ナショナル・ブック賞(翻訳文学)
2回登壇
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第1回(2018年) ロングリスト受賞作: One Part Woman
植民地期の南インドの村を舞台に、子を授からない夫婦カリとポンナが、家族や共同体からの圧力にさらされる姿を描く。二人は信仰や儀礼に望みを託し、やがて結婚の規範が一夜だけゆるむ祭礼が最後の可能性として浮上する。
愛し合う夫婦の願いが、共同体の慣習と子を持つことへの圧力に揺さぶられる。
256ページ夫婦不妊カースト慣習南インド -
第3回(2020年) ロングリスト受賞作: The Story of a Goat
タミル・ナードゥの農村で、見知らぬ巨人めいた男から弱々しい黒い子山羊を託された老夫婦が、その山羊プーナーチを育てていく物語。山羊の感覚を通して、干ばつや飢え、家畜をめぐる行政、カーストや色をめぐる序列が、牧歌的な日々の背後にひそむ不穏さとして浮かび上がる。
小さな黒山羊の一生が、弱きものを守るはずの世界の冷たさと、そこに残る愛情の瞬間を映し出す。
192ページ農村生活動物寓話カースト官僚制生存と愛情