世界・海外・国外の文学賞

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ジョエル・エイジー

ジョエル・エイジー

Joel Agee

プロフィール

性別
男性
生誕
1940-03-20 (ニューヨーク市)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語, ドイツ語(翻訳で使用)
居住地歴
メキシコ(幼少期に母と移住) → 東ベルリン(ソ連占領区、家族と在住) → ニューヨーク(成人後の居住)

経歴

職業
作家, 翻訳者, エッセイスト, フィクション編集者
活動期間
1970年〜
影響を受けた人物
ジェームズ・エイジー(父), ボドー・ウーゼ(継父)

受賞歴

グッゲンハイム・フェローシップ
結果: 受賞
全米芸術基金(NEA)助成金
主催: National Endowment for the Arts
結果: 助成
DAAD奨学金(DAAD Artists-in-Berlin Program)
1990
主催: ドイツ学術交流会(DAAD)
結果: 受賞
ヘレン&カート・ヴォルフ賞
1999
対象作品: 『ペンテシレイア』翻訳(ハインリヒ・フォン・クライスト)
主催: ドイツ系翻訳振興団体等
結果: 受賞
モダンランゲージ協会 ロイス・ロス賞
2004
対象作品: ハンス=エーリッヒ・ノッサック『Der Untergang』の翻訳
主催: Modern Language Association
結果: 受賞
ALTA(全米翻訳協会)ナショナル翻訳賞
2007
主催: American Literary Translators Association
結果: 受賞
アメリカン・アカデミー・イン・ベルリン ベルリン賞
2008
主催: American Academy in Berlin
結果: 受賞
オックスフォード=ワイデンフェルト翻訳賞
2007
主催: Oxford-Weidenfeld Prize Committee
結果: ファイナリスト

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Penthesilea

    『Penthesilea』はハインリヒ・フォン・クライストの戯曲で、アマゾンの女王ペンテシレイアとギリシア兵士との激しい愛憎と闘争を描き、愛と暴力、理性と本能の対立を極端な形で表現する古典悲劇である。

    古典戯曲激情と暴力愛と破壊
  1. 受賞作: フリードリヒ・デュレンマット選集 (The Selected Writings of Friedrich Dürrenmatt)

    デュレンマットの短編・戯曲・エッセイを収めた選集の英訳。正義や罪、不条理に対する鋭い観察と暗いユーモアを持つ原作の力を、英語で読みやすく再構築しつつ原文の哲学性を伝える翻訳が評価された。

    不条理正義と倫理ブラック・ユーモア近代社会

作品

代表作

ザ・ストーン・ワールド

2022年 小説

少年が世界の不可解さに向き合い成長していく様を描いた長編小説。記憶や恐怖、家族関係が織り込まれている。

記憶成長家族

十二年――東ドイツで過ごしたアメリカの少年時代

1981年 回想録

幼少期を東ドイツで過ごした経験を回想し、家族、政治、個人の記憶を綴る作品。

亡命東ドイツ家族史
翻訳
  • 『Zwölf Jahre – Eine amerikanische Jugend in Ostdeutschland』(ドイツ語版)

恐怖の家で

2004年 回想録

ドラッグ、宗教的探求、服役経験など、1960〜70年代の個人的暗黒期を描いた回想録。

覚醒宗教青春の混乱

『アガーテ』または忘れられた姉妹(ロバート・ムジル訳)

2019年 翻訳

ロバート・ムジルの作品の英訳。訳者としての鋭い語感が評価された。

文学翻訳20世紀欧州文学

『プロメテウスの縛り』(翻訳:アイスキュロス)

2015年 翻訳(古典)

ギリシャ悲劇『プロメテウスの縛り』の新訳。明快で現代的な訳出が特徴。

罰と反逆神話

全著作

  • Twelve Years: An American Boyhood in East Germany(1981)
  • In the House of My Fear(2004)
  • The Stone World(2022)
  • 翻訳:Prometheus Bound(2015)
  • 翻訳:Agathe or, The Forgotten Sister(2019)

作家による翻訳

  • ハインリヒ・フォン・クライスト『ペンテシレイア』(英訳)
  • ハンス=エーリッヒ・ノッサック『Der Untergang』(英訳)
  • ロバート・ムジル『Agathe or, The Forgotten Sister』(英訳)
  • アイスキュロス『プロメテウスの縛り』(英訳)

作風・主題

文体
回想的で内省的な文体翻訳における原文尊重と現代的表現の両立
頻出モチーフ
記憶とトラウマ亡命と帰属意識父子関係

評価・遺産

ジョエル・エイジーは作家・翻訳者として、特にドイツ語文学の英訳で高く評価されている。自身の東ドイツでの体験を綴った回想録や、複数の重要な翻訳業績により国際的な評価を得た。

資料所蔵先

  • ドイツ国立図書館等の関連資料目録

豆知識

  • 作家ジェームズ・エイジーの息子である。
  • 幼少期に母とメキシコへ渡り、その後東ベルリンで育った。
  • 1960〜70年代にドラッグや仏教に傾倒した時期がある。
  • イングランドで所持で短期間投獄された経験があると自伝で述べている。
  • 翻訳者としてハインリヒ・フォン・クライスト、リルケ、ムジルなど多くの作家を英訳している。