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オーソン・スコット・カード

オーソン・スコット・カード

Oson Sukotto Kādo

別名: OSC
ペンネーム: フレデリック・ブリス初期の短編や教会向け作品で使用された筆名の一つ, ブライアン・グリーンいくつかの短編で使用, P.Q.ガンプユーモアや児童向け作品での使用が報告される筆名, ダイナ・カークハム女性名義のペンネームのひとつ, スコット・リチャーズ短編等で使用, バイロン・ウォーリー教会誌Ensign等に掲載した作品で使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1951-08-24 (ワシントン州リッチランド)
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
末日聖徒イエス・キリスト教会(LDS)
居住地歴
カリフォルニア州サンマテオ → ユタ州ソルトレイクシティ → カリフォルニア州サンタクララ → アリゾナ州メサ → ユタ州オレム → ノースカロライナ州グリーンズボロ(現住所)

経歴

職業
小説家, 短編作家, コラムニスト, 脚本家, 講師
活動期間
1977年〜
所属
サザンバージニア大学(教員), Writers of the Future(審査員), UNC-TV(理事)
所属団体
サイエンス・フィクション作家協会(SFWA)
影響を受けた人物
ロバート・A・ハインライン, J.R.R.トールキン, C.S.ルイス, アイザック・アシモフ, レイ・ブラッドベリ, マーク・トウェイン
影響を与えた人物
ブランドン・サンダースン, ステファニー・メイヤー, デイブ・ウォルバートン(デイヴ・ウォルバートン), リンジー・エリス

学歴

ブリガムヤング大学
演劇学部(演劇専攻)
学位: BA
期間: 1971–1975
卒業年: 1975
国: アメリカ合衆国
学部で演劇を専攻。修士課程進学前に短編の執筆を開始。
ユタ大学
文学部(英語) / 英文学
学位: MA
期間: 1979–1981
卒業年: 1981
国: アメリカ合衆国
英文学の修士号取得。後にノートルダム大学の博士課程に入るも中退。
ノートルダム大学(博士課程中退)
国: アメリカ合衆国
博士課程に在籍したが執筆活動のため中退

受賞歴

ヒューゴー賞(長編)
1986
対象作品: エンダーのゲーム
部門: Best Novel
主催: ワールド・サイエンス・フィクション・ソサイエティ
結果: 受賞
ネビュラ賞(長編)
1986
対象作品: エンダーのゲーム
部門: Best Novel
主催: サイエンス・フィクション作家協会
結果: 受賞
ヒューゴー賞(長編)
1987
対象作品: 死者のための弁明(スピーカー・フォー・ザ・デッド)
部門: Best Novel
主催: ワールド・サイエンス・フィクション・ソサイエティ
結果: 受賞
ネビュラ賞(長編)
1987
対象作品: 死者のための弁明(スピーカー・フォー・ザ・デッド)
部門: Best Novel
主催: サイエンス・フィクション作家協会
結果: 受賞
ヒューゴー賞(中編/ノヴェラ)
1988
対象作品: アイ・フォー・アイ(Eye for Eye)
部門: Best Novella
主催: ワールド・サイエンス・フィクション・ソサイエティ
結果: 受賞
ネビュラ賞(中編/ノヴェラ)
1988
対象作品: アイ・フォー・アイ(Eye for Eye)
部門: Best Novella
主催: サイエンス・フィクション作家協会
結果: 受賞
ジョン・W・キャンベル新人賞
1978
部門: Best New Writer
主催: 科学誌関連団体
結果: 受賞
マーガレット・エドワーズ賞
2008
対象作品: YA読者向けの業績(複数作品)
主催: アメリカ図書館協会(YALSA)
結果: 受賞
Edward E. Smith Memorial Award(ル・グウィン賞等に準ずる地域賞)
1992
主催: ローカル・サイエンスフィクション団体
結果: 受賞
ローカス賞(Alvin Journeyman)
1996
対象作品: Alvin Journeyman
主催: Locus Magazine
結果: 受賞
ウィットニー賞(モルモン作家功労賞)
2008
部門: Lifetime Achievement
主催: Whitney Awards
結果: 受賞

受賞・候補エディション

ネビュラ賞 1回登壇
  1. 天才少年エンダー・ウィギンが、異星人との戦争に備える軍事訓練学校へ送られ、戦術と倫理の両方を試される物語。遊びのような訓練が現実の戦争へつながっていく中で、孤独と責任の重さが強く浮かび上がる。

    訓練室のゲームが、そのまま戦争の行方を決めていく。

    540ページ
    SF軍事訓練倫理成長リーダーシップ
ヒューゴー賞 1回登壇
  1. 『エンダー』の続編にあたり、成長したエンダーが新たな星で“スピーカー”として死者の物語を語り、異星種族との誤解や文化摩擦、贖罪と和解を探る。宗教的・倫理的テーマと異文化理解が深く掘り下げられる。

    成長したエンダーが、死者の真実を語る役割を担う。

    368ページ
    異文化理解倫理宗教贖罪
  1. 受賞作: Seventh Son

    『Seventh Son』は『Alvin Maker』シリーズの第1作で、アメリカ民間伝承と魔術を織り交ぜた歴史的ファンタジー。主人公アルヴィンの成長とその能力、社会との葛藤を通じて米国的伝承と個人の運命を描く。

    アメリカ民話魔術成長小説歴史ファンタジー
  1. 受賞作: The Memory of Earth

    遠い未来の人類社会を舞台に、集団の記憶や社会制度を巡る壮大な物語。宗教的・哲学的な要素と家族をめぐるドラマを含む叙事詩的作品。

    社会史観宗教と文化未来社会
  2. 受賞作: Empire

    『Empire』は米国内の分断と内戦の危機を描く近未来の政治スリラー。テロや暴力が引き金となり国家が分裂する状況で、権力と市民の自由の関係が鋭く問われる物語。

    政治スリラー近未来権力と自由
  3. 受賞作: Hidden Empire

    分裂の危機に瀕する国家を舞台にした政治SF・スリラー。陰謀と軍事的緊張の中で権力闘争や市民の倫理的選択を描き、国家と個人の関係を問い直す。

    政治内戦/分裂権力闘争倫理
ゲフェン賞 3回登壇
  1. 受賞作: Pastwatch

    未来の観察技術を用いて過去を監視・改変しようとするプロジェクトを描くタイムトラベルSF。歴史的事件の修正を通じて倫理と文明の帰結を問う物語。

    タイムトラベル歴史改変倫理文明批評
  2. 受賞作: Ender's Shadow

    『エンダーのゲーム』をビーンの視点から描き直した物語。戦術や少年兵の心理、戦争教育の残酷さと個人の成長を扱う軍事SF。

    軍事SF若者戦術倫理
  3. 受賞作: Earth Afire / Earth Awakens (translated)

    フォーミック戦争を描くシリーズの一部。地球と異星勢力の対立を壮大なスケールで描くスペースオペラで、戦略や人間ドラマが主題。

    スペースオペラ戦争異星人SF

作品

代表作

エンダーのゲーム

1985年 サイエンスフィクション

天才児エンダー・ウィギンが宇宙戦争に備えた軍事訓練を受け、極めて困難な選択と犠牲に直面する物語。後にシリーズ化され、SF文学の代表作となる。

育成と操り戦争の倫理犠牲と成長孤立した天才
映像化・舞台化
  • [映画] エンダーのゲーム / Gavin Hood (2013)
  • [コミック] Ender's Game(コミック版)
翻訳
  • エンダーのゲーム(日本語訳)

死者のための弁明

1986年 サイエンスフィクション

成人したエンダーが異星の文化と接し、『死者のための弁明』として死者の真実を語る旅を通じて誠実さと成熟を問う作品。

誠実さ異文化理解贖罪と成長

セブンス・サン(第1巻:アルヴィン・メーカー物語)

1987年 ファンタジー/代替歴史

ジョセフ・スミスの物語をモチーフにした米国版神話を作り上げる物語。アルヴィンという特異な能力を持つ青年が共同体を救うために成長する。

宗教的モチーフ創造と贖罪コミュニティのための犠牲

過去の監視(パストウォッチ)

1996年 SF(タイムトラベル)

時間を研究する組織が歴史を書き換え、コロンブスの行為の影響を修正しようとする物語。時間・倫理・歴史の解釈を巡る作品。

歴史改変倫理責任

全著作

  • エンダーのゲーム シリーズ 他(主要作品群)
  • アルヴィン・メーカー物語(The Tales of Alvin Maker)
  • Maps in a Mirror(短編集)

翻案

  • エンダーのゲーム(2013年映画)
  • 複数のコミック化(Enderverseのコミック化)
  • テレビシリーズ『Extinct』(BYUtv、2017)関与(製作・脚本)

作品の翻訳

  • エンダーのゲーム(日本語訳等)

作風・主題

文体
スクリーンライティング経験に基づく速いテンポと描写重視の文体登場人物中心の物語運び宗教的・倫理的テーマを織り込む
頻出モチーフ
孤独な天才(子供の救世主)犠牲と贖罪コミュニティのための個人の選択宗教的象徴と倫理問題

健康

  • 脳卒中(軽度)
    2011-01-01
    軽度の脳卒中を患ったが回復し、長期的な後遺症は報告されていない

評価・遺産

『エンダーのゲーム』などの作品で国際的な評価を得た一方、同性愛に対する公的発言などで論争を引き起こした。SF界への影響は大きく、多数の作家が影響を受けている。主要賞(ヒューゴー賞・ネビュラ賞等)を複数受賞している。

記念館・博物館

  • ハロルド・B・リー図書館(オーソン・スコット・カード文書収蔵) ユタ州プロボ、ブリガムヤング大学 2007年開館

関連学会

  • アソシエーション・フォー・モルモン・レターズ(Association for Mormon Letters)

資料所蔵先

  • オーソン・スコット・カード文書(BYUハロルド・B・リー図書館所蔵)

大衆文化への影響

  • 『エンダーのゲーム』は2013年にハリウッドで映画化され、広く知られるようになった
  • コミック化やゲーム、舞台化など多方面で派生作品が作られている

引用

  • 私は『エンチャントメント』に妻へのすべての愛を注ぎ込んだ。
    出典: インタビュー(口述) (1999年)

豆知識

  • ブリガム・ヤングの子孫(曾々孫にあたる)である。
  • 50冊以上の長編と多数の短編を執筆している。
  • いくつかの作品や記事で物議を醸し、映画化などのプロジェクトでボイコット運動の対象になったことがある。
  • 複数のペンネームを使用している(例:Byron Walley、Frederick Bliss等)。