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第90回(2006年) 受賞受賞作: マーチ(March)
南北戦争下、奴隷制と理想主義の代償を見つめるため、『若草物語』の不在の父マーチ氏を主人公にした歴史小説。
南北戦争下、奴隷制と理想主義の代償を見つめるため、『若草物語』の不在の父マーチ氏を主人公にした歴史小説。
南北戦争奴隷制理想主義
ジェラルディン・ブルックス
ジェラルディン・ブルックス
Geraldine Brooks
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1955-09-14 (オーストラリア、ニューサウスウェールズ州シドニー)
- 国籍
- オーストラリア, アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 宗教
- ユダヤ教 1984年受洗
- 居住地歴
- オーストラリア・シドニー(アッシュフィールド) → フランス・トゥレット=シュル=ルー(短期滞在) → アメリカ合衆国(バージニア州など)
経歴
- 職業
- ジャーナリスト, 小説家, ノンフィクション作家
- 活動期間
- 1978年〜2025年
- 影響を受けた人物
- ルイーザ・メイ・オルコット
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| シドニー大学 | 文学部 | — | BA | 1974–1978 | オーストラリア |
| コロンビア大学ジャーナリズム大学院 | — | ジャーナリズム | MA | 1982–1983 | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2006 | ピューリッツァー賞(フィクション) | 『マーチ』 | — | ピューリッツァー賞運営委員会 | 受賞 |
| 1997 | ニータ・キブル文学賞 | 『Foreign Correspondence』(ノンフィクション) | — | オーストラリア文学関係団体 | 受賞 |
| 2008 | オーストラリア年間書籍賞(Australian Book of the Year) | 『ピープル・オブ・ザ・ブック』 | — | オーストラリア出版業界 | 受賞 |
| 2023 | Anisfield-Wolf Book Award(フィクション) | 『Horse(ホース)』 | — | Anisfield-Wolf賞実行団体 | 受賞 |
| 2025 | Library of Congress Prize for American Fiction | — | — | アメリカ議会図書館 | 受賞 |
| 2010 | Dayton Literary Peace Prize(終身功労賞) | — | Lifetime Achievement | デイトン文学平和賞運営団体 | 受賞 |
| 2009 | Peggy V. Helmerich Distinguished Author Award | — | — | ヘルマリッヒ賞実行団体 | 受賞 |
| 2016 | オースターズ・オブ・オーストラリア(Officer of the Order of Australia) | — | — | オーストラリア勲章制度 | 叙勲 |
| 2023 | Indie Book Awards(オーストラリア) | 『Horse(ホース)』 | Fiction | Indie Book Awards | 受賞 |
| 1990 | Overseas Press Club Award / Hal Boyle Award | 湾岸報道(共報道) | — | Overseas Press Club | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第1回(2006年) 受賞受賞作: March
『若草物語』に登場する父マーチ大佐の視点から南北戦争期を描き直す歴史小説。戦争の現実、道徳的葛藤、家族の喪失と責任を細やかに描写し、原作では語られなかった背景を豊かに補完する。
歴史小説南北戦争家族と倫理
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第25回(2009年) 受賞受賞作: マーチ (March)
『若草物語』の父親マーチ氏を主人公に据え、南北戦争期のアメリカを背景に戦争・信仰・倫理の葛藤を描く。史実に基づく丁寧な描写で個人の良心と社会的責任を掘り下げる歴史小説。
歴史小説戦争と倫理宗教と信仰個人と社会
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第5回(2010年) 特別賞
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第18回(2023年) 受賞受賞作: Horse
実在の馬とその周辺に関わる人々の物語を通じて、19世紀アメリカの科学、所有、権力、人種の問題を掘り下げる歴史小説。史実の断片を巧みに編んだ物語構成が特徴。
歴史人種所有アメリカ史動物(馬)
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第88回(2023年) 受賞受賞作: Horse
馬を巡る出来事とそれに絡む人間たちの関係を通じて、所有・歴史・芸術を描き出す長編。緻密なリサーチに基づいた多層的な物語構成が特色である。
歴史動物所有人種
作品
代表作
『Nine Parts of Desire: The Hidden World of Islamic Women』
1994年 ノンフィクション(レポルタージュ)中東で暮らす女性たちの暮らしと声を取材したノンフィクション。国や宗教、文化の中での女性の立場を描く。
『Year of Wonders(イヤー・オブ・ワンダーズ)』
2001年 歴史小説1666年のイングランド、デービーシャー州の村を舞台に、ペスト流行時に村を守ろうとする若い女性の戦いと成長を描く小説。
『March(マーチ)』
2005年 歴史小説(パラレル・ノベル)ルイーザ・メイ・オルコットの『若草物語』に登場する不在の父親を主人公に据え、南北戦争期の軍務と倫理的葛藤を描く作品。
『People of the Book(ピープル・オブ・ザ・ブック)』
2008年 歴史小説サラエボ・ハガーダ(ユダヤの写本)を巡る歴史的フィクション。過去数世紀にわたる文書の保存とそれに関わる人々の物語をたどる。
『Caleb's Crossing(ケイレブズ・クロッシング)』
2011年 歴史小説ハーバード・カレッジを17世紀に卒業した先住民ケイレブ・チーシャタムックの人生に着想を得た物語。文化接触と信仰の変容を描く。
『The Secret Chord(ザ・シークレット・コード)』
2015年 歴史小説(聖書の人物を主題)旧約聖書の王ダビデの生涯を題材にした歴史小説。王の人間性、権力、信仰と葛藤を再構築する。
『Horse(ホース)』
2022年 歴史小説競走馬レキシントンを巡る実話と史実に着想を得た歴史小説。種族、レース、所有権や人種の問題が交錯する物語。
『Memorial Days: A Memoir』
2025年 回想録 / ノンフィクション作家自身の個人的な記憶と家族史、職業生活を振り返る回想録(2025年刊)。
全著作
- Nine Parts of Desire(1994)
- Foreign Correspondence(1997)
- Year of Wonders(2001)
- March(2005)
- People of the Book(2008)
- Caleb's Crossing(2011)
- The Secret Chord(2015)
- Horse(2022)
- Memorial Days: A Memoir(2025)
- Boyer Lectures 2011: The Idea of Home(2011)
作風・主題
- 文体
- 歴史的事実を丹念に調査して再構成する作風リポート風の精緻な描写叙述における冷静かつ観察的な語り口
- 頻出モチーフ
- 歴史と記憶の再生宗教と信仰の葛藤個人と共同体の関係
評価・遺産
国際的に評価される歴史小説家およびジャーナリストとして知られ、2006年のピューリッツァー賞受賞をはじめ多くの栄誉を受ける。社会問題や歴史的事実に基づく物語で広範な読者層に影響を与えた。
関連学会
- ラドクリフ研究所(フェロー経験)
豆知識
- 1984年にジャーナリストのトニー・ホーウィッツと結婚しユダヤ教に改宗した。
- 2006年に小説『マーチ』でピューリッツァー賞(フィクション)を受賞し、出身国オーストラリア出身の作家として注目された。
- 2025年にアメリカ議会図書館のLibrary of Congress Prize for American Fictionを受賞。
- 2025年にカマラ・ハリスの回顧録『107 Days』に協力した(共同執筆/編集等の貢献)。