世界・海外・国外の文学賞

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アモス・オズ

アモス・オズ

Amos Oz

別名: Amos Klausner / עמוס עוז
ペンネーム: アモス・オズキブツ入植後に採用した筆名。出生名はアモス・クラウスナー(Klausner)。

プロフィール

性別
男性
生誕
1939-05-04 (エルサレム、英国委任統治領パレスチナ)
死没
2018-12-28 (ペタフ・ティクヴァ(ラビン医療センター)、イスラエル) 79歳
国籍
イスラエル
言語
ヘブライ語, 英語
宗教
無宗教(自称は「書物の無神論者」)
居住地歴
ケレム・アヴラハム(エルサレム) → キブツ・フルダ → アラド(ネゲブ) → テルアビブ

経歴

職業
作家, 小説家, ジャーナリスト, 学者, ヘブライ文学教授
活動期間
1965年〜2018年
所属
ベングリオン大学(ネゲブ)
影響を受けた人物
シャーウッド・アンダーソン, ジョセフ・クラウスナー(曾祖父の影響的蔵書など)
影響を与えた人物
イスラエル現代文学の世代, A. B. イェホシュア

学歴

エルサレム・ヘブライ大学
人文学部 / 哲学・ヘブライ文学
学位: 学士
期間: 1959–1963
卒業年: 1963
国: イスラエル
学業修了後キブツで教師を務めつつ作家活動を開始。

受賞歴

クーゲル賞
1965
主催: ホロン市
結果: 受賞
ブレンナー賞
1976
主催: ブレンナー賞委員会
結果: 受賞
バーンスタイン賞
1983
対象作品: 『完全なる平和』
部門: オリジナル・ヘブライ語長編小説
主催: バーンスタイン賞委員会
結果: 受賞
フランス芸術文化勲章(オフィシエ)
1984
主催: フランス政府
結果: 叙勲
ビアリク賞
1986
部門: 文学
主催: テルアビブ市
結果: 受賞(共同受賞)
プリー・フェミナ(外国語部門)
1988
主催: Prix Femina委員会(フランス)
結果: 受賞
ドイツ商業刊行物平和賞(フリーデンスプリース)
1992
主催: ドイツ書籍商協会
結果: 受賞
レジオン・ドヌール勲章
1997
主催: フランス政府
結果: 叙勲
イスラエル賞(文学)
1998
部門: 文学
主催: イスラエル政府
結果: 受賞
ヴェルト文学賞
2004
主催: 『ディー・ヴェルト』紙
結果: 受賞
オヴィド賞
2004
主催: ネプトゥン市(ルーマニア)
結果: 受賞
ゲーテ賞
2005
部門: 生涯業績
主催: フランクフルト市
結果: 受賞
エルサレム=アグノン賞
2006
主催: エルサレム=アグノン賞委員会
結果: 受賞
コリーン文学賞
2006
主催: コリーン賞委員会(ドイツ)
結果: 受賞
アストゥリアス公賞(文学)
2007
部門: 文学
主催: アストゥリアス財団(スペイン)
結果: 受賞
ダン・デイヴィッド賞(過去の部門)
2008
部門: 過去の創造的表現
主催: テルアビブ大学(ダン・デイヴィッド財団)
結果: 受賞(共同)
ハインリヒ・ハイネ賞
2008
主催: デュッセルドルフ市
結果: 受賞
フランツ・カフカ賞
2013
主催: フランツ・カフカ財団
結果: 受賞
スペイン王室市民勲章(Order of Civil Merit)
2014
主催: スペイン政府
結果: 叙勲
ジークフリート・レンツ賞
2014
主催: ハンブルク市
結果: 受賞
インターナショナル文学賞(Haus der Kulturen der Welt)
2015
対象作品: 『ユダ』
主催: ハウス・デア・クルトゥーレン・デア・ヴェルト(ドイツ)
結果: 受賞
名誉博士号(ミラノ大学)
2015
部門: 言語・文化(名誉)
主催: ミラノ大学
結果: 授与
パク・ギョンニ賞
2015
主催: パク・ギョンニ賞委員会(韓国)
結果: 受賞
スティーグ・ダーゲルマン賞
2018
対象作品: 『ユダ』
主催: ダーゲルマン財団(スウェーデン)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 業績(受賞対象:全体の業績)

    本賞はオズのイスラエル社会への深い洞察と人間描写に対する長年の業績に贈られた。彼の小説・エッセイは家族や紛争、倫理的ジレンマを描き、人間の視点から社会の複雑さを問い続けている。

    イスラエル社会家族平和と和解倫理
  1. 受賞作: 『愛と暗闇の物語』ほか(代表作と生涯業績)

    自伝的長編『愛と暗闇の物語』をはじめ、イスラエル社会の成立期と個人の記憶を描く作品で知られる。家族史と国家史を織り交ぜた語りは国際的評価を獲得し、政治的対話にも影響した。

    記憶イスラエル社会家族史政治と文学
  1. 受賞作: 愛と暗闇の物語(A Tale of Love and Darkness)

    作家自身の家族史を軸に、ユダヤ系移民の歴史とイスラエル建国期の混乱を描く大著。個人的な喪失と国の変動を重ね合わせることで記憶の場所と歴史の重みを叙情的に表現している。

    記憶と歴史イスラエル社会家族史平和主義アイデンティティ
  1. 受賞作: 業績(受賞理由)

    家族と国家の葛藤、歴史的記憶を題材に、繊細かつ力強い筆致でイスラエル社会の内面を描き出した文学的業績に対して贈られた。代表作『愛と闇の物語』などを通じて国際的な理解を促した。

    イスラエル社会家族歴史和平記憶とトラウマ
  1. 受賞作: 愛と暗闇の物語 (A Tale of Love and Darkness)

    著者の幼年期と家族史を軸に、イスラエル建国期の社会や個人的トラウマを重層的に描いた自伝的小説。記憶と歴史が交錯する率直で豊かな叙述により国際的に評価された。

    自伝記憶歴史ユダヤ文学家族
  1. 受賞作: 愛と暗闇の物語(A Tale of Love and Darkness)

    イスラエル作家アモス・オズの回想録を、家族、愛、喪失、そして国家の記憶の交点から読む。

    個人の記憶が、時代の記録に変わっていく。

    544ページ
    回想録家族イスラエル記憶

作品

代表作

愛と暗闇の物語

2002年 回想録・エッセイ

幼少期の家族史とエルサレムでの成長を中心に、母の自殺やイスラエル建国期の記憶を描いた回想録。

家族記憶国家と個人の軋轢喪失
映像化・舞台化
  • [映画] 愛と暗闇の物語(映画) / Natalie Portman (2015)
翻訳
  • 中国語版が中国の教科書に採用された抜粋あり

マイ・マイケル

1968年 小説

夫婦関係と個人的孤独を描く初期の長編小説。ベストセラーになり作家としての地位を確立した作品。

夫婦孤独記憶

完全なる平和

1982年 小説

キブツの生活を背景に、理想と矛盾、個人と集団の葛藤を描いた作品。

キブツ政治的信念集団と個人

ユダ

2014年 小説

友情と裏切り、信念の衝突をめぐる短めの小説。国際的にも評価を受けた。

裏切り友情信念

全著作

  • Where the Jackals Howl(短篇集、1965)
  • Elsewhere, Perhaps(1966)
  • My Michael(マイ・マイケル、1968)
  • A Perfect Peace(完全なる平和、1982)
  • A Tale of Love and Darkness(愛と暗闇の物語、2002)
  • Judas(ユダ、2014)

翻案

  • 『愛と暗闇の物語』 - ナタリー・ポートマン監督・主演の映画化(2015)

作家による翻訳

作品の翻訳

  • 『愛と暗闇の物語』中国語訳(一部が中国の教科書に掲載)
  • 著作は約45言語に翻訳

作風・主題

文体
現実主義的描写皮肉を帯びた語り口回想的で散文的なスタイルエッセイ的論考を含む文体
頻出モチーフ
家族喪失と記憶キブツ生活の葛藤イスラエル社会と政治

健康

  • がん
    2018
    2018年末にラビン医療センターで死去

評価・遺産

アモス・オズはイスラエルを代表する作家・知識人であり、家族や国家、記憶を主題にした作品群で国際的評価を獲得した。平和を訴える言論活動でも知られ、数々の国際賞を受賞した。

記念館・博物館

  • アモス・オズ・アーカイブ(ベングリオン大学) ベングリオン大学(ネゲブ)、イスラエル

資料所蔵先

  • ベングリオン大学ネゲブ校アモス・オズ・アーカイブ

大衆文化への影響

  • 『愛と暗闇の物語』がナタリー・ポートマンにより映画化(2015)

引用

  • 本を一言で表すと「家族」だ。二語なら「不幸な家族」だろう。
    出典: インタビュー/関連記事 (2004年)

豆知識

  • 40冊以上の著作を執筆し、作品は約45言語に翻訳された。
  • 出生名はアモス・クラウスナー(Amos Klausner)で、キブツ加入後に姓を「オズ」に変更した。
  • 子息の喘息治療のために1986年に家族でネゲブのアラドに移住した。
  • 娘による晩年の父親批判をめぐる家族内の論争が報じられている。