ウルフソン歴史賞 うるふそんれきししょう
第131回(2023年 第2回開催)
受賞者
6名第二次世界大戦中の欧州各地で展開されたレジスタンス活動を広範に描き、地下組織の構造、戦術、占領当局との相互作用を一次資料や現地調査に基づき比較検討する。抵抗の多様性とその政治的・社会的影響を明らかにする総合的研究。
第二次世界大戦期のレジスタンス運動を中心に研究する歴史学者。占領下の地下活動や市民と抵抗の関係を比較史的に扱う著作で知られる。
アフリカ系・カリブ系のコミュニティが英国で形成されてきた過程を歴史的にたどり、移民、雇用、文化的寄与、差別の経験を通じて英国社会の変容と多様性を描く包括的な研究。
アフリカ系・カリブ系の人々の英国史を研究する歴史学者。移民とディアスポラの歴史に関する著作がある。
黒死病が中世ヨーロッパの人口、経済、社会構造、政治に与えた影響を検討し、疫病がヨーロッパの変容と近代化に果たした役割を比較史的に示す研究。疫病史と社会史を結び付ける分析を行う。
疫病と社会変動に関する研究で知られる歴史学者。疫病が社会経済構造に及ぼす長期的影響を論じる著作がある。
清朝期における二人の翻訳者の生涯を通して、翻訳・通訳が帝国間交流に果たした役割や文化的誤解、知識の移動を明らかにし、個人史と帝国史の接点を照らす比較的伝記的研究。
中国史や文化交流を専門とする研究者。翻訳者や通訳を通じた帝国間の接触を扱う研究で知られる。
19世紀ロンドンの路上生活者や浮浪者の実態を明らかにし、都市化と貧困、労働市場、治安政策の相互作用が人々の生活に与えた影響を社会史的に検証する研究。
書籍の制作・流通・読者体験を歴史的に追跡し、本という物の可搬性と読者の行為が知識・文化の形成にどのように寄与したかを論じる。書誌学と読書史を結び付ける叙述。
書物と読者の歴史に関心を持つ学者。初期近代の書物文化や読書実践を扱う研究がある。