世界・海外・国外の文学賞

← ホームに戻る

バーバラ・ライト

バーバラ・ライト

Bābara Raito

プロフィール

性別
女性
生誕
1915-10-13 (ワージング、ウェスト・サセックス、イングランド)
死没
2009-03-03 (ロンドン、イングランド) 93歳
国籍
イギリス
言語
英語, フランス語
居住地歴
ワージング、ウェスト・サセックス → ソールズベリー(ゴドルフィン・スクール) → ロンドン(ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック) → パリ(アルフレッド・コルトー師事) → ビーコン・ヒル・スクール → ハンプステッド、北ロンドン

経歴

職業
翻訳家, ピアニスト, 文学批評家
活動期間
1951年〜2009年
所属
パタフィジックス大学(コレージュ・ド・パタフィジック)
所属団体
パタフィジックス大学 レジェント・ド・ゾゾロジー・シェイクスピアレーヌ(1953)、サトラップ(2001)
影響を受けた人物
アルフレッド・ジャリー, レイモンド・クノー
影響を与えた人物
レイモンド・クノー, ロベール・パンジェ, ナタリー・サルロー

学歴

ゴドルフィン・スクール
一般教育
期間: 不明
国: イギリス
ソールズベリーにある女子校

受賞歴

芸術文化功労章コマンドゥール
1986
主催: フランス文化省
結果: 受賞
スコット・モンクリーフ賞
1987
対象作品: グラビヌール第一巻
主催: 文学翻訳賞
結果: 受賞
スコット・モンクリーフ賞
1992
対象作品: 真夜中の愛の宴
主催: 文学翻訳賞
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: Childhood

    ナタリー・サロートの『Childhood』は、幼年期の記憶や感情の細やかな断片を重ねていく作品で、内面の揺らぎや言語化されにくい経験を詩的に描出する。ライトの翻訳は原文の繊細な語り口と曖昧さ、リズムを維持しつつ英語読者に伝えることを志向している。

    記憶幼年期内面描写現代文学
  2. 受賞作: Grabinoulor

    ピエール・アルベール=ビロの『Grabinoulor』は前衛的で実験性の高い言語作品で、詩的断片や散文の断章が折り重なり、音やリズム、語の遊びを通じて意味の生成を試みる。翻訳は原文の音響性や形式的実験をいかに英語で保持するかが中心的課題となる。

    実験文学前衛言語遊戯
  3. 受賞作: The Midnight Love Feast

    ミシェル・トゥルニエの『The Midnight Love Feast』は寓話的・象徴的要素を含む短篇や散文作品を集めたもので、愛や儀礼、神話性を通じて人間の存在や関係性を探る。翻訳はトゥルニエ特有の豊かな比喩と寓意性を英語でどう呈示するかが重要となる。

    寓話象徴神話

作品

代表作

スタイルの演習

1958年 実験小説

レイモンド・クノーの作品を英語に翻訳。フランス語の独特な文体を英語で再現した傑作。

言語実験文体多様性

全著作

  • グラビヌール第一巻 (Pierre Albert-Birot, 1986)
  • スタイルの演習 (Raymond Queneau, 1958)

作家による翻訳

  • 多数のフランス文学作品を英語に翻訳(クノー、パンジェ、サルローなど)

作風・主題

文体
詩的な散文とドラマの翻訳シュルレアリスムと実存主義の焦点テキストのリズム捕捉
頻出モチーフ
フランスイディオムの英語等価著者世界への没入

評価・遺産

現代フランス文学、特にシュルレアリスムと実験文学の優れた英語翻訳者として知られる。クノーの『スタイルの演習』翻訳は他言語版の基盤となった。

資料所蔵先

  • インディアナ大学リリー図書館

豆知識

  • 1938年にウォルター・ハバードと結婚、1957年に離婚、1944年に娘を出産
  • パタフィジックス大学のメンバーとしてユンベルト・エーコやジャン・ボードリヤールと同列
  • 伴奏者としての経験が翻訳のリズム感に寄与したと自認