ロサンゼルス・タイムズ ブック賞 ろさんぜるす・たいむず ぶっくしょう
第16回(1995年)
受賞者
8名マーク・メリスのデビュー長編で、抑圧された欲望と学問世界の崩壊を描く。
閉じた世界のひび割れが、個人の欲望を通して見えてくる。
アメリカの作家。性的少数者や個人のアイデンティティを主題にした小説で知られる。
少女時代から1949年までをたどる、ドリス・レッシングの自伝第一巻。
自伝のかたちで、記憶と政治と成長が静かに重なる。
英国の著名な作家。幅広いテーマを扱う長年の執筆活動でノーベル文学賞受賞者でもある。
白人として育った少年が、自分が黒人だと知るまでを描く回想録。
人種の境界線が、家族史の中で突然反転する。
自らの出生や人種的背景を巡る体験を記したノンフィクションで知られる著者。
1930年代のマニラを舞台に、建築家のケイ・フィッシャーが謎めいた男に導かれ、過去に埋もれた愛と秘密へ踏み込んでいく歴史小説。
1930年代マニラの記憶が、ひとりの女性の現在を静かに揺らす。
イギリス系の作家で、歴史と個人の物語を巧みに織り交ぜる作風で知られる。
広告がアメリカの消費文化と価値観をどう形づくってきたかをたどる文化史的な研究書。
広告は売るだけでなく、欲望のかたちを作ってきた。
アメリカの文化史研究者で、消費文化や広告史などをテーマにした著作で知られる。
ロバート・ピンスキーによる『神曲』地獄篇の新しい韻文翻訳で、原文の音楽性と読みやすさの両立を目指した版。
ダンテの地獄を、現代の英語で新しく聴き直す。
詩人としての創作活動に加え、翻訳や詩解説でも広く知られる文学者。
昆虫学者としての少年時代から進化生物学の第一人者となるまでをたどる、E・O・ウィルソンの自伝。
自然を見つめ続けた一人の科学者の、静かな自画像。
社会生物学や生物多様性の研究で国際的に著名な生物学者。科学普及の著作も多数。