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ベスト翻訳本賞 べすとほんやくほんしょう

第11回(2018年)

翻訳賞フィクション

受賞者

2名
ロドリゴ・フレサン ろどりご・ふれさん 受賞
The Invented Part

老いた作家が、文学の現状に失望しながら現実から姿を消そうとするところから始まる、記憶と創作の長大なメタフィクション。フィッツジェラルドやピンク・フロイド、映画や神話を自在に呼び込みながら、実在と虚構の境界を揺さぶり、語り直すことそのものの力を描く。

現実を消し、物語を書き換えるために、作家は自分の人生そのものを解体する。

552ページ
メタフィクション記憶創作文学とポップカルチャー喪失現実と虚構
作家 / アルゼンチン(ブエノスアイレス)

アルゼンチン出身の小説家。メタフィクション的で実験的な作風、文学や映画への豊富な参照を特徴とし、ラテンアメリカ現代文学で広く知られる。

エレーニ・ヴァカロ えれーに・ゔぁかろ 受賞
Before Lyricism

1950年代から60年代にかけて書かれた六つの長詩を束ねた、抒情の形式を問い直す詩集。イメージの連鎖や行分けの間合い、言葉のゆらぎを通じて、風景と身体、記憶と時間の関係を静かに掘り下げる。

抒情を越えたところで、詩はイメージと時間の輪郭を描き直す。

144ページ
抒情性実験詩イメージ記憶時間ギリシャ現代詩
詩人 / ギリシャ

ギリシャの詩人。近代ギリシャ詩における重要な詩的実践を行い、抒情性と言語の実験性を併せ持つ作品で知られる。