ジョン・ニューベリー・メダル(ニューベリー賞) じょん・にゅーべりー・めだる
第13回(1934年)
受賞者
9名ルイーザ・メイ・オルコットの幼少期から『若草物語』の成功までを、家族の移住や父の理想主義、執筆による自立とともにたどる児童向け伝記。作家としての歩みだけでなく、彼女が生きた家庭と時代の空気も立ち上がる。
『若草物語』の作者ルイーザ・メイ・オルコットの人生を、生き生きと描く伝記。
古代クレタ島を舞台に、発明家ダイダロスの娘イナスが、神話と冒険のあいだを駆け抜ける歴史幻想小説。神々への畏れと科学への信頼がぶつかるなかで、若い女性の好奇心と勇気が物語を引っ張る。
神話の時代のクレタで、空をめざす少女が自分の進む道を切りひらく。
アイルランドの郷土に伝わる昔話や伝承を、少年時代の記憶とともに語り直した短編集。素朴な語り口で、村の暮らしと想像力が自然につながっていく。
村の語りが、ひとつの木の下で生き続ける。
りんごの落下に驚いた子うさぎが Bunnyland を飛び出し、アルファベット順の出会いと出来事を重ねながら帰路につく、言葉遊びと絵のリズムが楽しい絵本。
りんごに驚いたうさぎが、アルファベットの世界へ飛び出す。
1850年代のボストンを舞台に、クリッパー船の時代に憧れる若者ジョン・シーグレイブが、造船や航海の熱気と奴隷制をめぐる社会の緊張に巻き込まれていく歴史児童小説。実在の人物や出来事を背景に、冒険と時代の変化を描く。
クリッパー船の黄金期と奴隷逃亡法の時代が、少年の目を通して交差する。
1933年刊の歴史小説。フィレンツェの絹商人に弟子入りした少年ネノが、家族の行方を追いながら、フィレンツェとコンスタンティノープルを行き来するなかで、商人ギルドや都市の緊張、戦乱の気配に向き合っていく。
ルネサンス期のフィレンツェからコンスタンティノープルへ、少年の旅と成長を描く歴史冒険小説。
1930年代初頭のワイオミングを舞台に、モーガン一家が荒れた開拓地で農場を立て直し、家族の暮らしを築き直していく物語。少女シェイアーの視点を通して、働くこと、支え合うこと、土地に根づくことの難しさと手応えが描かれる。
荒れた土地で、家族はもう一度やり直せるのか。
ゲティスバーグに暮らす少年ジョン・ディーンの視点から、南北戦争へと傾いていく町と家族の変化をたどる歴史小説。逃亡奴隷をめぐる出来事やハーパーズ・フェリー、ゲティスバーグの戦いなどを背景に、少年の成長と家庭の時間が静かに重なっていく。
ゲティスバーグの少年の目を通して、南北戦争の時代を生きる家族の姿を描く。
古代ローマを舞台に、父に見捨てられた少女クロエの運命を追う歴史児童小説。奴隷として生きる日々と、友情や恋、再会を通して、喪失と回復の感情が丁寧に積み上げられる。
見捨てられた少女の人生が、古代ローマの時間とともに開いていく。