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帝国アメリカと日本 武力依存の構造

アメリカン・ブック・アワード

帝国アメリカと日本 武力依存の構造

Chalmers Johnson

アメリカの対外軍事行動が生むブローバックを軸に、帝国化する米国と日本の対米依存を批判的に論じる。

米国外交軍事基地帝国主義日米関係

作品情報

軍事力を広げるほど、その代償は跳ね返ってくる。

チャルマーズ・ジョンソンが、CIA 用語としてのブローバックを手がかりに、米国の軍事介入が生む予期せぬ帰結と、日本を含む同盟関係のゆがみを分析する。

書籍情報

出版社
集英社
発売日
2004-07-16
ページ数
176ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784087202526
ISBN-10
4087202526
価格
126 JPY
カテゴリ
本/社会・政治/外交・国際関係/エリアスタディ/アメリカ

軍事力依存のアメリカ、アメリカ依存の日本。 米国の軍事力にいくら頼っても、世界平和は実現しない。逆にそうした外交政策が、テロなどの副産物(ブローバック)を生み出している。帝国化する米国、日米関係の問題点を著名な学者が鋭く分析。

レビュー

  • 驚く内容です。

    書かれた時期は30年くらい前ですが、内容はむしろ今読むべき内容だと思います。 アメリカの傲慢さを理解するというよりも、日本としての安全をどのように考え、実現していくのか考えるためのヒントを十分提供してくれる内容だと思いました。

  • 帝国アメリカと日本

    図書館に無い本で困っていたのですが、購入できたのでよかったです。

  • 帝国の終焉

    軍事プレゼンスとアメリカの財布の日本関係。ま、でも対外資本比率120%くらいの韓国のほうがより依存高いよね?(日本は内需85%,外需15%くらい。立てこもって貧乏になっても数年は耐えれるが、韓国は即死亡の可能性アリ。いや、死なれると困るので、韓・日・中・台+インドネシア+シンガポールで経済軍事同盟でいきたいよん)

  • 抑制の効いた分析に敬意を。

    まず、本の題名は、翻訳者か編集部の考えで読者へアピールしやすいようにつけられたと思うが、原題は単純に'A Collection Works'で、三つの評論から成り立っている。しかし邦題通りの批評文はないため、この題名でかえって本の主旨がつかみにくくなっているのが残念である。話の力点は「帝国アメリカ」の部分で、米の軍国主義ぶりを説明した本と理解してよい。日本はその相手国の一つとして少し登場する。 この本が際立っている点は、作者の公平で率直な書き方にある。アメリカの国際政治学者でここまで自国に与することなく冷静に分析できる人物がいることに、新鮮な感動を覚えた。同じ職業でも自ら保守的と認めるハンチントンとは大いに異なる。 チョムスキーやアルンダティ・ロイのような饒舌さはなく、マイケル・ムーアのような激しさもなく、ボブ・ウッドワードから受ける「書けない事情」も感じない。そこがジョンソンの特異なところであり、ほとんど自然に読めてしまう。また、得られるものも多く、今までのアメリカについて何かを考えざるを得なくなる。 この超大国の独善ぶりを目の当たりにすれば、とかく「盲従的」といわれる日本の対米姿勢にも再考の必要があることを暗に示しているように思えた。こういう学者は日本でもっと注目されるべきだろう。この良書が他の著作に比べてとても安いというのもうれしい話で、是非一度読んでみて欲しい。

  • 鋭いアメリカ帝国主義批判の書

    アメリカ人には自国の帝国主義的な独善政治を批判するのは困難だが、その枠を乗り越えて徹底的に批判を加えている点で、この本はアメリカの良心の一部を代表するものだ。世界各地に軍事基地を保持することによって、アメリカは現代のローマ帝国の真似をしているが、ローマ帝国の為政者ほど属領のインフラ作りや自由な行政を認めず、傀儡政権を謀略で操ると言う意味では、寛容性に乏しいのは米国の歴史の浅さのせいと言ってよい。これは日本人のために書かれた本ではないので、日本政府がいかに食い物にされているかについて論じていないが、本書を読めば小泉政権の傀儡ぶりは鮮やかに浮かび上がるし、更に酷い安倍内閣の売国奴ぶりは歴然とするはずである。世界支配を成し遂げる米国のスーパーパワーの下に、日本の政治がいかに不甲斐ないものであるかを考えるためにも、本書は隷属とは何かを考えさせる頂門の一針と呼べるものである。

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