世界・海外・国外の文学賞

← ラムダ文学賞に戻る

ラムダ文学賞 らむだぶんがくしょう

第19回(2007年)

AnthologyBisexual LiteratureChildren's or Young AdultDramaGay FictionGay Memoir or BiographyGay PoetryGay RomanceJeanne Córdova PrizeJim Duggins Outstanding Mid-Career Novelists' PrizeJudith A. Markowitz AwardLesbian FictionLesbian Memoir or BiographyLesbian PoetryLesbian RomanceLGBTQ+ ComicsLGBTQ+ Romance & EroticaLGBTQ+ StudiesNonfictionPublishing Professional AwardRandall Kenan PrizeScience Fiction, Fantasy and HorrorTransgender LiteratureTrustee AwardVisionary Award

受賞者

5名
サラ・ウォーターズ さら うぉーたーず 受賞
The Night Watch

戦時下のロンドンとその後を、四人の人物の視点でたどる小説。秘密と欲望が時間を遡る構成の中で少しずつつながっていく。

戦争が終わっても終わらない秘密とつながり。

560ページ
戦争文学ロンドン秘密クィア
小説家

歴史的背景を巧みに用い、女性の関係性と社会的制約を描く作家。

アリソン・ベクデル ありそん べくでる 受賞
Fun Home

家族の葬儀場を舞台に、父との関係、性的自認、記憶のずれを描くグラフィック・メモワール。文学的な引用と緻密な構成が、個人的な回想を知的な自伝へと引き上げる。

父の死をきっかけに、家族の沈黙がほどけていく。

232ページ
回想録家族クィアグラフィックノベル
漫画家・作家

自伝的漫画で国際的に高い評価を得た作家。家族史とセクシュアリティを題材に鋭く描く。

ロバート・ウェストフィールド ろばーと うぇすとふぃーるど 受賞
Suspension

9.11 後のニューヨークを背景に、孤立を選んだ若者が都市のざわめきに再び押し戻されていくブラック・コメディ。軽妙さと不穏さが同居し、独りでいることの難しさが浮かび上がる。

引きこもりは都市のまっただ中では長続きしない。

304ページ
ブラックコメディニューヨーク孤独9.11後
作家

デビュー作で注目を集めたアメリカの作家。繊細な心理描写でゲイフィクション分野に新風をもたらした。

リリアン・ファダーマン & スチュアート・ティモンズ りりあん ふぁだーまん と すちゅあーと てぃもんず 受賞
Gay L.A.: A History of Sexual Outlaws, Power Politics and Lipstick Lesbians

ロサンゼルスのゲイ・レズビアン史を、政治、文化、運動、都市の変化から立体的に描く通史。アーカイブと証言を組み合わせ、地域史を全米史の中へ押し広げる。

ロサンゼルスのクィア史を、政治と文化の両面から描き出す。

496ページ
都市史LGBTQ史ロサンゼルス文化史
歴史家・作家 / 研究者・作家

LGBT史研究に寄与する共著チーム。都市史とコミュニティ研究で評価された。

ジェフ・マン じぇふ まん 受賞
A History of Barbed Wire

短編と中編を収めたコレクションで、アパラチアを背景に欲望、暴力、支配関係のねじれを描く。文体は濃密で、身体感覚の生々しさが全体を貫く。

境界線を引くものが、同時に人を傷つける。

266ページ
短編集アパラチア欲望暴力
作家

ゲイ・エロティカ領域で活躍する作家。挑発的な表現で注目を集める。