作品情報
人工環状世界を巡る探検が、未知の文明と生態系を明らかにする。
1971年ヒューゴー賞長編部門受賞作。ラリー・ニーヴンの代表作として知られ、巨大人工天体リングワールドを舞台に、探索と生存の問題を精密な設定で描く。日本語版は早川書房から刊行されている。
書籍情報
- 出版社
- 早川書房
- 発売日
- 1985-06-01
- ページ数
- 536ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784150106164
- ISBN-10
- 4150106169
- 価格
- 972 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/英米文学
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レビュー
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名作を入手できました
懐かしい本が入手できてうれしいです。 出荷も早く満足です
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味がしみてくる続編!は珍しい。リングワールドの創造者、チラリと姿を。
「リングワールド(1970)」から10年後に刊行された続編。 原題はRingworld`s engineersなので「リングワールドの技術者たち」でしょうか。確かにそうした内容です。 ニーヴンは舞台設定が作品の半分を決定するような所があります。「地球からの贈り物」の惑星マウント・ルッキッザット(濃密大気の惑星の最高峰、カリフォルニア州の半分ぐらいの【山頂】しか住めない)とか、スモークリング(中性子星の伴星、ガス巨星ヴォイから剝ぎ取られた大気が、中性子星の周囲に球殻状の居住可能「大気スフィア」を作り出す)とか… リングワールドはその中でも極めつけ、地球の300万倍の居住面積という設定でぶっ飛ばされ、あとはファンタジーも歴史も中世ロマンもなんでもあり、なのですが前作はあまりに膨大なスケールすぎてポカーンと読んでいるだけで終わってしまった観がありました。 しかしこの続編は、さらにそれを凌駕する危機…リングワールドの軌道がずれ、主星の恒星に激突する、と、スターウォーズのデススターにも匹敵する構造的欠陥があったのをどう対処するか、という・・ 想像力、そして創造力はどこまで広がるのだろう。 筆者はこの続編で、むしろこの宇宙というか工学的イマジネーションの限界の果て、いや「果て」などというものがない、底抜けの無限大に通じるような衝撃を味わい、正直この後の「玉座」「子供たち」はこの後の後日譚としてはイマイチですが、そんなものも忘れ去るぐらいの衝撃を今も鮮やかに覚えています 読んで30年以上経過しても! それに、中盤でクジン人外交官が明かす、リングワールド創造者の謎。 「だから俺は、リングワールドの創造者は、+++++族だと思うのだ」 しかしこのリングワールド、このシリーズですでに出現していたその+++++族の言動からみても桁外れの構築物で、神がかった工学技術の産物だった。 物語ははてもなく、それこそ風呂敷を広げる速度が光速を越える勢いで拡大し続け、しかもそれを回収するという離れ業。 ま、その…これが現実になることはありませんが、宇宙の奥深さを感じた一作でした。 私もリングワールドで暮らしてみたいなあ。うーむ。文明がもう崩壊しているから、中世歴史物語みたいな一生になってしまうかもだけど(苦笑) 刊行されて40年以上が経過したエンタメSFです。 2024年、もう今から読む人はいないのではないかと思いますが、シルヴァーバーグの「マジプール」、マキャフリイの「パーンの竜騎士」、ちょっと晦渋だけどウルフ「新しい太陽の書」みたいに、なかばファンタジーを含めたSF作品群のなかで、幸福な記憶を授けてくれました。ありがとう!
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ラリー・ニーブンの稀有壮大な世界を楽しんでください。
リングワールド読んだら続きが気にならないってのは読書人じゃないんじゃありませんか?まだ二つあるしね。僕は単行本から読んだけどこれが廃刊になり5年探しました。参考になるかな?
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カホナ!
カホナ! 最初はアホな!の書き間違えなのかな?と思ったら違ったんですね。 やたらとカホナがでてくるのですが、もう少し少なめにしないとカホナ作品になってしまう気がします。 リングワールド系の世界のノンウンスペースってシリーズ結構派生してる作品を見ないとわからない種族?やテクノロジーとかが多くて途中でこれはなんだろうか?となったりしました。 また、私だけかもしれませんが、例えとかが想像しにくい感じと言いますか、言い回しが独特でちょっと難しいかもしれません。 私はこの前にSFシリーズだと星を紡ぐものシリーズを読んでいますがそちらの方がわかりやすいですね。 作品自体も古いので当時の和訳とかの癖もあるのかも分かりませんが。 ただ、話の内容は楽しくてついつい読み続けてしまう感じではあります。リングワールドの世界のスケールやその他世界観がもう少しわかりやすくしてあるとよかったです。 このリングワールド一冊だけでは誰が作ったのか、何のために作ったのかまでわからないので、読み終わった後私は一通りこのリングワールドシリーズ残り3作品をまとめて買うことにしたのでリングワールドシリーズの感想はこれからというところです。
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翻訳が
読んでいて思ったのが翻訳がおかしく、かなり読みにくいです。内容はステラリス好きな人は読んでみる価値はあるかも。
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理想的な続編
ハードSFの楽しさを象徴する作品「リングワールド」 その続編が生まれた経緯が冒頭で語られます。前作の発表後、作者のニーヴンは非常に多くの読者から「リングワールドの力学的不安定さ」を指摘されました。この工学的問題の解決策に取り組んだニーヴンは、当初の予定にはなかった続編をものにするのと同時に「リングワールド」およびノウンスペースの価値を数段引き上げる事にも成功したように感じます。 大災厄に直面することになったルイス・ウーとその一行は、各自の内面の欲求と向き合いながらも困難に立ち向かいます。天文学的な規模の超巨大構造物の欠陥や不可解さに個人単位でどう関与できるのか、どんな決断が待ち受けているのか。現代の感覚でもいまだ色褪せないガジェットの特性を最大限に生かした大小それぞれの問題に対する解決策、純朴さと狡猾さが交錯する異星人同士の駆け引きなど、結末まで見所が沢山あります。 リングワールドの存在理由と運用に踏み込んだ内容と構成は続編や長編にありがちな惰性や冗長さを全く感じさせません。そして、SF作家としてのニーヴンの魅力や筆力も本作品で頂点に達したのではないでしょうか。
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良くできたエンターテイメントだが.....。
本書は、想像を絶する巨大構築物であるリングワールドを舞台にした、地球人と異星人の探検隊による冒険の物語です。もちろん、超高速宇宙船をはじめとするハイテク機器もたくさん出てきます。 紹介文を読んで、グレッグ・イーガンのようなハードSFを想像していましたが、理論的な部分はあくまでもSF的な味付けなので結構ユルユルです。 冒頭から面白いエピソードの連続ですが、リングワールドではまさしく奇想天外な事件が相次いで起こり、飽きずに読み進めることができました。ヒューゴー、ネビュラのダブル・クラウンですし、買って損はないと思います。 ただ、一つ残念な点があります。ネタバレになるので具体的には述べませんが、本書を通じて展開されるある理論があまりにも幼稚で、最初はおふざけの一種かと思いましたが、物語が進むにつれて重要性を増していき、結局本書のテーマはその幼稚な理論だったという点です。また、リングワールド自体についてもかなりおかしな点が散見されます。 そういう訳で、あまり入れ込まずに良くできたエンターテイメントと割り切って読めば、楽しめると思います。
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どれだけ大きいものを想像できるか、試されている感じ
リングワールド。でっかいよ。大きすぎて自分の頭の中に置くことができません。実は最も大きさをイメージできたのは訳者あとがきのところでした。リングワールドを16億分の一に縮小すると、半径95メートル、床の厚さがわずか0.01ミクロンのリボンになり、その縮尺だと地球の直径が約8ミリ、地球と月のあいだの距離が約25センチになるそうだ。うーん、どちらにしろ想像しにくい。 物語は、そのような大きなものが舞台になることはあるにしても、それよりも登場人物のキャラが立っていることの印象の方が強い。リングワールドに案内する異形の異星人、好戦的な異星人、200歳になっている地球人。そして、運がいい地球人の女性。その4人がリングワールド内を探検する。リングワールド内には地球人のような生物が住んでおり、それらの人々と4人のかかわりが面白い。例えるなら、ルパン3世とその仲間たち(ルパンと次元と五右衛門とフジコ)かも。ルパン3世らが宇宙に飛び出したらこんな活躍をするかもしれないなと思いました。泥棒をするわけじゃないけど。 大きな人工物を頭に描きながら読むのもよし、登場人物の行動にドキドキしながら読み進めるのもよし、いろんな角度で楽しめる作品です。名作と言ってよいでしょう。 他に似た作品を挙げるなら、「宇宙のランデブー」(アーサー・C・クラーク)かなと。宇宙に存在する未知の人工物に遭遇し、その中で何かが起こるあたりはかなり似ている。リングワールドを面白く感じたのであれば、こちらも楽しく読めるだろう。
関連する文学賞
- ヒューゴー賞 第18回(1971年) ・受賞
- ネビュラ賞 第6回(1971年) ・受賞