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リリアン・ファダーマン

リリアン・ファダーマン

Ririan Fadāman

ペンネーム: ジジ・フロストヌードモデルやソフトコア映画の撮影で使用した偽名

プロフィール

性別
女性
生誕
1940-07-18 (ブロンクス(ニューヨーク市、ニューヨーク州))
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
宗教
ユダヤ教
居住地歴
ブロンクス(ニューヨーク市) → ロサンゼルス(カリフォルニア州) → フレズノ(カリフォルニア州)

経歴

職業
作家, 教授, 歴史家
活動期間
1965年〜2007年
所属
カリフォルニア州立大学フレズノ校(名誉教授), カリフォルニア大学ロサンゼルス校(客員教授)

学歴

カリフォルニア大学バークレー校
国: アメリカ合衆国
カリフォルニア大学ロサンゼルス校
国: アメリカ合衆国

受賞歴

The New York Times ノータブル・ブック
1981
対象作品: 『Surpassing the Love of Men』
主催: The New York Times
結果: 選出
ストーンウォール・ブック賞
1982
対象作品: 『Surpassing the Love of Men』
部門: ノンフィクション
主催: アメリカ図書館協会(ALA)関連
結果: 受賞
Lambda Literary Award(エディターズ・チョイス)
1992
対象作品: 『Odd Girls and Twilight Lovers』
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
The New York Times ノータブル・ブック
1992
対象作品: 『Odd Girls and Twilight Lovers』
主催: The New York Times
結果: 選出
ストーンウォール・ブック賞(ノンフィクション)
1992
対象作品: 『Odd Girls and Twilight Lovers』
部門: ノンフィクション
主催: アメリカ図書館協会(Stonewall Book Award)
結果: 受賞
Lambda Literary Award(ベストノンフィクション)
2000
対象作品: 『To Believe in Women』
部門: ノンフィクション
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
Lambda Literary Award(ベスト・レズビアン/ゲイ・アンソロジー)
2003
対象作品: 『Naked in the Promised Land』
部門: アンソロジー/回想録
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
ジェームズ・ブルドナー賞
2001
部門: レズビアン/ゲイ研究
主催: イェール大学
結果: 受賞
ポール・モネット=ロジャー・ホーウィッツ・トラスト賞
1999
主催: Monette-Horwitz Trust
結果: 受賞
ビル・ホワイトヘッド賞(生涯業績)
2004
対象作品: 『Naked in the Promised Land』
部門: 生涯業績
主催: Publishing Triangle
結果: 受賞
ジュディ・グラーン賞(回想録)
2004
対象作品: 『Naked in the Promised Land』
部門: 回想録
主催: Publishing Triangle
結果: 受賞
Lambda Literary Awards(2部門)
2007
対象作品: 『Gay L.A.』
部門: ノンフィクション / 芸術文化
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞(2部門)
Lambda Literary Award(パイオニア賞)
2013
部門: 功労賞
主催: ラムダ文学賞
結果: 受賞
The New York Times ノータブル・ブック
2015
対象作品: 『The Gay Revolution』
主催: The New York Times
結果: 選出
The Washington Post ノータブル・ノンフィクション
2015
対象作品: 『The Gay Revolution』
主催: The Washington Post
結果: 選出
アニスフィールド=ウルフ賞(ノンフィクション)
2016
対象作品: 『The Gay Revolution』
部門: ノンフィクション
主催: Anisfield-Wolf Book Awards
結果: 受賞
Golden Crown Literary Society トレイルブレイザー賞
2017
部門: 功労賞
主催: Golden Crown Literary Society
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Surpassing the Love of Men: Romantic Friendship and Love Between Women from the Renaissance to the Present

    ルネサンス以降から現代に至るまで、女性同士のロマンティック・フレンドシップと恋愛の歴史をたどる研究書。文化的・社会的背景を分析し、女性同士の情愛の連続性と変容を明らかにする重要な学術的貢献である。

    女性史ロマンティック・フレンドシップレズビアンの歴史
  2. 受賞作: Odd Girls and Twilight Lovers: A History of Lesbian Life in Twentieth-Century America

    20世紀アメリカのレズビアン生活史を年代順にたどる包括的研究。日常生活、恋愛、コミュニティ形成を文献や証言から検証し、社会的背景と変容を描き出す。

    レズビアン史社会史ジェンダー研究
ラムダ文学賞 5回登壇
  1. 受賞作: Odd Girls and Twilight Lovers

    20世紀アメリカのレズビアン生活と文化を、個人記録と口述史でたどる記念碑的な歴史書。

    個人史からレズビアンの歴史を描き直す。

    共同体とアイデンティティ社会変化
  2. 受賞作: To Believe in Women

    米国女性史を読み替え、歴史上の女性たちの成果をレズビアンの視点から再評価する歴史書。

    女性運動、教育、職業進出の背後にある関係性を読み直す。

    女性史レズビアン史参政権教育職業
  3. 受賞作: Naked in the Promised Land

    移民家庭に生まれた著者が、少女期の貧困、ショウビジネスへの憧れ、若い時代の危うい生活を経て、学問の世界で自分の居場所を築くまでをたどる回想録。家族史、性的自認、階級、ユダヤ系アメリカ人としての経験が重なり合い、個人史を通して20世紀アメリカ社会の輪郭が見えてくる。

    ひとりの人生が、家族の記憶と時代の変化を映す場所になる。

    356ページ
    自伝レズビアン史移民家庭階級フェミニズムユダヤ系アメリカ人
  4. 受賞作: Gay L.A.: A History of Sexual Outlaws, Power Politics and Lipstick Lesbians

    ロサンゼルスのゲイ・レズビアン史を、政治、文化、運動、都市の変化から立体的に描く通史。アーカイブと証言を組み合わせ、地域史を全米史の中へ押し広げる。

    ロサンゼルスのクィア史を、政治と文化の両面から描き出す。

    496ページ
    都市史LGBTQ史ロサンゼルス文化史
  5. 受賞作: Pioneer Award

    LGBT史とフェミニズム研究の分野で大きな影響を与えてきた Lillian Faderman をたたえる特別賞。研究と執筆を通じた長年の貢献が評価された。

    LGBT史研究の先駆的業績をたたえる特別賞。

    文学賞業績評価
  1. 受賞作: The Gay Revolution: The Story of the Struggle

    アメリカにおけるLGBT運動の発展を世代史的に描き、運動の成功と課題、社会的変容のプロセスを詳細に追った包括的研究。

    LGBT史社会運動人権

作品

代表作

『Surpassing the Love of Men』

1981年 歴史・文化研究

女性同士のロマンティックな友情と愛の歴史をルネサンス以降から検証した学術書。文献と一次資料に基づく広範な歴史研究を行っている。

女性間の親密さ歴史的記録の再検討

『Odd Girls and Twilight Lovers』

1991年 社会史・文化史

20世紀アメリカにおけるレズビアンの生活と文化を、個人史料や口述歴史を基に描き出した代表作。社会的変遷とコミュニティ形成を論じる。

コミュニティとアイデンティティ社会的変遷

『Naked in the Promised Land』

2003年 回想録

自身の生い立ちや若い頃の経験(ヌードモデルやソフトコア映画での仕事を含む)、家族やアイデンティティ形成について率直に語る回想録。

個人的記憶性と生計

『To Believe in Women』

1999年 歴史

アメリカの歴史におけるレズビアンの貢献と役割を紹介し、広範な社会的・文化的影響を検討する歴史書。

貢献の可視化ジェンダー史

『Gay L.A.』

2006年 地域史・LGBT史

ロサンゼルスにおけるLGBTコミュニティの歴史を、権力関係や社会運動の視点から描く共著研究。

都市とコミュニティ権力と運動

『The Gay Revolution』

2015年 現代史・社会史

アメリカにおけるLGBT権利運動の歴史を大局的にまとめた著作で、多くの資料と証言を用いて運動の軌跡を描く。

社会運動権利と変革

『Harvey Milk: His Lives and Death』

2018年 伝記

活動家ハーヴィー・ミルクの生涯と死、彼の政治的影響について複数の観点から考察した伝記。

政治活動個人の物語

『Woman: The American History of an Idea』

2022年 思想史・社会史

「女性」という概念のアメリカ史的変遷を追い、ジェンダー観念の形成と変化を考察する研究書。

概念史ジェンダー論

『My Mother's Wars』

2013年 回想録・家族史

母親の人生と家族史、特にホロコーストや移民の経験が娘の生き方に与えた影響を描く作品。

家族の記憶ホロコーストの遺産

『Scotch Verdict: Miss Pirie and Miss Woods v. Dame Cumming Gordon』

1983年 法廷史・事件史

歴史的な法廷事件を扱い、19世紀スコットランドの同性愛に関連する裁判とその文化的意味を検証する研究。

法と性歴史的事件の再考
映像化・舞台化
  • [映画] 『Miss Pirie and Miss Woods』 / Flora Nicholson & Sophie Heldman (2025)

全著作

  • 『Surpassing the Love of Men』 (1981)
  • 『Scotch Verdict: Miss Pirie and Miss Woods v. Dame Cumming Gordon』 (1983)
  • 『Odd Girls and Twilight Lovers』 (1991)
  • 『Chloe Plus Olivia』編集 (1994)
  • 『I Begin My Life All Over』 (共著, 1998)
  • 『To Believe in Women』 (1999)
  • 『Naked in the Promised Land』 (2003)
  • 『Gay L.A.』 (共著, 2006)
  • 『My Mother's Wars』 (2013)
  • 『The Gay Revolution』 (2015)
  • 『Harvey Milk: His Lives and Death』 (2018)
  • 『Woman: The American History of an Idea』 (2022)

翻案

  • 『Miss Pirie and Miss Woods』 (Scotch Verdictの映画化、2025)
  • フロリダ(および英米の舞台)で上演された関連作品にインスピレーションを与えた事例あり

作風・主題

文体
一次資料に基づく学術的で詳細な史料分析個人的体験を交えた回想的・論説的な語り口
頻出モチーフ
女性同性愛の歴史化コミュニティの記録化家族と記憶

評価・遺産

リリアン・ファダーマンはレズビアン史やLGBT史の研究における先駆的存在と評価され、『レズビアン史の母』とも称される。学術的業績と回想録を通じてコミュニティの可視化と研究基盤の確立に寄与した。

関連学会

  • Publishing Triangle(関連団体)
  • ラムダ文学賞関連コミュニティ

資料所蔵先

  • リリアン・ファダーマン資料(Online Archive of California)

大衆文化への影響

  • 『Scotch Verdict』を原作とする映画『Miss Pirie and Miss Woods』(2025)

引用

  • 私は歴史の中にレズビアンを見いだす必要があると感じた。
    出典: 『Naked in the Promised Land』, 回想録(2003) (2003年)

豆知識

  • 若年期にジジ・フロストの偽名でヌードモデルやソフトコア映画の出演経験がある。
  • 1950年代にカミングアウトした。
  • パートナーのフィリス・アーウィンと子供(アブラム/Avrom)を人工授精でもうけた。
  • 『Scotch Verdict』は2025年に映画化された。