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アン・レッキー

アン・レッキー

An Rekkī

プロフィール

性別
女性
生誕
1966-03-02 (オハイオ州トレド)
死没
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国籍
アメリカ合衆国
言語
英語
居住地歴
ミズーリ州セントルイス → オハイオ州トレド(出生地)

経歴

職業
作家, 小説家
活動期間
2006年〜
所属
全米SF作家協会(SFWA), PodCastle(アシスタント編集), Giganotosaurus(編集、2010–2013)
所属団体
全米SF作家協会(SFWA)
影響を受けた人物
オクタヴィア・E・バトラー

学歴

ワシントン大学(セントルイス)
音楽学部 / 音楽
学位: 学士(音楽)
卒業年: 1989
国: アメリカ合衆国
学位は音楽分野。後に作家として活動を開始。

受賞歴

ネビュラ賞(最優秀長編)
2013
対象作品: アンシラリー・ジャスティス
主催: 全米SF作家協会 (SFWA)
結果: won
BSFA賞(最優秀長編)
2013
対象作品: アンシラリー・ジャスティス
主催: 英国SF協会 (BSFA)
結果: won
ゴールデン・テンタクル(Kitschies)
2013
対象作品: アンシラリー・ジャスティス
部門: Debut
主催: The Kitschies
結果: won
ヒューゴー賞(最優秀長編)
2014
対象作品: アンシラリー・ジャスティス
主催: ワールドコン(WSFS)
結果: won
アーサー・C・クラーク賞
2014
対象作品: アンシラリー・ジャスティス
主催: アーサー・C・クラーク賞運営委員会
結果: won
ローカス賞(ベスト・ファースト・ノベル)
2014
対象作品: アンシラリー・ジャスティス
部門: Best First Novel
主催: Locus(ローカス)
結果: won
BSFA賞(最優秀長編)
2014
対象作品: アンシラリー・ソード
主催: 英国SF協会 (BSFA)
結果: won
ローカス賞(最優秀長編SF)
2015
対象作品: アンシラリー・ソード
主催: Locus(ローカス)
結果: won
ローカス賞(最優秀長編SF)
2016
対象作品: アンシラリー・マーシー
主催: Locus(ローカス)
結果: won
ヒューゴー賞(ベスト・シリーズ)
2024
対象作品: インペリアル・ラドチ(シリーズ)
部門: Best Series
主催: ワールドコン(WSFS)
結果: won
ローカス賞(最優秀短編集・コレクション)
2025
対象作品: Lake of Souls(短編集)
部門: Best Collection
主催: Locus(ローカス)
結果: won
ヒューゴー賞(最優秀長編・ノミネート)
2018
対象作品: プロヴェナンス
主催: ワールドコン(WSFS)
結果: nominated

受賞・候補エディション

BSFA賞 2回登壇
  1. 受賞作: Ancillary Justice

    AI的な集合意識(ancillary)や復讐を主題にしたスペースオペラ。代名詞の扱いやアイデンティティの問いで大きな話題を呼んだ作品。

    AI復讐帝国性別と代名詞
  2. 受賞作: Ancillary Sword

    Ancillary Justiceの続編にあたる作品で、帝国の政治や登場人物の倫理的葛藤を深掘りする。AIと個人の関係、制度の矛盾が主題。

    帝国政治倫理AI続編
  1. 受賞作: Ancillary Justice

    帝国と個の関係、AIや意識を巡るスペースオペラ。語りの仕方やジェンダー表現の扱いが革新的と評されるデビュー長編。

    スペースオペラアイデンティティAI権力
ヒューゴー賞 1回登壇
  1. 受賞作: Ancillary Justice

    かつて多数の身体に分散していた人工知能が、一つの身体に残された“アンサラリー”として復讐と自己の再構築を目指す物語。帝国の政治、植民地主義、ジェンダー観や意識の問題をSFの枠組みで深く掘り下げる作品。

    人工知能帝国主義ジェンダー復讐個と集合

作品

代表作

アンシラリー・ジャスティス

2013年 SF(スペースオペラ)

船の人工意識と分離した唯一の生存者“ブレク”が、帝国の支配者に復讐するために行動する物語。意識、性別認識、権力を巡る問題を扱う。

人工意識ジェンダーと代名詞帝国と権力アイデンティティと復讐

アンシラリー・ソード

2014年 SF(スペースオペラ)

『アンシラリー・ジャスティス』の続編。ブレクが新たな環境で権力構造と向き合い、人間関係や政治的葛藤が中心となる。

政治と統治個人と集合意識忠誠と倫理

アンシラリー・マーシー

2015年 SF(スペースオペラ)

インペリアル・ラドチ三部作の完結編。ブレクと協力者たちが帝国の在り方と個人の責務について決断を下す。

正義と責任帝国の崩壊と再編個と集団

プロヴェナンス

2017年 SF(インペリアル・ラドチ宇宙)

インペリアル・ラドチ宇宙を舞台にしたスタンドアロン的な物語で、遺産と出自、偽造と政治的陰謀を扱う。

遺産と出自政治的陰謀文化とアイデンティティ

ザ・レイヴン・タワー

2019年 ファンタジー

レッキー初のファンタジー長編。神と政治、物語性を織り交ぜた物語で、人間と力を持つ存在の関係を描く。

神話と権力語りと真実政治的策略

トランスレーション・ステート

2023年 SF(インペリアル・ラドチ宇宙)

インペリアル・ラドチ宇宙の別の物語。外交、翻訳、コミュニケーションの課題を中心に展開する。

翻訳とコミュニケーション外交と文化衝突

Lake of Souls(短編集)

2024年 短編集

短編を集めたコレクション。様々なテーマとトーンの短編を収録している。

多様なテーマ短編文学

全著作

  • アンシラリー・ジャスティス(2013)
  • アンシラリー・ソード(2014)
  • アンシラリー・マーシー(2015)
  • プロヴェナンス(2017)
  • ザ・レイヴン・タワー(2019)
  • トランスレーション・ステート(2023)
  • Lake of Souls(短編集、2024)

作風・主題

文体
緻密な世界構築冷静で観察的な一人称・三人称の描写政治的・倫理的ジレンマの提示
頻出モチーフ
意識と自己代名詞と性別の問い帝国と権力構造

評価・遺産

アン・レッキーは『アンシラリー・ジャスティス』で主要な英語圏SF賞を次々と受賞し、現代スペースオペラとジェンダー表現に関する議論に大きな影響を与えた作家として評価されている。

関連学会

  • 全米SF作家協会(SFWA)

豆知識

  • 2005年にClarion West Writers Workshopに参加し、オクタヴィア・E・バトラーに師事した。
  • 元々は音楽の学位を持ち、1989年にワシントン大学(セントルイス)を卒業した。
  • 家庭で過ごす時間に小説を書き始め、2002年のNaNoWriMoで『アンシラリー・ジャスティス』の草案を作成した。
  • Giganotosaurusの編集やPodCastleのアシスタント編集を務めた経験がある。
  • 結婚しており、息子と娘がいる。現在はセントルイス在住。