作品情報
クローン技術と政治闘争が、個人のアイデンティティを揺さぶる。
1989年ヒューゴー賞長編部門受賞作。C・J・チェリイの代表作で、クローン社会と権力構造をめぐる重厚な物語。日本語版は『サイティーン』として分冊刊行されている。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 1993-02-01
- ページ数
- 518ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784150110062
- ISBN-10
- 4150110069
- 価格
- 350 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/外国文学研究/英米文学
彼方の母なる世界
レビュー
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あわせて星10コ級。
全4巻・1800ページ以上。この常軌を逸したサイズにもかかわらずヒューゴー賞を受賞。 …ということは“相当に”面白いってこと。 主人公アリのほんのり甘い恋愛物語と、生来の読心能力を駆使し大人を翻弄するさまは、“夏への扉”のおもしろさと、“エンダーのゲーム”のそれを足して2で割らないおもしろさがある。 この作品で皮肉なのは、魅力のひとつである「緻密な設定」が、前作 “ダウンビロウ・ステーション” を前提にしていること。 …つまりこの「ハヤカワSFのチョモランマ」の「ふもと」に辿り着くまでに、さらに全2巻・800ページ超を読破しなくてはいけない。 でも自分にとってもっと皮肉なのは…あまりのおもしろさに、これをもう一度初めから読んだってことかな…。 助けて!!
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これから読みます
ずっと探したいて、これから読みます。
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長すぎる
政治や科学の部分が非常に長い。人間ドラマが好きな私には物足りなかった。 強く冷静な女性と危機対処能力に欠ける男性の関係は「リムランナーズ」と似ている。しかし「リムランナーズ」が弱い立場同士で支えあっていたのとは違い、「サイティーン」のアリはあくまでも強者、対するジャスティンはいかにも不遇で読んでいて鬱々とした。 4巻で20年ほど時代が流れるが、起承転結はあいまいであり、最後のページをめくっても、あれここで終わり?という感じ。 もちろん文は上手いし重厚ではある。キャラクターが好きになれれば面白いのではないかと思う。
関連する文学賞
- ヒューゴー賞 第36回(1989年) ・受賞