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宇宙のランデヴー 〔改訳決定版〕 (ハヤカワ文庫SF)

ヒューゴー賞

宇宙のランデヴー 〔改訳決定版〕 (ハヤカワ文庫SF)

アーサー・C・クラーク

太陽系に飛来した巨大な異星文明の円筒体を調査する、人類初接触のSF。

SFファーストコンタクト宇宙探査

作品情報

ラーマと名づけられた謎の人工物体が、宇宙の想像力を広げる。

Arthur C. Clarke の代表作の一つで、謎の巨大物体ラーマへの探査を通して、人類の知性と驚異を描く。宇宙のスケール感と冷静な観察が際立つ作品。

書籍情報

出版社
早川書房
発売日
2014-02-07
ページ数
382ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.6 x 15.8 cm
ISBN-13
9784150119430
ISBN-10
4150119430
価格
968 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?

レビュー

  • 50年前のSF小説とは思えない面白さ

    あえて謎は謎のままに余韻を残す読後感が良かった。読み終えたあとに1973年刊と知って驚きました。

  • 2017年9月、オウムアムアの衝撃

    2017年9月に地球近傍天体探索プロジェクトパンスターズによって発見されたオウムアムア(ハワイ語で斥候という意味らしいです)ですが、この時は天文学会のみならず、天文ファンの間でも大きな話題になったのは記憶に新しいです。 この直径160m程度とされる天体は、太陽と水星の隙間を通って、地球にも2400万kmという距離まで接近し、再び太陽系を過ぎ去って行ったのですが、彗星のように尾を引くこともなく、中心のコマも確認出来ず、一部では地球外知的生命の作った何かなのではないかと騒がれるまでに至りました。 当時、「あれ、なんだろう。この件、中学生くらいの時に読んだ小説に酷似してないか?」と思ったのですが、それから数ヶ月、思い出せずにいました。 しかしながら、最近になって古典SFをkindleで読み返すようになり、遂にたどり着くことができました。 言わずと知れたビッグ3の一角、アーサー・C・クラーク卿の著作ですが、ネビュラ賞、ヒューゴー賞など、SF小説に贈られる栄誉を総ナメにした名作ながら、著者の「2001年宇宙の旅」シリーズなどのせいもあってか、それほど一般人には認知されていませんし、映画化されていないのも不思議な作品です。 舞台は少し未来の西暦2130年という設定で、人類は太陽系内に限定して言えば飛躍的に進出しており、地球だけでなく、火星や水星、木星以遠の衛星にも入植し、月面に作られた連合本部に大使を送って繁栄している状況が説明されています。 宇宙監視計画スペースガード(これもこの小説をもとに作られた実在の機関です)が太陽系を通過する不思議な小天体を発見したところから、激動が始まるのですが、その導入が2017年のオウムアムア騒動にそっくりです。 本作では、その小天体に向けて探査機を送り、その形状がおよそ自然に作られたものでは無いことが明らかになることで、人類に衝撃が走ります。 直径が数キロ、長さが数十キロもある灰黒色の円筒物体。 物語は、その近傍で別任務に当たっていた宇宙船エンデヴァー号が、ラーマと名付けられたその天体に決死の着陸を試み、クルーがその内部へ侵入する様、そして円筒の内部で起こる人智を超越した現象が淡々と、しかしドラマチックに描かれていきます。 規模こそ違えど、オウムアムアも細長い円筒の形状に近かったようですし、もし運良く近くに探査機がいて、じっくり観測することができたら、もしかしたらそれは単なる岩の塊ではなかったんじゃないかと夢を見させてくれる作品です。 最後の最後まで、この円筒物体を作った主は登場しないのですが、その存在が隠されたままに生命のような活動を続けるラーマの存在が美しくも恐ろしくも感じます。 読み出すと一気に最後まで行ってしまう作品です。 その具体的な描写も手伝って、非常に読者の想像力に挑戦してくる作品でもあります。 SFファンならずとも読んでいただきたい名著です。

  • クラーク多数の傑作作品の一つ

    壮大で深遠な作品です。何度も読み返してきました。

  • ラーマ内部の描写がイメージしにくい点が残念

    1908年及び1947年には幸いなことにロシア(ソ連)の無人の荒野に落下した巨大隕石が、2077年に北イタリアに落下し60万人の命を奪われたことをきっかけに地球の守りを固めることになった宇宙監視計画発足から50年後、謎の天体の接近を発見するという、この出だしの掴みはバッチリ、わくわく感しかありません その後の物語も、ヴェルヌの『地底旅行』やドイルの『失われた世界』のような未開の土地への探検がメインとなり、面白くないわけがないという設定なのですが、いかんせん、クラークには文学的なセンスがないというか、文章が上手くないため、せっかくの未知の世界の描写が分かりづらく、映像をうまくイメージすることができません そこが本当に残念です 更に、南山宏による翻訳も、あまりなじみのない言葉を使うなど、日本語がこなれていない直訳的な感じがあり、クラークの文章のまずさを上手く補うこともできていません そのため読みづらさばかりが気になり、物語に十分集中することができませんでした 本書は数多くのSFに関する賞を受賞しており、SF界では世界的な評価が定着していますが、どんなにアイデアが素晴らしくても、文章のまずさがあると、どうしても十分に楽しむことができません ただ、本書、ずいぶん前から映像化の話は出ているものの実現せず、ずるずると先延ばしにされているようですが、ドゥニ・ビルヌーブ監督による映画化が検討されているとのことで、こちらは非常に楽しみです ドゥニ・ビルヌーブ監督というと、SF超大作『DUNE砂の惑星』や『メッセージ』などSF小説を原作とする作品の映像化にも定評があり、この監督なら間違いなく素晴らしい映像を見せてくれるに違いありません そちらに期待し、その映像を見てから本書を読むと理解が進むかもしれませんね

  • 人類とラーマ人の差がデカすぎる

    圧倒的な差がある両者を人類側でしか体験できないのは残念だ。いつかラーマ人の気分がわかるようになりたい。

  • 太陽系外から飛来したオウムアムアでラーマを思い出すのは当たり前だよね。

    光度曲線から葉巻型が回転すると言う解が回転による疑似重力と考えると面白いよね。 「改訳決定版」を見つけたのでKindle版で購入し直し。 読みだして思い出したのは、人間が描けていないと人間ドラマを書き込んでつまらなくなった続編の事。 ラーマ発見、調査船派遣の経緯、調査状況を淡々と語られる方が謎や驚異に対する好奇心を満足できるから面白いのにね。 人間ドラマなんて興を削ぐだけだと思う。 さて、オウムアムアに残り2つはあるのかな?

  • なんてこった

    今まで聞いたことはなかったが、良いSF小説だと思う。人類のそれとは色々な意味でかけ離れた異星人の宇宙船の描写が、基本的な科学などの地に足のついた理屈で解説されている。しかし、謎のまま終わる部分があまりにも多く、その点についてはどうにも煮え切らない感じがする。最後になにかを匂わせるような文章でしめくくられたが、たぶん考えても分かるまい。冒険小説としての要素もあるが、その点については文句無く面白かった。

  • デジャブ

    われわれの太陽系でもつい最近有りましたよね。

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