ロサンゼルス・タイムズ ブック賞
1回登壇
-
第13回(1992年) 受賞
冷戦終結後の世界における政治体制の将来を問い、自由民主主義が歴史的にどう位置づけられるかを論じる政治思想書。歴史進行の見取り図と人間性に関する示唆を提示する。
352ページ政治哲学冷戦後民主主義
フランシス・フクヤマ(ヨシヒロ)
Francis Yoshihiro Fukuyama
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| コーネル大学 | 教養課程(古典学) | 古典学 | BA | 1970–1974 | アメリカ合衆国 |
| イェール大学(大学院在学) | — | 比較文学(在学) | — | 1974–1975 | アメリカ合衆国 |
| ハーバード大学 | 政治学大学院 | 政治学 | PhD | 1975–1979 | アメリカ合衆国 |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | Riggs Award for Lifetime Achievement in International and Comparative Public Administration | — | — | — | 受賞 |
冷戦終結後の世界における政治体制の将来を問い、自由民主主義が歴史的にどう位置づけられるかを論じる政治思想書。歴史進行の見取り図と人間性に関する示唆を提示する。
冷戦後のイデオロギー闘争の終焉とリベラル民主主義の普及について論じた代表作。経済的および政治的リベラリズムの普遍化を論じる。
社会的信頼(ソーシャルキャピタル)が経済発展と繁栄に与える影響を分析し、文化と経済の関連性を強調する。
バイオテクノロジーによる人間性の変化が政治や自由主義に与える影響を論じ、トランスヒューマニズムに批判的立場を取る。
国家の安定性を生む要素として、近代的な国家、法の支配、説明責任を挙げ、その形成過程を比較史的に論じる。
産業革命以降の政治制度の発展と腐敗のプロセスをたどり、制度的退廃の原因と影響を分析する。
プラトンの「ティモス」概念を借りて、現代政治の怨嗟と尊厳欲求を説明し、アイデンティティ政治の台頭を分析する。
リベラリズムへの左派と右派からの批判に応答し、現代における自由主義の課題を論じる。
フランシス・フクヤマは『歴史の終わり』で広く知られる公共知識人であり、国家形成・制度論やアイデンティティ政治など現代政治理論に大きな影響を与えた。批判も多いが、学際的な議論を喚起した点で評価されている。
私たちが目撃しているのは、冷戦の終わりだけではなく、イデオロギーの進化の終点、すなわち西側のリベラル民主主義が人間の政府形態として最終形になることであるかもしれない。