ロサンゼルス・タイムズ ブック賞 ろさんぜるす・たいむず ぶっくしょう
第33回(2012年)
受賞者
12名ニューイングランドの結婚式を舞台に、階級意識と家族のひび割れを描く小説。
祝宴の裏で、気まずさと本音が少しずつ姿を現す。
アメリカの小説家。初期作で注目を浴びた若手作家。
リンドン・ジョンソンの権力の移行期を追い、政治の現場を立体的に描く評伝。
大統領の座へ向かう過程を、権力の重さとともに描き切る。
アメリカの伝記作家。政治家の詳細な伝記で知られる大著者。
ムンバイのスラムを舞台に、貧困と希望、暴力と制度のねじれを追うノンフィクション。
きらびやかな都市の陰で、日々の生き残りが静かに競われる。
現地取材に基づくノンフィクションで知られる記者。社会の周縁に生きる人々を描く。
湾岸戦争を経た若い兵士の一日を通して、戦争と消費社会の空虚を描く小説。
英雄視された兵士たちのまわりで、祝祭は少しずつ空虚さを見せる。
風刺的な視点で現代の戦争と社会を描く小説家。
長編的な短編コミック群を収め、ユーモアと哀感を往復するグラフィック作品集。
散らばった物語が、ひとつの豊かな読書体験にまとまる。
アメリカのコミック作家。短編や編集仕事で知られる。
1850年の妥協を軸に、南北対立と合衆国の危機を描く歴史書。
国を分断しかけた妥協の物語を、議会政治のダイナミズムとして描く。
アメリカ史の研究と執筆を手がける著作家。政治史の通史的分析で知られる。
ダブリン郊外で起きた殺人事件を軸に、家族の崩壊とコミュニティの不穏をたどるミステリー。
住み慣れた街の静けさが、少しずつ不穏さに変わっていく。
アイルランド出身のミステリー作家。心理サスペンス色の強い作品で知られる。
1962年から2012年までの詩作を集め、変化し続ける声の軌跡を見せる選詩集。
一冊のなかで、詩人の声が時代とともにかたちを変えていく。
アメリカの詩人であり、深い洞察と簡潔な表現で知られる。多くの詩集で評価される。
乳房の進化、生理、環境変化を追い、身体と科学の関係を読み解くルポルタージュ。
身近で見過ごされがちな身体の部位から、現代の健康と環境が見えてくる。
環境・健康関連のジャーナリスト。科学的な切り口で社会問題を掘り下げる著作を発表している。
家族や学校に居場所を見いだせない少女が、自分の感情を見つめ直していくYA小説。
空を見上げるたびに、言えない気持ちが少しだけ軽くなる。
ヤングアダルト小説を多く手がける作家。思春期の葛藤やアイデンティティを描く。
カナダの著名な作家。フェミニズム的視座やディストピア的要素を含む作品群で国際的に知られる。
カリフォルニア史に関する研究で知られる歴史家。地域史の深い理解が評価されRobert Kirsch賞を受賞。