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第58回(1976年) 受賞受賞作: Doctor Copernicus(Doctor Copernicus)
ニコラウス・コペルニクスの人生と業績を内省的かつ詩的に再現した小説的伝記。学者としての孤独、発見に至る葛藤、宗教や社会との関係を深い語りで描き、科学史と個人的体験を重ね合わせる。
ニコラウス・コペルニクスの人生と業績を内省的かつ詩的に再現した小説的伝記。学者としての孤独、発見に至る葛藤、宗教や社会との関係を深い語りで描き、科学史と個人的体験を重ね合わせる。
科学史伝記的小説個人と発見内省
ジョン・バンヴィル
ジョン・バンヴィル
John Banville
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1945-12-08 (ウェックスフォード(アイルランド))
- 国籍
- アイルランド
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ウェックスフォード(出生) → ハウス(ダブリン)
経歴
- 職業
- 小説家, 脚本家, 編集者, 短編作家
- 活動期間
- 1970年〜2025年
- 所属
- The Irish Times(文学編集長 1988–1999)
- 所属団体
- Aosdána(元メンバー), 王立文学協会 フェロー, アメリカ芸術科学アカデミー(名誉会員)
- 影響を受けた人物
- W. B. イェーツ, ヘンリー・ジェームズ, ウラジーミル・ナボコフ, サミュエル・ベケット
- 影響を与えた人物
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| セント・ピーターズ・カレッジ(ウェックスフォード) | — | — | — | — | アイルランド |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1976 | ジェームズ・テイト・ブラック記念賞 | — | — | — | 受賞 |
| 2005 | ブッカー賞(Man Booker Prize) | 海 | — | Booker Prize | 受賞 |
| 2011 | フランツ・カフカ賞 | — | — | Franz Kafka Prize | 受賞 |
| 2013 | オーストリア国家賞(ヨーロッパ文学) | — | — | オーストリア文化省等 | 受賞 |
| 2014 | プリンシペ・デ・アストゥリアス賞(文学) | — | — | プリンシペ・デ・アストゥリアス財団 | 受賞 |
| 2017 | イタリア共和国 星章(Ordine della Stella d'Italia) | — | — | イタリア政府 | 叙勲(Cavaliere) |
| 1997 | ラナン文学賞(Lannan Literary Award for Fiction) | アンタッチャブル | — | ラナン財団 | 受賞 |
| 1973 | アライド・アイリッシュ・バンク賞 | バーチウッド | — | Allied Irish Banks | 受賞 |
| 1989 | Guinness Peat Aviation賞 | 証拠の書 | — | Guinness Peat Aviation | 受賞 |
| 2003 | Premio Nonino(国際ノニーノ賞) | — | — | Nonino 財団 | 受賞 |
| 2017 | RBA犯罪文学賞 | スノウ(Snow) | — | RBA(スペイン) | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第19回(1989年) 受賞受賞作: The Book of Evidence
罪とそれに伴う弁解を主題にした作品。語り手の視点から犯罪と自己正当化が描かれ、真実と記憶の交錯を通じて道徳的葛藤が浮かび上がる。
罪記憶真実と虚構
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第0回(1991年) 受賞
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第32回(1997年) 受賞
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第37回(2005年) 受賞受賞作: The Sea
幼少期の海辺の記憶と最近の喪失が重なり、Max Morden が過去のひと夏をたどり直す。記憶が現在を侵食していく、静かで濃密な小説。
海辺の記憶が、喪失の形を変えてよみがえる。
記憶喪失家族海辺
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第4回(2006年) 受賞受賞作: The Sea
喪失と記憶を静謐に見つめる長編。過去の真実がゆっくりと明らかになっていく中で、主人公の内面と郷愁が繊細な筆致で描かれるドラマティックで抒情的な物語。
208ページ記憶喪失家族郷愁 -
第10回(2012年) 受賞受賞作: Ancient Light
過去と記憶、罪と償いを主題にした成熟した長編。主人公の回想を通して時間の流れと人間関係の深みを掘り下げ、静かながら力強い文体が印象的。
記憶と喪失の奥行きを、静かな筆致でたどる。
304ページ記憶償い家族回想 -
第11回(2013年) 生涯功労賞受賞作: Lifetime Achievement Award
著者自身の生い立ちとキャリアを率直に綴った回想録。成長の過程、創作の源泉、社会的困難を乗り越える過程が温かく描かれる自伝的ノンフィクション。
作家としての軌跡を、率直な言葉でたどる。
368ページ回想録成長創作人生
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第11回(2011年) 受賞受賞作: 海 (The Sea)
記憶と喪失、家族の時間をたどる静謐な長編。主人公が夏の避暑地での過去を回想し、死と生の境界を見つめる。
記憶と喪失をめぐる静かな長編。
195ページ記憶喪失家族アイデンティティ回想
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第48回(2013年) 受賞受賞作: 生涯業績
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第34回(2014年) 受賞受賞作: リリカルで美的な小説群
ジョン・バンヴィルの小説創作全体、とくに叙情性と知的な構成力、Benjamin Black名義の犯罪小説まで含む仕事が評価された。
単一作品ではなく、小説家としての蓄積そのものが評価の中心にある。
文学的業績叙情性構成力現代アイルランド文学犯罪小説
作品
代表作
ドクター・コペルニクス
1976年 小説天文学者ニコラウス・コペルニクスを題材にした長篇で、科学者の内面と時代背景を描く作品群の一環。
ケプラー
1981年 小説ヨハネス・ケプラーを扱った作品で、『Revolutions Trilogy』の一作。科学者の情熱と孤独を描く。
証拠の書
1989年 小説犯罪と美術を巡る語り手の信頼できない記述を通じて罪と証拠を問う作品。'Frames Trilogy'の第一作。
海
2005年 小説 224ページ喪失と記憶、過去の再訪を主題にした省察的な長篇。2005年のブッカー賞受賞作。
- [映画] The Sea(映画化) (2013)
- 『海』
スノウ
2020年 犯罪小説 / ミステリ犯罪小説。ディテクティブや法医学的な要素を含む作品で、Quirke世界と関連する人物が登場する。
全著作
- Long Lankin(短編集、1970)
- Nightspawn(1971)
- Birchwood(1973)
- Doctor Copernicus(1976)
- Kepler(1981)
- The Newton Letter(1982)
- Mefisto(1986)
- The Book of Evidence(1989)
- Ghosts(1993)
- Athena(1995)
- The Untouchable(1997)
- Eclipse(2000)
- Shroud(2002)
- The Sea(2005)
- The Infinities(2009)
- Ancient Light(2012)
- Mrs Osmond(2017)
- Snow(2020)
- The Secret Guests(2020)
- April in Spain(2021)
- The Singularities(2022)
- The Lock-up(2023)
- The Drowned(2024)
翻案
- Quirke(テレビドラマ、原作はBenjamin Black名義の小説)
- The Last September(映画化/脚本参加)
- Albert Nobbs(脚本参加)
作品の翻訳
- 『海』等、日本語訳が存在(出版社・訳者は版による)
作風・主題
- 文体
- 精緻で緻密な文体抒情的かつ冷徹な観察哲学的・詩的な語り口
- 頻出モチーフ
- 記憶と喪失芸術・美術科学者と科学信用できない語り手
健康
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一時的な『ブレインフォグ』(悲嘆による創作停滞)2021(数か月)配偶者の死後、執筆が6か月程度停滞したと本人が述べている。
評価・遺産
英語で書くアイルランドの巨匠と評され、緻密な文体と芸術的探究で高い評価を受ける。文学賞の受賞歴も多く、犯罪小説の別名義Benjamin Blackでも広く知られる。
関連学会
- 王立文学協会(Fellow)
- アメリカ芸術科学アカデミー(名誉会員)
資料所蔵先
- Stuart A. Rose Manuscript, Archives, and Rare Book Library(エモリー大学)に所蔵資料あり
大衆文化への影響
- Benjamin Black名義のQuirkeシリーズがテレビドラマ化
引用
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私の作品は全部嫌いだ…全部恥ずかしいと思っている。
出典: インタビュー(発言年は2000年代) (2005年) -
(ノーベル賞の)いたずら電話で『受賞者だ』と言われた時、私は『シャンパンを買うな』と家族に告げた。
出典: 報道・インタビュー(ノーベル賞の電話詐欺に関する発言) (2019年)
豆知識
- 十代の頃、ウェックスフォード郡立図書館からディラン・トマスの詩集を盗んだと告白している。
- Benjamin Black名義での犯罪小説は執筆が早いと本人が述べている。
- Aosdánaの会員を務めていたが、2001年に経済的支援枠を他の作家のために辞退している。