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第2回(1990年) 受賞受賞作: 生涯の業績
ジョアン・カブラル・デ・メロ・ネト(1920-1999)はブラジル・ペルナンブーコ州出身の詩人・外交官。後期ブラジル近代主義を代表する詩人であり、その作品はペルナンブーコ北東部の農村貧困や社会的不平等を主題とし、無駄を削ぎ落とした簡潔な言語と厳格な詩的構造で知られる。代表作『セヴェリーナの死と生』(1956年)は社会詩の傑作として広く称えられる。1990年カモンイス賞および1992年ノイシュタット国際文学賞を受賞した。
「繊細で聡明な詩は、この世界を広く見渡してきた人間の知恵を感じさせる」——ハドソン・レビュー
200ページ社会的不平等北東ブラジルの貧困簡潔さと詩的構造外交官としての経験ペルナンブーコの大地
ジョアン・カブラウ・デ・メロ・ネト
ジョアン・カブラウ・デ・メロ・ネト
João Cabral de Melo Neto
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1920-01-06 (レシフェ(ペルナンブーコ州)、ブラジル)
- 死没
- 1999-10-09 (リオデジャネイロ、ブラジル) 79歳
- 国籍
- ブラジル
- 言語
- ポルトガル語
- 居住地歴
- レシフェ(幼少期) → リオデジャネイロ(家族移転後・後年の居住地) → セビリア(スペイン)・駐在歴 → ポルト(ポルトガル)・領事在任地
経歴
- 職業
- 詩人, 外交官, 作家
- 活動期間
- 1942年〜1999年
- 所属
- ブラジル文学アカデミー(Academia Brasileira de Letras), ブラジル外務省(外交官として所属)
- 所属団体
- ブラジル文学アカデミー(第37座)
- 影響を受けた人物
- マヌエル・バンデイラ, ジウベルト・フレイレ, アントニオ・カンディド, シュルレアリスム(初期詩に影響)
- 影響を与えた人物
- アウグスト・デ・カンポス(詩人), ブラジルのコンクレート詩運動の詩人たち, 後続の北東部題材を扱う詩人たち
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1990 | カモンエス賞 | — | — | カモンエス賞選考委員会 | Winner |
| 1992 | ノイシュタット国際文学賞 | — | — | ノイシュタット賞委員会 | Winner |
カモンエス賞
1990
主催:
カモンエス賞選考委員会
結果:
Winner
ノイシュタット国際文学賞
1992
主催:
ノイシュタット賞委員会
結果:
Winner
受賞・候補エディション
ノイシュタット国際文学賞
1回登壇
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第12回(1992年) 受賞受賞作: 生涯の業績
カブラウは、感情に訴える叙情性よりも構築と倫理性を重視する詩風で知られる。都市や労働、社会的現実を素材に、言語の冷徹な操作によって詩的効果を生み出すことにより、ブラジル現代詩の重要な位置を確立した。
構築の厳密さで、社会と労働の現実を詩へと結晶させた。
詩社会的現実労働都市自伝的要素
作品
代表作
Morte e Vida Severina(死とセヴェリーノの生)
1955年 劇詩 / オート(民衆劇)ペルナンブーコ州の貧困と不平等に苦しむ人々、特に『セヴェリーノ』と呼ばれる労働者階級の生活を描いた劇詩。旅と死、生の描写を通じて社会的現実を鋭く描写する。
貧困北東部ブラジルの社会死と生移住と旅
映像化・舞台化
- [舞台] Morte e Vida Severina(舞台版)
翻訳
- 『死とセヴェリーノの生』部分翻訳(エリザベス・ビショップ訳)
O Cão sem Plumas(羽なき犬)
1950年 叙事詩 / 長詩カピバリベ川とそこに生きる貧しい人々を描いた長詩。地域の風景と労働の描写を通じて社会的な不正義を浮き彫りにする作品。
地域性労働環境と人間関係
翻訳
- 英語訳タイトル例: 'The Dog without Feathers'
Pedra do Sono(眠りの石)
1942年 詩集初期詩集。具体的・視覚的なイメージと初期のシュルレアリスム的傾向が見られる。
イメージの蓄積視覚性初期の実験性
翻訳
- 英語訳タイトル例: 'Slumber Stone'
全著作
- Pedra do Sono
- Os Três Mal-Amados
- O Engenheiro
- O Cão sem Plumas
- Morte e Vida Severina
- O Rio
- その他詩集・戯曲(合計18冊の詩集と2つの劇詩)
翻案
- Morte e Vida Severina の舞台上演および音楽的上演(複数)
作品の翻訳
- Education by Stone: Selected Poems(英訳集)
- Selected Poetry, 1937-1990(英訳集)
- 部分英訳: Morte e Vida Severina(エリザベス・ビショップ)
作風・主題
- 文体
- 形式への厳格な注意建築的/工学的比喩による詩作非感傷的・客観的な詩風赤ondilha(5音節・7音節の伝統的韻律)や斜め韻の使用
- 頻出モチーフ
- 石(stone)水と川(特にカピバリベ川)北東部ブラジルの風景と労働死と生
評価・遺産
ジョアン・カブラウ・デ・メロ・ネトは、形式的厳格さと地域性を組み合わせた独自の詩風により、20世紀後半のブラジル詩に強い影響を与えた。カモンエス賞やノイシュタット賞を受賞し、ブラジル文学アカデミーの座を占めたことで国際的評価も確立した。
関連学会
- ブラジル文学アカデミー(Academia Brasileira de Letras)
大衆文化への影響
- Morte e Vida Severina は舞台や音楽上演を通じて広く上演され、ブラジル文化に定着した。
- 詩的実践はコンクレート詩をはじめとする後続世代の詩人たちに影響を与えた。
引用
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詩は感情に触発されたインスピレーションの産物ではなく、詩人の忍耐強く明晰な仕事の産物である。
出典: 引用(出典: 参考文献一覧の引用)
豆知識
- 1992年にノイシュタット国際文学賞を受賞した唯一のブラジル人詩人(2025年時点での記録)とされる。
- 1968年にブラジル文学アカデミー第37座に選出された。
- 外交官として長年勤務し、ポルトやセビリアなどに駐在した。
- 生涯で約18冊の詩集と2つの劇詩を出版した。