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菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)

ノーベル文学賞

菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)

ハン・ガン

肉食を拒むようになった女性ヨンヘと、その変化に巻き込まれる家族を三部構成で描く長編。身体、欲望、暴力、家族の規範をめぐる寓話的な作品で、英訳版が2016年の国際ブッカー賞を受賞した。

身体欲望家族暴力疎外

書籍情報

出版社
cuon
発売日
2011-06-15
ページ数
308ページ
言語
日本語
サイズ
2.2 x 13.2 x 18.5 cm
ISBN-13
9784904855027
ISBN-10
4904855027
価格
2420 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

「新しい韓国文学シリーズ」第1作としてお届けするのは、韓国で最も権威ある文学賞といわれている李箱(イ・サン)文学賞を受賞した女性作家、ハン・ガンの『菜食主義者』。韓国国内では、「これまでハン・ガンが一貫して描いてきた欲望、死、存在論などの問題が、この作品に凝縮され、見事に開花した」と高い評価を得た、ハン・ガンの代表作です。 ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)― 3人の目を通して語られる連作小説集

ハン・ガン(韓江) 1970年韓国・光州生まれ。 延世大学国文学科を卒業。 1993年季刊「文学と社会」に詩が、翌年ソウル新聞の新春文芸に短編小説「赤い碇」が当選し文壇にデビューした。 現在、ソウル芸術大学の文芸創作科教授。 本作『菜食主義者』で、韓国で最も権威ある文学賞、李箱文学賞を受賞。その他の作品に、短編集『麗水の愛』『私の女の実』、長編小説『黒い鹿』『あなたの冷たい手』『風が吹いている、行け』、散文集に『そっと静かに歌う歌』『愛と、愛を取りまくもの』などがある。 小説のほかに、絵本『雷小僧、天女稲妻、小僧天女』、大人のための童話『涙の箱』『わたしの名前は太陽花』などがあり、童話の翻訳も多数手がけている。韓国小説文学賞、今日の若い芸術家賞、東里文学賞など受賞多数。

レビュー

  • 感想

    重い作品ですが、 確かに良いものを読んでいる感覚があります。 とても思慮深い作品です。

  • 韓国の現状かも

    意外な内容と展開に、入り込んでしまうかも

  • 綺麗でした

    とても良かったです

  • 予想通りの商品がすぐに届きました。

    予想通りの商品がすぐに届きました。

  • 人は円環のなかで傷つけ傷つけられて生きている。それを微細に描くハン・ガン得意の筆致です。

    嘔吐感を感じながら読みました。人は孤独なんだ。それだけに依存を求める存在なんだ。沁々おもいました。

  • 犬が人間から凄惨な虐待を受けて死ぬシーンがあって読後感最悪だった

    ノーベル文学賞を受賞した作家さんの作品ということで「菜食主義者」だけ読んでみましたがうららかな日曜の昼間が最悪な気分となりました。 というのも犬が暴力的な人間から惨い虐待を受けるシーンがこれでもかと細かく描写されており、愛犬家愛猫家である自分は吐きそうになりました。 不可解な行動やつじつまの合わない反応をしているところを描けば、人間や人生のままならなさ、幼少期の傷つき、その繊細な時期のトラウマがのちの人生に及ぼす影響等々を浮き彫りにすることが出来てさも文学的であるかのようになる、みたいな最近の風潮がよく分からない。 あと誰か大事な人がが菜食してて痩せこけていってしまってそれが本当に心配なら豆腐や豆を提案するとか他の現実的な案にシフトすればいいのに本人が拒絶してる肉にこだわって無理矢理食べさせたり挙句暴力振るって、相手の健康とかはもうどうでも良くなっていて「自分たちのいう通りにしない」相手への苛立ちに変わってしまっていたり意地でも相手を屈服させようとするこの家族達なんなんだろう。 他人を心配してる自分に酔いたい人たちが集団になって暴力的になっていき最も暴力的かつ声でかい人間に周りも服従して加担してしまっていて、でもこれって誰にでも起こりうるなぁ。 何を小説の価値とするかは人それぞれの物差しによると思うけど個人的には犬への虐待のシーンが無理すぎてこの章は読むんじゃなかった。 綺麗なことや善良な人間だけが出てくる作品が良い作品だなんて別に思わないけど、私もそうですが犬や猫への虐待シーンのある作品読むと最悪な気持ちになりしばらく引きずってしまう人がいるかもしれないと思いレビュー書きました。

  • 何が正常で何が狂気かわからなくなる

    わかりやすく病的な狂人と化してゆく女以外でも登場人物が皆んな どこかしら狂ってて何がまともで何が変なのかの境界線がわからなくなっていく。 淡々と綴られる温度と湿度の低い文章が美しいのに不気味でホラー味がある。 幼少期のトラウマが...みたいな、わかりやすい原因究明や世に何かを問うメッセージみたいな 押し付けがましさがなく、どんな人間にもある底知れぬ恐ろしさをそっと垣間見たような読後感

  • 読みごたえあり

    今まで読んだことのないような衝撃的な内容であった。理解できない箇所もあったが、いつまでも心に残る不思議な感じがした。お薦めです。

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