プレミオ・カンピエッロ
1回登壇
-
第43回(2005年) 受賞受賞作: Il sopravvissuto
記憶と生存を巡る心理的な長編。過去の傷や社会的暴力が個人の生をどのように規定するかを見つめ、生き残ることの倫理と意味を問い直す作品。
記憶生存歴史
アントニオ・スクラーティ
Antonio Scurati
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ミラノ大学 | 哲学部 | — | Laurea(学士/修士相当) | — | イタリア |
| 社会科学高等研究院(École des hautes études en sciences sociales) | — | — | — | — | フランス |
| ベルガモ大学 | — | 理論・テクスト解析 | PhD | — | イタリア |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2005 | カンピエッロ賞(Premio Campiello) | Il sopravvissuto(『生存者』) | — | Premio Campiello 運営団体 | 受賞 |
| 2015 | ヴィアレッジョ賞(Viareggio Prize) | Il tempo migliore della nostra vita(『私たちの人生の最良の時』) | — | Viareggio Prize 運営団体 | 受賞 |
| 2019 | ストレーガ賞(Strega Prize) | M. Il figlio del secolo(『M. 世紀の子』) | — | Premio Strega 運営団体 | 受賞 |
| 2022 | ヨーロッパブック賞(European Book Prize) | M. L'uomo della provvidenza(『M. 摂理の男』) | — | European Book Prize 運営団体 | 受賞 |
| 2005 | Premio Nazionale Letterario Pisa | Il sopravvissuto | — | Premio Nazionale Letterario Pisa 運営団体 | 受賞 |
記憶と生存を巡る心理的な長編。過去の傷や社会的暴力が個人の生をどのように規定するかを見つめ、生き残ることの倫理と意味を問い直す作品。
ムッソリーニの台頭を、史料と小説的想像力を交えて描く大河的歴史小説。第一次世界大戦後の不満、暴力、新聞、群衆心理が交錯し、ファシズムが政治的現実へ変わる過程を追う。
民主主義の疲弊した隙間から、独裁の言葉が群衆へ入り込んでいく。
ムッソリーニとファシズム期のイタリアを詳細に描く歴史小説。史料を丹念に調べ上げ、実在の人物と政治過程を文学的に再構成することで、独裁と大衆化の過程を検証する。
初期の小説。戦争・暴力の語りをテーマにした作品群に繋がるモチーフを含む。
2005年刊行の小説。Premio Campielloなど主要文学賞を受賞した作品。
レオーネ・ジンツブルグの生涯を題材にした伝記的作品。ヴィアレッジョ賞受賞作。
ベニート・ムッソリーニとイタリア・ファシズムの台頭を描く五部作の第一巻。歴史とフィクションの融合を目指し、発表後に史料の誤りを巡る論争が起きたが広範な読者を獲得した。
ムッソリーニの更なる台頭と国家支配の深化を描くシリーズ第2巻。
1938–1940年の重要な出来事を描き、イタリアの第二次大戦への道筋を追う第3巻。
シリーズ第4巻。物語をさらに後の時期へと進める。
シリーズ第5巻(完結)。第二次世界大戦と戦後の帰結を扱う。
アントニオ・スクラーティは現代イタリア文学と公共知識人の重要な人物であり、主要な文学賞を多数受賞した。特にムッソリーニを描く『M』シリーズは大衆的成功と国際的翻訳・映像化をもたらす一方で、史実の扱いを巡る論争も生んだ。学界・メディア領域での影響力が強い。
ムッソリーニに声を与えることは、彼から私たちを解放するために役立つ。
勝利は私の祖父や父たちに捧げる。彼らはまず魅了され、次に抑圧された。子どもたちが再び過去の苦しみを経験しないことを望む。