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第16回(1999年) 受賞受賞作: Tipping the Velvet
ヴィクトリア朝時代を舞台に、女性間の性愛と自己発見を大胆に描いた歴史恋愛小説。舞台芸能や性的解放が主題。
ジェンダー女性同性愛自己発見歴史フィクション
サラ・ウォーターズ
サラ・ウォーターズ
Sarah Waters
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1966-07-21 (イングランド・ウェールズ、ネイランド(ペンブロークシャー))
- 国籍
- ウェールズ
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ネイランド(ペンブロークシャー) → ミドルズブラ(イングランド) → ケニントン(ロンドン南東)
経歴
- 職業
- 小説家, 研究者/学者
- 活動期間
- 1998年〜
- 所属団体
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチャー(会員)
- 影響を受けた人物
- チャールズ・ディケンズ, ウィルキー・コリンズ, メアリー・シェリー, ブロンテ姉妹, A.S.バイアット, ジョン・ファウルズ, アンジェラ・カーター
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| ケント大学 | — | 英文学 | BA | — | イギリス |
| ランカスター大学 | — | 英文学 | MA | — | イギリス |
| クイーン・メアリー・ロンドン大学 | — | 英文学/文学研究 | PhD | — | イギリス |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019 | 大英帝国勲章(OBE) | — | — | 英国王室/政府(官報による公告) | 受章 |
| 1999 | ベティ・トラスク賞 | Tipping the Velvet | — | Society of Authors | 受賞 |
| 2001 | Stonewall Book Award | Affinity | — | アメリカ図書館協会(RRT) | 受賞 |
| 2000 | サマセット・モーム賞 | Affinity | — | Society of Authors | 受賞 |
| 2003 | British Book Awards(Author of the Year) | — | — | British Book Awards | 受賞 |
| 2002 | マン・ブッカー賞(候補) | Fingersmith | — | Man Booker Prize | ノミネート(最終候補) |
| 2006 | マン・ブッカー賞(候補) | The Night Watch | — | Man Booker Prize | ノミネート(最終候補) |
| 2009 | マン・ブッカー賞(候補) | The Little Stranger | — | Man Booker Prize | ノミネート(最終候補) |
| 2000 | Lambda Literary Award | Tipping the Velvet | — | Lambda Literary Foundation | 受賞 |
| 2007 | Lambda Literary Award | The Night Watch | — | Lambda Literary Foundation | 受賞 |
| 2009 | Fellow of the Royal Society of Literature | — | — | ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチャー | 選出 |
受賞・候補エディション
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第12回(2000年) 受賞受賞作: Tipping the Velvet
米国女性史を読み替え、歴史上の女性たちの成果をレズビアンの視点から再評価する歴史書。
女性運動、教育、職業進出の背後にある関係性を読み直す。
女性史レズビアン史参政権教育職業 -
第15回(2003年) 受賞
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第19回(2007年) 受賞受賞作: The Night Watch
戦時下のロンドンとその後を、四人の人物の視点でたどる小説。秘密と欲望が時間を遡る構成の中で少しずつつながっていく。
戦争が終わっても終わらない秘密とつながり。
560ページ戦争文学ロンドン秘密クィア
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受賞作: Affinity
19世紀末のロンドンを舞台に、監獄や霊的世界を背景として女性たちの孤独と抑圧、密やかな欲望を描くゴシック小説。社会的制約と個人の欲望が交錯する物語。
ゴシックヴィクトリア朝同性愛幽霊監獄
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第28回(2001年) 受賞受賞作: Affinity
ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、霊や囚人収容所をめぐる心理小説。女性同士の禁断の関係や権力、宗教の抑圧が絡み合い、不気味で魅惑的なゴシック的要素を通して欲望と真実を暴き出す。
ゴシックヴィクトリア朝レズビアン関係宗教と権力
作品
代表作
Tipping the Velvet
1998年 歴史小説(ヴィクトリア朝ロマンス)ヴィクトリア朝を舞台に、若い女性の成長と同性愛関係を描く作品。軽快でロマンチックな側面とセクシュアリティの探求が特徴。
- [テレビドラマ] Tipping the Velvet(テレビドラマ) (2002)
- 複数言語への翻訳あり(中国語、韓国語、スロベニア語 など)
Affinity
1999年 歴史小説/ゴシックヴィクトリア朝のスピリチュアリズムと刑務所を背景に、身分の差と精神的結びつきを描く暗めの作品。幽霊や超自然への関心がテーマに絡む。
- [映画(テレビ映画)] Affinity(映画化) (2008)
Fingersmith
2002年 歴史ミステリ/サスペンス巧妙なプロットと二重の裏切りを伴うヴィクトリア朝の長編。身分と詐欺、愛憎が絡み合う緻密な物語。
- [テレビドラマ] Fingersmith(テレビドラマ) (2005)
- [映画] The Handmaiden(ハンドメイド) / Park Chan-wook (2016)
The Night Watch
2006年 歴史小説(第2次世界大戦期・戦後)1940年代のロンドンを舞台に、男女数人の人生を行き来する構成で、失望・喪失・裏切りを描く群像劇。
- [テレビドラマ] The Night Watch(テレビドラマ) (2011)
The Little Stranger
2009年 ゴシック/スーパーナチュラル戦後のイギリス田舎屋敷を舞台にしたゴシック小説。没落する名家と不可解な現象を、医師の視点から描く幽霊譚的作品。
- [映画] The Little Stranger(映画) / Lenny Abrahamson (2018)
The Paying Guests
2014年 歴史小説/ミステリ第一次世界大戦後の1920年代ロンドンを舞台に、家計を助けるために下宿人を取った一家と、そこではじまる複雑な関係と殺人事件を描く。
全著作
- Tipping the Velvet(1998)
- Affinity(1999)
- Fingersmith(2002)
- The Night Watch(2006)
- The Little Stranger(2009)
- The Paying Guests(2014)
翻案
- Tipping the Velvet(テレビドラマ、2002)
- Fingersmith(テレビドラマ、2005)
- Affinity(テレビ映画、2008)
- The Night Watch(テレビドラマ、2011)
- The Handmaiden(映画、2016。『Fingersmith』を基に)
- The Little Stranger(映画、2018)
作風・主題
- 文体
- ヴィクトリア朝の細密な描写とポストモダン的な構成を融合した文体緻密なリサーチに基づく歴史描写心理描写と感情の機微に重点を置く写実的な語り
- 頻出モチーフ
- 同性愛とクィアな主体性身分差と階級秘密と裏切りゴシック的/超自然的要素
評価・遺産
サラ・ウォーターズはヴィクトリア朝や戦間期など歴史を舞台にした高品質な小説で高く評価され、LGBT文学の重要な作家として国際的に影響を与えた。多数の賞受賞・候補歴と映像化を通じて広い読者層に影響を及ぼしている。
関連学会
- ロイヤル・ソサエティ・オブ・リテラチャー
大衆文化への影響
- 『Fingersmith』を原作とするパク・チャヌク監督の映画『The Handmaiden』(2016)が国際的に評価され、ウォーターズの作品が大衆文化に影響を与えた例となった。
引用
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私は小説で明確なレズビアンの意図を持って書いている。それは作品の中心にある。
出典: インタビュー(各種) (2006年)
豆知識
- デヴィッド・ボウイが『Fingersmith』を自身の「トップ100ブック」に挙げた。
- 2002年からパートナーのルーシー・ヴォーンと交際している。
- 博士論文の研究がデビュー作の着想源となった。