-
第23回(2008年) 受賞受賞作: In the Woods
タナ・フレンチ
タナ・フレンチ
Tana French
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1973-05-10 (アメリカ合衆国 バーモント州バーリントン)
- 国籍
- アメリカ合衆国, アイルランド
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- アイルランド(ダブリン) → イタリア → アメリカ合衆国 → マラウイ
経歴
- 職業
- 小説家, 舞台女優, 声の出演
- 活動期間
- 1990年〜
- 影響を受けた人物
- ドナ・タート
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| トリニティ・カレッジ(ダブリン) | 演劇(トレーニング) | 演劇 | — | 1990年代 | アイルランド |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2007 | ロサンゼルス・タイムズ ブック賞(ミステリー/スリラー部門) | イン・ザ・ウッズ | ミステリー/スリラー | ロサンゼルス・タイムズ | ファイナリスト |
| 2008 | エドガー賞(最優秀デビュー長編) | イン・ザ・ウッズ | 最優秀デビュー長編 | ミステリー作家協会(Mystery Writers of America) | 受賞 |
| 2008 | アンソニー賞(最優秀デビュー長編) | イン・ザ・ウッズ | 最優秀デビュー長編 | Bouchercon(アンソニー賞) | 受賞 |
| 2008 | マキャヴィティ賞(最優秀デビュー・ミステリ) | イン・ザ・ウッズ | 最優秀デビュー・ミステリ | マキャヴィティ賞(Mystery Readers International) | 受賞 |
| 2008 | バリー賞(最優秀デビュー長編) | イン・ザ・ウッズ | 最優秀デビュー長編 | Deadly Pleasures(バリー賞) | 受賞 |
| 2010 | ロサンゼルス・タイムズ ブック賞(ミステリー/スリラー部門) | フェイスフル・プレイス | ミステリー/スリラー | ロサンゼルス・タイムズ | ファイナリスト |
| 2012 | ロサンゼルス・タイムズ ブック賞(ミステリー/スリラー部門) | ブロークン・ハーバー | ミステリー/スリラー | ロサンゼルス・タイムズ | 受賞 |
| 2012 | アイルランド・ブック・アワード(Irish Crime Fiction Award) | ブロークン・ハーバー | アイルランド犯罪小説賞 | Irish Book Awards | 受賞 |
| 2012 | インターナショナル・ダブリン文学賞(ノミネート) | フェイスフル・プレイス | — | インターナショナル・ダブリン文学賞 | ノミネート |
受賞・候補エディション
-
第33回(2012年) 受賞受賞作: Broken Harbor
ダブリン郊外で起きた殺人事件を軸に、家族の崩壊とコミュニティの不穏をたどるミステリー。
住み慣れた街の静けさが、少しずつ不穏さに変わっていく。
576ページミステリー家族ダブリン心理
-
第10回(2012年) 受賞受賞作: Broken Harbour
家族と犯罪、社会の崩壊をテーマにした心理的犯罪小説。緻密な描写で人物の内面と都市の荒廃を描き、緊迫した雰囲気と深い洞察を与える。
荒廃した郊外で、家族と犯罪が静かに崩れていく。
464ページ犯罪家族心理都市
作品
代表作
イン・ザ・ウッズ
2007年 ミステリ/心理サスペンス子どもの頃の事件と現在の殺人事件が交錯する、警察小説と心理劇を織り合わせたデビュー作。主人公の捜査官たちの人間性と過去のトラウマが物語の中核をなす。
- [テレビドラマ(シリーズの一部)] ダブリン・マーダーズ (2019)
ザ・ライクネス(原題:The Likeness)
2008年 ミステリ/犯罪小説主人公カシー・マドックスが中心となる作品。死体の身元がある女性と酷似した潜入捜査を行うことで、友情とアイデンティティの問題を掘り下げる。
- [テレビドラマ(シリーズの一部)] ダブリン・マーダーズ (2019)
フェイスフル・プレイス
2010年 ミステリ/犯罪小説主人公が幼少期を過ごした地区に戻り、過去の事件と向き合う物語。階級や家族関係、過去の選択が焦点となる。
ブロークン・ハーバー
2012年 ミステリ/犯罪小説郊外の新興住宅地で起きた事件を通し、経済状況と家族の崩壊、恐怖の構造を描く。アイルランドの景気変動が背景にある。
ザ・シークレット・プレイス
2014年 ミステリ/ヤングアダルト色もある犯罪小説女子高校生たちが絡む殺人事件を描き、青春期の友情や秘密、暴力の影響を探る警察小説。
ザ・トレスパッサー
2016年 ミステリ/警察小説ダブリン・マーダー・スクワッドの一員を中心に、同僚間の関係や捜査のプレッシャー、見えにくい動機を描く。
ザ・ウィッチ・エルム
2018年 ゴシック寄りのミステリ/文芸ミステリ遺体発見を契機に主人公のアイデンティティと家族史が暴かれる、心理的かつ文芸的な長編。
ザ・サーチャー
2020年 スタンドアロンのミステリ/文芸ミステリ都会から小さな町に移り住んだ主人公が、近隣で起きた事件に巻き込まれ、個人的な救済と地域社会の複雑さを描く。
ザ・ハンター
2024年 犯罪小説/サスペンス強い夏の暑さという異常気象を背景に、復讐や友情、忠誠がぶつかり合う物語。気候変動の微かな脅威が物語の緊張を高める要素となっている。
全著作
- イン・ザ・ウッズ (In the Woods)
- ザ・ライクネス (The Likeness)
- フェイスフル・プレイス (Faithful Place)
- ブロークン・ハーバー (Broken Harbour)
- ザ・シークレット・プレイス (The Secret Place)
- ザ・トレスパッサー (The Trespasser)
- ザ・ウィッチ・エルム (The Witch Elm)
- ザ・サーチャー (The Searcher)
- ザ・ハンター (The Hunter)
翻案
- テレビドラマ「ダブリン・マーダーズ」(In the WoodsとThe Likenessを原作の一部として使用)
作風・主題
- 文体
- 警察手続きと心理描写を織り交ぜる文体叙情的で緊張感のある筆致
- 頻出モチーフ
- 友情の緊張記憶とトラウマ階級と経済的背景
評価・遺産
アイルランドの犯罪小説シーンで高く評価され、「First Lady of Irish Crime」と称される。警察小説と心理劇を融合させた作風で国際的な読者を獲得し、映像化も行われた。
大衆文化への影響
- テレビドラマ『ダブリン・マーダーズ』として映像化
引用
-
アイルランド犯罪小説界のファーストレディ(First Lady of Irish Crime)と評される。
出典: The Independent(記事) (2014年)
豆知識
- 幼少期を通じてアイルランド、イタリア、アメリカ、マラウイなど多くの国で過ごした。
- トリニティ・カレッジ・ダブリンで演技の訓練を受けた。
- 長編デビュー作『イン・ザ・ウッズ』はデビュー作として複数の賞を受賞した。
- 公式サイト: https://tanafrench.com