ジョン・ニューベリー・メダル(ニューベリー賞) じょん・にゅーべりー・めだる
第16回(1937年)
受賞者
7名1890年代のニューヨークで、10歳の Lucinda がローラースケートを通じて街を自由に歩き回り、人々と出会い、想像力を広げていく物語。保護されすぎない子どもの時間を、軽やかさと独立心の両方で描いている。
スケートの車輪が、少女の世界を街のすみずみまで連れていく。
ブルージュのホテル「Golden Basket」に滞在する家族と、そこで出会う人々の時間を描く児童小説。旅先の光景やホテルの空気が、子どもたちの想像力を広げ、異国の街を遊びと発見の場へ変えていく。
異国のホテルは、子どもたちにとって世界の入口になる。
18世紀初頭のニューイングランドを舞台に、若者 Dan Boit が銃の取引と運び屋の仕事を通じて、独立前夜の世界に巻き込まれていく歴史小説。冒険物語としての勢いと、国家形成の気配を帯びた緊張感がある。
危険な道の先で、若者は国の始まりに触れる。
ウェールズの農村で育つ少年 Gwilym が、ジプシーの一団と旅に出る夏を通じて、自分の外の世界へ踏み出していく物語。移動の自由、仲間との出会い、故郷の見え方の変化が、郷愁のある調子で描かれる。
旅の車輪に乗って、少年は自分の世界を広げていく。
1830年代のコネチカットを舞台に、10歳のフィービーが父母の留守をきっかけに新しい暮らしへ踏み出し、家族や信仰、日々の仕事のなかで自分の居場所を見つけていく児童文学。
1830年代のコネチカットで、少女が家庭と自立のあいだを学んでいく。
児童書作家。複数のNewbery Honorと1度のNewbery Medalを含む受賞歴があり、テーマ別につながるシリーズ作品で知られる。
ジョン・ジェームズ・オーデュボンの生涯を、12枚の彩色図版を交えながらたどる伝記。鳥や自然を見つめるまなざしを軸に、人物像を丁寧に描き出す。
鳥を描く画家オーデュボンの生涯を、自然観察のまなざしから描く。
コネチカットの農場を舞台に、両親の不在のあいだに二人の十代の姉妹が幼いきょうだいたちを支えながら、責任と自立を学んでいく物語。大恐慌下の家族の細かなやりくりと、冬の静けさが印象に残る。
雪に閉ざされた農場で、姉妹は家族を守る役目を引き受ける。