プレミオ・ヴィアレッジョ=レパーチ(ヴィアレッジョ賞) ぷれみお・ゔぃあれっじょ=れぱーち
第31回(1960年)
文学賞小説詩評論デビュー作/新人賞国際賞(国際部門)特別賞
受賞者
4名
L'imputata
アブルッツォの家族や女性たちをめぐる閉塞した空気のなかで、罪責と沈黙が絡み合う複層的な小説。断片が重なり合う構成によって、戦争の影を引きずる共同体の歪みが立ち上がる。
沈黙と記憶が、ひとつの町の呼吸のように重なっていく。
278ページ
女性の生戦争の影家族の沈黙心理小説
小説家
イタリアの女性作家。社会的弱者や女性の視点を繊細に描き、戦後文学で高い評価を得た。
Le porte dell'Appennino
ウルビーノの記憶とアペニン山脈の風景を背景に、初期のヴォルポーニが自然への強い凝視と詩のリズムを結びつけた詩集。のちの物語性や社会的な視線へ向かう転換点として重要な位置を占める。
アペニンの風景は、記憶と声を重ねる場所として立ち上がる。
123ページ
詩集アペニン山脈記憶と郷土前衛への移行
詩人・作家
労働や近代化、社会的疎外を題材にした詩作と小説で知られるイタリアの作家・詩人。
Puškin: storia di un poeta e del suo eroe
プーシキンの生涯と作品、同時代の文芸的な対話をたどりながら、ロシア文学の形成を一人の詩人の軌跡に重ねて読む研究書。伝記と批評を往復する密度の高い構成が、長年のスラヴ文学研究の蓄積を示している。
一人の詩人の軌跡から、ロシア文学の原点をたどる。
656ページ
文学研究プーシキンロシア文学伝記批評
文芸評論家・ロシア文学研究者
ロシア文学の研究者・批評家。プーシキン研究などで知られ、文化史的な視点に立った評論で評価された。
Festa di laurea
1950年代の地方社会を背景に、作家デビュー作として、若い世代の閉塞感や階層意識を辛辣に切り取る小説。のちにジャーナリストとして知られるサヴィアーネの、すでに鋭い視線が見える作品として扱われている。
地方の空気のなかで、期待と失望が静かに擦れ合う。
191ページ
デビュー作地方社会失望冷笑的リアリズム
作家
新人作家として第一作で注目を集めた作家(英語版ページは存在しない可能性あり)。