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クオ・ワディス (中) (岩波文庫 赤 770-2)

ノーベル文学賞

クオ・ワディス (中) (岩波文庫 赤 770-2)

ヘンリク・シェンキェヴィチ

古代ローマ時代を舞台に、新興キリスト教と帝政の腐敗を対比させて人間の信仰や道徳を描く歴史小説。国際的に翻訳され広く読まれ、作家としての名声とノーベル賞受賞の主要因となった作品である。

歴史小説宗教と道徳古代ローマ愛と倫理

Work Information

暴君ネロの時代に、信仰と愛が試される歴史小説。

Book Information

Publisher
岩波書店
Published
1995-03-16
Pages
359 pages
Language
日本語
ISBN-13
9784003277027
ISBN-10
4003277023
Price
465 JPY
Category
本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/ロシア・東欧文学

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Reviews

  • 長編小説

    物語が面白い

  • 皆さんに読んでいただきたい

    さすがの大作。

  • Good

    No problem, Good item.

  • 歴史小説の傑作

    すばらしすぎる!あらゆる感動が詰まっている作品だ。 こんな歴史ロマンを書けるなんてすごすぎる! キャラクター・ストーリー・表現力とすべてが完璧であるし、 心の描写・恋・芸術・愛・信仰の描き方も非の打ち所がない。 原始キリスト教やローマの文化も細かく描かれている。 欲望のまま突き進む男だったウィニキウスが、 キリスト教徒の愛に触れ、少しずつ変わっていく描写も感動的である。 リギアを奪いに行くウィニキウス、そこでのウルススとクロトンとの 力による闘い、ペトロニウスとティゲリヌスとの頭脳による闘い、 こうした場面での緊張感の伝わり方もすごいものがある。 何よりも信仰に関する言葉のすばらしさに感動せずにいられない。 キリストへの愛、キリストからの愛というものが ペテロ・パウロを通じて信徒に伝えられる時には、 その場にいるかのように心に響いてくる。 闘技場での想像を絶する拷問の数々も目の前で繰り広げられるかの如き 表現力で戦慄が迫ってくる。 死を迎えるのがわかっているのに微笑みや歌、祈りを 絶やさない信徒の姿はあまりにも美しく崇高である。 狡猾なキロンの裏切り、そして悔い改め洗礼により生まれ変わった キロンの姿も感動的である。 ユダが悔い改めていれば・・というような取り方もできる。 そして、リギアとウィニキウスの恋は語るまでもなく美しい。 このような作品にはもう出会うことはないだろう。 原始キリスト教の歴史やローマの歴史も史実ど通りではないが 細かく描かれており、文学のあらゆる要素が詰まっている作品だ。 ウィニキウスがリギアの話をしだした時から、 世界に入り、ラストまでひたすら読み進めてしまう。 少しでも読むともう無関心ではいれなくなる作品である。 訳のすばらしさがまた作品を偉大なものにしている。 こんな作品が1896年に出版され、 この世にあったことが何よりもの奇跡である。 ノーベル文学賞受賞作品だが、 そんなたかがいち文学のレベルなのだろうかと思ってしまう。

  • 昔読んだ名著を今一度と購読しました。

    まだまだ訳がこなれていません(特に前半)が、内容は何度読んでも素晴らしい。さすがにノーベル賞受賞作品。もっと沢山の人に読んでもらいたい本の一つ。

  • 楽しく読める本

    期待通りで、毎日ワクワクドキドキして楽しく読み進んでいます。

  • 血沸き肉躍る

    赤川次郎が、娯楽小説かもしれないがものすごく面白い、と書いていたが、実にその通りである。ネロ帝の時代のキリスト教徒の受難を描いてはいるが、『サチュリコン』の著者で実在の文人であるペトロニウスを据え、架空の人物たちを恋人として、冒頭から最後まで一分の隙もない。ペトロニウスは、「趣味の審判者」(アービター・エレガンシアルム)と呼ばれたが、これは漱石の『それから』のキータームにもなっている。むしろ赤川が、こういう小説を高く評価するところに、赤川の文学的教養と、小説の面白さについての深い考察を見る思いがした。

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