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第23回(2002年) 受賞受賞作: Feed
未来の消費社会を舞台に、脳に直接接続される情報ネットワークを通した若者たちの生活を描くディストピア。消費主義・個人の主体性の喪失を問いかける。
ディストピアテクノロジー消費文化若者
M・T・アンダーソン
エム・ティー・アンダーソン
M. T. Anderson
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1968-11-04 (アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ケンブリッジ)
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- マサチューセッツ州ストウ(幼少期〜育成) → マサチューセッツ州ケンブリッジ(現住所)
経歴
- 職業
- 作家, 児童文学作家
- 活動期間
- 1997年〜
- 所属
- キャンドルウィック・プレス(元勤務), バーモント芸術大学(教員・理事), National Children's Book and Literacy Alliance(理事)
- 所属団体
- National Children's Book and Literacy Alliance(理事), Vermont College of Fine Arts(理事・教員)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| セント・マークス・スクール | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
| ハーバード大学 | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
| ケンブリッジ大学 | — | — | — | — | イングランド |
| シラキュース大学 | — | — | — | — | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2006 | National Book Award(ヤング・ピープルズ・リテラチャー部門) | 『The Pox Party』(『The Astonishing Life of Octavian Nothing, Volume I: The Pox Party』) | Young People's Literature | National Book Foundation | Winner |
| 2019 | Margaret Edwards Award | 『Feed』『The Pox Party』『The Kingdom on the Waves』など | — | アメリカ図書館協会(ALA) | Winner |
| 2024 | Michael L. Printz Award | 『The Collectors: Stories』 | — | アメリカ図書館協会(YALSA) | Winner |
| 2002 | Boston Globe–Horn Book Award(Honor Book) | 『Handel, Who Knew What He Liked』 | — | The Boston Globe / The Horn Book | Honor Book |
| 2002 | National Book Award(ノミネート) | 『Feed』 | Young People's Literature | National Book Foundation | Finalist |
| 2009 | Michael L. Printz Award(Honor Book) | 『The Kingdom on the Waves』 | — | アメリカ図書館協会(YALSA) | Honor Book |
| 2018 | National Book Award(Finalist) | 『The Assassination of Brangwain Spurge』 | Young People's Literature | National Book Foundation | Finalist |
| 2024 | Newbery Medal(Honor Book) | 『Elf Dog and Owl Head』 | — | アメリカ図書館協会(ALA) | Honor Book |
| — | Golden Duck Awards(Hal Clement Award for Young Adults) | — | Hal Clement Award for Young Adults | Golden Duck Awards | Winner |
受賞・候補エディション
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第8回(2007年) 栄誉受賞作: The Pox Party (Octavian Nothing, Vol I)
18世紀のボストンで育てられたオクタヴィアンは、科学者たちによる実験と奴隷制の現実のあいだで、自分が何者かを知ることになる。革命の時代を背景に、知性と暴力、自由の意味が鋭く問われる。
革命前夜のボストンで、少年は自由と実験の残酷さを知る。
368ページ奴隷制科学革命自由アイデンティティ -
第10回(2009年) 栄誉受賞作: The Kingdom on the Waves (Octavian Nothing, Vol II)
逃亡したオクタヴィアンが、英国軍に支配されたボストンと南部沿岸を舞台に、革命戦争の渦中を生き延びようとする物語。自由と忠誠、暴力と帰属の問題を、スケールの大きな歴史小説として描く。
革命戦争のただ中で、自由を求めるオクタヴィアンの旅が続く。
592ページ歴史小説奴隷制革命戦争アイデンティティ -
第25回(2024年) 受賞受賞作: The Collectors: Stories
収集というテーマを手がかりに、十人のYA作家が異なる形式と語り口で挑む短編集。奇妙さや実験性を前面に出しながら、所有、記憶、アイデンティティ、関係性のずれを一冊に束ねている。
十の物語が、集めることの不思議さをそれぞれのかたちで照らし出す。
272ページ短編集収集実験的な語りアイデンティティ若者多様性
作品
代表作
『Thirsty』
1997年 ヤングアダルト、ホラー的要素思春期を迎える少年クリスがヴァンパイアへと変貌していく過程を描き、成長と変容を恐怖とユーモアを交えて描いた作品。
『Feed(フィード)』
2002年 ディストピア、ヤングアダルト未来社会で若者が脳に埋め込まれた「フィード」によって常時広告や情報に繋がれ、消費主義と企業支配が日常を蝕む様子を描くディストピア小説。
『The Astonishing Life of Octavian Nothing, Volume I: The Pox Party(オクタヴィアン・ナッシングの驚くべき生涯 第1巻:ポックス・パーティ)』
2006年 歴史小説、ヤングアダルト18世紀のアメリカ植民地を舞台に、アフリカの王女の息子オクタヴィアンが科学的研究の対象として育てられる過程と、彼が真実に直面する物語。
『The Astonishing Life of Octavian Nothing, Volume II: The Kingdom on the Waves(第2巻:波の王国)』
2008年 歴史小説、ヤングアダルト第1巻の続編。手紙形式を用いながら、オクタヴィアンのその後と18世紀の政治的・社会的背景を描く。
『The Assassination of Brangwain Spurge』
2018年 児童向け長編、ユーモア・風刺風刺とユーモアを交えた物語。イラストレーターと協働した作品で、異なる視点や言語表現を活かした語りが特徴。
『Elf Dog and Owl Head』
2023年 児童文学、絵本/長篇児童向けの物語。独特の語りとイラストレーションで評価され、2024年Newbery Honorに選出。
『The Game of Sunken Places(沈んだ場所のゲーム)』
2004年 前ティーン向け、ファンタジー二人の少年がゲームの盤を見つけ、別世界で試練を受けながら冒険を繰り広げるファンタジー作品。
全著作
- Thirsty(1997)
- Burger Wuss(1999)
- Feed(2002)
- Handel, Who Knew What He Liked(2001)
- The Game of Sunken Places(2004)
- The Pox Party(2006)
- The Kingdom on the Waves(2008)
- The Assassination of Brangwain Spurge(2018)
- Elf Dog and Owl Head(2023)
作風・主題
- 文体
- ウィットと皮肉に富む文体多様なジャンルを行き来する語り口思春期読者に対する成熟した語彙と構成
- 頻出モチーフ
- 消費主義と企業の影響若者文化と声の再現歴史への綿密なリサーチ
評価・遺産
M・T・アンダーソンは、若年層向け文学においてウィットと風刺を用いて社会的主題(消費主義、企業支配、歴史の扱いなど)を探求する作家として評価されている。複数の主要賞受賞・ノミネート歴があり、教育現場でも『Feed』などが教材として採用されるなど影響力が大きい。
資料所蔵先
- Library of Congress(関連図書館カタログ記録)
大衆文化への影響
- 『Feed』は学校の教材として扱われることが多く、ディストピア文学の代表例として言及される
引用
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「私たちは最初に物事を解読できないからこそ書くのだ。」
出典: Julie Princeとのインタビュー(Teacher Librarian, 2009) (2009年)
豆知識
- 母親は聖公会の司祭であるジュリアナ・コリンズ・アンダーソン。
- かつてラジオ局WCUWでディスクジョッキーを務めた経験がある。
- キャンドルウィック・プレスで編集部に勤めた後、作家デビューした。
- ケンブリッジ(マサチューセッツ)在住で、バーモント芸術大学の理事を務める。