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ニコラ・バーカー

ニコラ・バーカー

Nicola Barker

プロフィール

性別
女性
生誕
1966-03-30 (イーリー(ケンブリッジシャー))
国籍
英国
言語
英語
居住地歴
南アフリカ(幼少期) → イギリス

経歴

職業
小説家, 短編作家
活動期間
1994年〜2025年

受賞歴

PEN/Macmillan シルバーペン賞
1993
対象作品: Love Your Enemies
主催: PEN/Macmillan
結果: co-winner
デイヴィッド・ハイム賞(フィクション)
1993
対象作品: Love Your Enemies
主催: David Higham
結果: winner
ジョン・ルウェリン・リース賞
1996
対象作品: Heading Inland
主催: John Llewellyn Rhys Prize
結果: winner
インターナショナル・ダブリン文学賞
2000
対象作品: Wide Open
主催: International Dublin Literary Award
結果: winner
ホーソーンデン賞
2008
対象作品: Darkmans
主催: Hawthornden Prize
結果: winner
ブッカー賞
2004
対象作品: Clear: A Transparent Novel
主催: Man Booker Prize
結果: longlist
ブッカー賞
2007
対象作品: Darkmans
主催: Man Booker Prize
結果: shortlist
ブッカー賞
2012
対象作品: The Yips
主催: Man Booker Prize
結果: longlist
ゴールドスミス賞
2017
対象作品: H(a)ppy
主催: Goldsmiths Prize
結果: winner

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Heading Inland

    『Heading Inland』は英国の地方や郊外を舞台に、日常のずれや孤独、奇妙な人物たちのやり取りを描く作品。登場人物の内面と地域社会の断面を重ね合わせ、ユーモアと人間の脆さを同時に浮かび上がらせる作風が特徴的である。

    孤独英国地方奇妙な人物描写ユーモアと哀愁
  1. 受賞作: Wide Open

    海辺の小さな町を舞台に、奇妙で孤立した住民たちの暮らしを通して家族の崩れや疎外を描く。ユーモアと不穏さが同居する、実験性の高い長篇。

    海辺の町に暮らす人々の奇妙なつながりが、ユーモアと不穏さの中でほどけていく。

    304ページ
    孤独家族ユーモア共同体社会の周縁
Hawthornden Prize 1回登壇
  1. 受賞作: Darkmans

    地方都市を舞台に、家族と都市の歴史や記憶が交錯する長編。時間の跳躍や言語遊戯、ユーモアと哀感を駆使し、過去と現在、現実と幻想が混ざり合う中で登場人物たちの孤独と奇妙な連関を浮かび上がらせる実験的作品。

    都市家族時間言語遊戯記憶
  1. 受賞作: H(A)PPY

    視覚的・構造的な実験を含む長篇で、複数の登場人物を通じて幸福や狂気、孤独の諸相を探る。レイアウトや語りの抑揚を駆使し、読者に能動的な読解を促す挑発的な作品。

    実験的小説孤独言語遊び現代社会

作品

代表作

Wide Open

1998年 小説(風変わりな人物描写)

孤立した島を舞台に、風変わりな登場人物たちの日常と異常が描かれる長編。ニコラ・バーカーの特有のユーモアと憂鬱が混在する作品。

孤立人間の奇妙さコミュニティの崩壊

Darkmans

2007年 小説(実験的) 838ページ

ごく限られた数日間を舞台にした長大な物語。プロットは限定的だが、言語や時間の扱いを通じてイギリス社会と歴史の影響を探る実験的長編。

歴史の痕跡都市と記憶日常の不安

Clear: A Transparent Novel

2004年 小説(現代)

ロンドンを舞台に、パフォーマンス・アーティストの絶食事件を背景にした物語。現代社会の奇妙さと人物の孤独が描かれる。

メディアとパフォーマンス個人の孤独

The Yips

2012年 小説

奇妙な登場人物たちが織りなす物語。2012年のブッカー賞長編リストに入選。

奇人変人生活の不条理

H(a)ppy

2017年 小説(実験的)

形式や語りを工夫した実験的な長編。2017年ゴールドスミス賞受賞作。

幸福のパロディ言語実験

Love Your Enemies

1993年 短編集

初期の短編を集めた作品集。1993年に複数の賞を受賞・評価された。

日常の異常人物の孤独

全著作

  • Reversed Forecast (1994)
  • Small Holdings (1995)
  • Wide Open (1998)
  • Five Miles from Outer Hope (2000)
  • Behindlings (2002)
  • Clear: A Transparent Novel (2004)
  • Darkmans (2007)
  • Burley Cross Postbox Theft (2010)
  • The Yips (2012)
  • In the Approaches (2014)
  • The Cauliflower (2016)
  • H(a)ppy (2017)
  • I Am Sovereign (2019)
  • TonyInterruptor (2025)
  • Love Your Enemies (1993)
  • Heading Inland (1996)
  • The Three Button Trick: Selected Stories (2001)

作風・主題

文体
風変わりでブラックユーモアを含む文体実験的で断片的な語りディテール重視のリアリズム
頻出モチーフ
孤立した場所奇人変人日常の異常性

評価・遺産

ニコラ・バーカーは独特のユーモアと実験的な語りで評価されるイギリスの作家。ブッカー賞の候補作やゴールドスミス賞、ダブリン文学賞など主要な文学賞での受賞・ノミネートを通じて、現代英文学における重要な位置を占める。

引用

  • 「驚異的に素晴らしい」
    出典: パトリック・ネス(The Guardian の書評) (2007年)

豆知識

  • 幼少期に両親と共にイギリスを離れ、南アフリカで暮らした経験がある。
  • 『Wide Open』と『Behindlings』、および『Darkmans』はテムズ・ゲートウェイを舞台とした非公式の三部作とされる。
  • 2017年にゴールドスミス賞を受賞した。