世界・海外・国外の文学賞

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マリア・コルティ

マリア・コルティ

Maria Corti

プロフィール

性別
女性
生誕
1915-09-07 (イタリア・ミラノ)
死没
2002-02-22 (イタリア・ミラノ) 86歳
国籍
イタリア
言語
イタリア語, ラテン語
宗教
ローマ・カトリック
居住地歴
ミラノ → パヴィーア(パヴィア) → レッチェ → コモ → ブレシア → アプーリア(サレント地方)

経歴

職業
文献学者, 文学批評家, 小説家, 教育者
活動期間
1936年〜2002年
所属
パヴィア大学, レッチェ大学(教壇), アレッサンドロ・ヴォルタ・リーチェオ(教員), チェーザレ・ベッカリア・リーチェオ(教員)
影響を受けた人物
ベンヴェヌート・テラチーニ, アントニオ・バンフィ, チェザーレ・セグレ
影響を与えた人物
パヴィア学派の後続研究者たち

学歴

ミラノ大学
文学部 / 中世ラテン語
学位: Laurea
期間: 1933-1936
卒業年: 1936
国: イタリア
中世ラテン語に関する論文。指導教員はベンヴェヌート・テラチーニ。
ミラノ大学
哲学部 / 哲学
学位: Laurea
国: イタリア
『アフリカン・スピール』に関する論文。指導教員はアントニオ・バンフィ。

受賞歴

カンピエッロ賞
対象作品: 業績全体
主催: Fondazione Il Campiello
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: The Hour of All(L'ora di tutti / 皆の時間)

    共同体の時間と個人の記憶が交錯する群像的な作品。言語と記憶の層を重ねながら、歴史と日常の接点で生まれる人間のあり方を文学的に問いかける実験的要素を持つ長編。

    記憶言語共同体歴史

作品

代表作

L'ora di tutti

1962年 歴史小説

オトラントを舞台にした歴史小説。コルティの初の主要なフィクション作品。

歴史記憶地方性

Voci del nord-est: Taccuino americano

1986年 回想録風エッセイ/小説的随筆

アメリカ滞在を記したタッカイーノ。自伝的要素を色濃く反映する作品。

自伝性旅行記文化観察

Il canto delle sirene

1989年 小説

自伝的要素を含む晩年の小説。記憶と物語の交錯が特徴。

記憶女性の生涯文学と自己

Princìpi della comunicazione letteraria

1976年 文献学・記号学

文学記号論とコミュニケーション理論を扱った主要な批評的著作。英訳も刊行された。

記号学文学理論テキスト研究
翻訳
  • An Introduction to Literary Semiotics(英訳)

全著作

  • Studi sulla latinità merovingia in testi agiografici minori (1939)
  • Studi sulla sintassi della lingua poetica avanti lo Stilnovo (1953)
  • Metodi e fantasmi (1969)
  • Princìpi della comunicazione letteraria (1976)
  • L'ora di tutti (1962)
  • Cantare nel buio (1981)
  • Voci del nord-est: Taccuino americano (1986)
  • Il canto delle sirene (1989)
  • Catasto magico (1999)

作風・主題

文体
学究的で精緻な文体批評的視点と自伝的語りの融合テキスト細部への注意
頻出モチーフ
記憶と回想ダンテと中世文学言語とテキストの系譜アーカイブと自筆稿

健康

  • 呼吸不全
    2002
    2002年2月に呼吸不全で逝去。晩年まで執筆と研究を継続した。

評価・遺産

マリア・コルティは戦後イタリアを代表する文献学者・文学研究者の一人であり、パヴィア学派の中核を形成した。パヴィア大学で近代・現代作家の自筆稿を保存する「Fondo Manoscritti di Autori Moderni e Contemporanei」を創設し、アーカイブ研究と批評の発展に大きく寄与した。自身の小説は学術的知見と自伝的要素を融合させた点で評価される。

関連学会

  • アッカデミア・デッラ・クルスカ
  • アッカデミア・デイ・リンチェイ

資料所蔵先

  • Fondo Manoscritti di Autori Moderni e Contemporanei(パヴィア大学)

豆知識

  • 生涯未婚であった。
  • パヴィア大学に近代・現代作家の自筆稿を保存する基金(Fondo Manoscritti)を創設した。
  • 女性が大学やリーチェオの教職に就くことを制限する時代規定のため、初期は中等教育の教員として働いた。
  • 葬儀にはウンベルト・エーコら著名な学者が参列した。