世界・海外・国外の文学賞

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アルビー・サックス

アルビー・サックス

Arubī Sakkusu

プロフィール

性別
男性
生誕
1935-01-30 (ヨハネスブルグ(フローレンス・ナイチンゲール病院))
国籍
南アフリカ
言語
英語, ポルトガル語
宗教
ユダヤ教(世俗的・文化的帰属)
居住地歴
ヨハネスブルグ(出生) → ケープタウン(育ち、教育) → ロンドン(亡命、活動、執筆) → マプト(モザンビークでの滞在、学術活動) → ダブリン(憲法草案作業)

経歴

職業
弁護士, 活動家, 裁判官, 作家, 大学教授
活動期間
1956年〜2009年
所属
南アフリカ憲法裁判所(元判事), アフリカ民族会議(ANC、かつての活動家・幹部), ロンドン大学・南アフリカ憲法研究センター(創設ディレクター)
影響を受けた人物
エミール・ソリー・サックス(父), モーゼス・コタネ(母の関係者), オリバー・タンボ
影響を与えた人物
南アフリカの憲法学者や人権擁護者, 国際的な司法・憲法改革運動

学歴

South African College Schools
国: 南アフリカ
中等教育。学校誌編集に従事。
ケープタウン大学
法学部 / 法学科
学位: BA, LLB
卒業年: 1956
国: 南アフリカ
15歳で法学部に入学し、21歳で弁護士登録。
サセックス大学
博士課程(法学)
学位: PhD
卒業年: 1970
国: イギリス
博士論文『Justice in South Africa』。

受賞歴

サンデー・タイムズ CNA 文学賞
1991
対象作品: Soft Vengeance of a Freedom Fighter
主催: Sunday Times (South Africa)
結果: 受賞
サンデー・タイムズ CNA 文学賞
2010
対象作品: The Strange Alchemy of Life and Law
主催: Sunday Times (South Africa)
結果: 受賞
ルトゥリ勲章(銀)
2006
部門: 功労
主催: 南アフリカ共和国 大統領府
結果: 受章
法治賞(Tang Prize)
2014
部門: Rule of Law
主催: Tang Prize Foundation
結果: 受賞
レジオン・ドヌール(レジオンドヌール勲章)
2021
主催: フランス共和国 大統領
結果: 受章
Golden Plate Award
2009
主催: Academy of Achievement
結果: 受賞
和解賞(Institute for Justice and Reconciliation)
2009
主催: Institute for Justice and Reconciliation
結果: 受賞
アルビー賞(Clooney Foundation for Justice: Inaugural Lifetime Achievement)
2022
部門: Lifetime Achievement
主催: Clooney Foundation for Justice
結果: 受賞
リンカーン・メダル
2010
主催: Ford's Theatre Society
結果: 受賞
南十字勲章(Order of the Southern Cross)
主催: ブラジル共和国 大統領
結果: 受章

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Justice in South Africa

    南アフリカのアパルトヘイト下で、法と正義の意味を問う政治的エッセイ。

    南アフリカのアパルトヘイト下で、法と正義の意味を問う政治的エッセイ。

    288ページ
    政治正義アパルトヘイト
  1. 受賞作: Soft Vengeance of a Freedom Fighter

    『Soft Vengeance of a Freedom Fighter』は、アルビー・サックスによる自伝的回想録で、反アパルトヘイト運動への関与、国外亡命、爆弾事件で負傷した経験、その後の司法活動と和解への思索を率直に綴る。個人史と南アフリカの民主化史が交錯する重要な証言。

    自伝反アパルトヘイト司法和解
  2. 受賞作: The Strange Alchemy of Life and Law

    憲法裁判所判事アルビー・サックスの回想録。亡命や負傷、帰国後の法的・哲学的思索を織り交ぜ、法律と個人の経験が交差する地点から正義と和解について考察する。

    法と社会人権回想録反アパルトヘイト
  1. 受賞作: Soft Vengeance of a Freedom Fighter

    アルビー・サックスによる回想録。反アパルトヘイト運動や亡命、爆弾事件での負傷、それに続く法曹界での活動を通じて、和解と人権に関する考察を展開する個人的記録である。

    回顧録反アパルトヘイト人権と法
  2. 受賞作: The Strange Alchemy of Life and Law

    法曹としての経歴と反アパルトヘイト活動の経験を綴る回顧録。法律と倫理の交差点での試練や人権擁護の実践を通して、個人と社会の変容を深く省察する一冊。

    回顧録法と倫理人権反アパルトヘイト

作品

代表作

ザ・ソフト・ヴェンジェンス──自由闘士のやわらかな復讐

1990年 回顧録・ノンフィクション

1988年の爆破事件による負傷とその回復、反アパルトヘイト運動での経験、そして法と正義に関する省察を綴る回顧録。

復興と和解正義人権

Justice in South Africa

1973年 学術・法哲学

南アフリカにおける法と正義の問題を論じた博士論文を基にした著作。発表後、南アでは発禁となった経緯がある。

法と人権植民地主義と差別

人生と法の奇妙な錬金術

2009年 随想・法哲学

審理や判決、個人的経験を通じて見出した法と人生の関係性をエッセイ形式で描く。

共感と司法多様性の承認

全著作

  • The Jail Diary of Albie Sachs (1966)
  • Stephanie on Trial (1968)
  • Justice in South Africa (1973)
  • Protecting Human Rights in a New South Africa (1990)
  • The Soft Vengeance of a Freedom Fighter (1990)
  • Advancing Human Rights in South Africa (1992)
  • The Free Diary of Albie Sachs (2004)
  • The Strange Alchemy of Life and Law (2009)
  • We, the People: Insights of an Activist Judge (2016)
  • Oliver Tambo's Dream: Four Lectures (2017)

翻案

  • The Jail Diary(デヴィッド・エドガーにより舞台化、1981年にBBCでテレビ化)
  • ドキュメンタリー『Soft Vengeance: Albie Sachs and the New South Africa』(監督:Abby Ginzberg、2014)

作風・主題

文体
回顧録的随想的法哲学的・学術的考察
頻出モチーフ
正義和解(ソフトな復讐)人間の尊厳共感とユブントゥ(Ubuntu)

健康

  • 身体障害(右腕喪失、左眼視力障害)
    1988–
    1988年の車の爆発により右腕を失い左眼の視力を損なうが、その後の回復と執筆・司法活動に影響を与えつつも、積極的に活動を継続した。

評価・遺産

反アパルトヘイト運動の活動家として出自を持ち、南アフリカ憲法の成立と憲法裁判所の初期に強い影響を与えた判事・知識人。和解と人権尊重を訴える姿勢は国際的にも評価され、多数の勲章・名誉学位を受ける。

記念館・博物館

  • Constitutional Court Art Collection(憲法裁判所アートコレクション) コンスティテューションヒル(ヨハネスブルグ)

関連学会

  • 大学の名誉学位複数授与機関

資料所蔵先

  • O'Malley Archives(ネルソン・マンデラ財団資料)
  • Constitutional Court の記録・判決コレクション

大衆文化への影響

  • ドキュメンタリー『Soft Vengeance』がピーボディ賞受賞
  • Netflixドキュメンタリー『Live to Lead』に登場

引用

  • 選挙権の普遍性は、国家と民主主義のために重要だ。各市民の一票は尊厳と人格のバッジである。
    出典: August v Electoral Commission(判決意見) (1999年)
  • ユーモアは民主主義の偉大な溶剤の一つである。社会が自分自身を真剣に受け止めすぎると、緊張を閉じ込め、あらゆる不敬を存亡の脅威と扱ってしまう。
    出典: Laugh It Off Promotions CC v South African Breweries International(サックス意見) (2005年)

豆知識

  • 15歳で大学の法学部に入学した。
  • 21歳で弁護士としての活動を開始した。
  • 1988年の車の爆発で右腕を失い左目の視力を損なったが、その後も国際的に活動を続けた。
  • Clooney Foundation が設立した『Albie Awards(アルビー賞)』の名前の由来となっている。