つわものども:誉れの剣1 (EXLIBRIS CLASSICS 誉れの剣 1)
第二次世界大戦下で、主人公ガイ・クラウチバックが軍務に身を投じる第一部。戦争の愚かさや人間関係の滑稽さを、皮肉とユーモアを交えて描く。
作品情報
理想と現実のずれが、戦争の滑稽さと苦さを際立たせる。
イーヴリン・ウォーの『Sword of Honour』三部作の第1作。第二次世界大戦に身を投じるガイ・クラウチバックを通して、戦争と社会の不条理を、冷笑ではなく鮮烈な観察で描き出す。
書籍情報
- 出版社
- 白水社
- 発売日
- 2020-07-31
- ページ数
- 366ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.9 x 3.2 x 19.6 cm
- ISBN-13
- 9784560099131
- ISBN-10
- 4560099138
- 価格
- 3740 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/英米文学
第二次世界大戦を描いた英国小説の最高峰、三部作開幕 カトリックの旧家出身の紳士ガイ・クラウチバックは妻と離婚し、イタリアの別荘で鬱々とした日々を送っていたが、ファシズムの擡頭にヨーロッパ情勢が風雲急を告げると、今こそ大義に身を捧げる時だと感じ、イギリスへ帰国する。やがて第二次世界大戦が勃発、ガイは入隊して国家への義務を果たそうと各方面に働きかけるが、軍隊経験のない35歳の中年男を採用しようという隊はなかった。それでも、なんとか伝手をたどって伝統あるホルバディアーズ連隊に見習士官として入隊したガイは、アフリカ帰りのアプソープや一回り年下の若者たちと共に訓練を受けることに。旅団長には第一次大戦の勇士リッチー=フック准将が着任し、戦地へ向かう準備が進められるが……。 英雄的な理想にもえて軍に身を投じた主人公がやがて直面する戦争の現実、その恐ろしくも愚劣なメカニズムに巻き込まれた人々の滑稽でグロテスクな生態を、真面目な思索と辛辣な諷刺、時にスラプスティックな笑いのめまぐるしい交錯のうちに描いたイーヴリン・ウォーの名作《誉れの剣》三部作の第一巻。ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞受賞。本邦初訳。
イヴリン・ウォー Evelyn Waugh(1903-66) イギリスの作家。『大転落』『黒いいたずら』『一握の塵』『ピンフォールドの試練』等の辛辣な諷刺と皮肉なユーモアに溢れた作品、田舎屋敷の上流階級の生活を描いた『ブライヅヘッドふたたび』などで人気を博す。戦後の代表作『誉れの剣』三部作は第二次大戦を描いた最も優れた英国小説と評される。 小山太一(こやま たいち) 1974年、京都府生まれ。英文学者・翻訳家。現在、立教大学文学部教授。訳書にジェイン・オースティン『自負と偏見』(新潮文庫)、イアン・マキューアン『贖罪』(新潮文庫)、トマス・ピンチョン『V.』(共訳、新潮社)、ジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』(光文社古典新訳文庫)、P・G・ウッドハウス『ジーヴズの事件簿』(共訳、文春文庫)など多数。
レビュー
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