で受賞。
『Dirt』は、荒涼とした自然環境と人間の内面を交差させる物語群で、家族の崩壊、暴力、罪責感を鋭く描き出す。冷徹で詩的な語り口により、孤立と生存の限界、復讐や赦しといった人間の暗部を掘り下げる作品。
アメリカの小説家。家族の悲劇や自然との対峙を冷徹に描く作風で高い評価を受ける。心理的な深掘りと詩的な筆致で知られ、2013年に『Dirt』で本賞を受賞。
『The Privileges』は、現代アメリカの上流中産階級を舞台に、外面的成功と内面の虚無、倫理の崩壊を描く長篇。家族関係や個人の選択が招く連鎖的な悲劇を、冷静な視線と鋭い社会批評を交えて描写する作品。
アメリカの小説家・ジャーナリスト。現代社会の階級や家族の崩壊を題材にした作品で知られる。鋭い社会観察と人物描写で評価され、『The Privileges』で本賞を受賞。
『Love and Obstacles』は、移民としての孤独、文化的断絶、家族の記憶を主題にした短篇と長篇の収録。ヘモンは精緻な観察と皮肉を交え、日常の細部に潜む暴力やユーモアを描きながら、記憶とアイデンティティの再構築を探る。詩的で言語感覚に富んだ文体が特徴。
ボスニア出身の小説家・短編作家。移民・記憶・言語を主題にした作品で知られ、繊細な観察とユーモアを交えた文体でアイデンティティの問題を描く。2009年に『Love and Obstacles』で本賞を受賞。