世界・海外・国外の文学賞

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バートン・ワトソン

バートン・ワトソン

Bāton Watoson

プロフィール

性別
男性
生誕
1925-06-13 (アメリカ合衆国 ニューロシェル(ニューヨーク州))
死没
2017-04-01 (日本 千葉県 鎌ケ谷市) 91歳
国籍
アメリカ合衆国
言語
英語, 中国語(漢文), 日本語
居住地歴
アメリカ合衆国(ニューロシェル、コロンビア大学在学) → 日本(京都、鎌ケ谷ほか)

経歴

職業
シノロジスト, 翻訳者, 作家
活動期間
1950年〜2017年
所属
コロンビア大学, スタンフォード大学, 同志社大学(かつて), 京都大学(研究補助として), 創価学会(翻訳のために仕事)
影響を受けた人物
エズラ・パウンド, アーサー・ウェイリー, L. Carrington Goodrich(指導教員), 王季真(Wang Chi-chen), ドナルド・キーン

学歴

コロンビア大学
文理学部 / 中国語学・中国文学
学位: BA, MA, PhD
期間: 1945–1956
卒業年: 1956
国: アメリカ合衆国
GIビルで入学。学士(1949)、修士(1951)、博士(1956)を取得。

受賞歴

コロンビア大学翻訳センター ゴールドメダル賞
1979
主催: コロンビア大学 翻訳センター
結果: 受賞
PEN翻訳賞
1982
対象作品: 『八島の国から:日本詩アンソロジー』(共訳)
主催: PEN(アメリカ)
結果: 受賞
PEN翻訳賞
1995
対象作品: 『蘇東坡 選詩』
主催: PEN(アメリカ)
結果: 受賞
PEN ラルフ・マンハイム翻訳メダル
2015
主催: PEN(アメリカ)
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: From the Country of Eight Islands: An Anthology of Japanese Poetry

    日本詩を時代横断的に編んだアンソロジーの英訳。万葉から近代・現代詩まで幅広い時代の詩を収録し、形式やリズム、文化的背景を考慮しつつ英語読者に伝えることを目指す。日本詩の多様性と歴史的連続性を示す翻訳集である。

    日本詩アンソロジー翻訳文化紹介古典から現代
  2. 受賞作: Selected Poems of Su Tung-p'o

    北宋の詩人蘇軾(蘇東坡)の代表的詩篇を英訳・編纂した詩集。自然や人生観、郷愁、政治観察など多彩な主題を含む詩群を通して、中国古典詩の簡潔で深い情感を伝える選集である。

    古典詩宋代文学自然と人間郷愁
  1. 受賞作: 生涯の翻訳業績

    古典から近現代までの中国語・日本語の文学作品を英語に紹介してきた生涯の業績を称える。正確で読みやすい英訳を多数残し、学術・一般両面での翻訳普及に寄与した点が評価された。

    翻訳中国文学日本文学古典翻訳生涯業績

作品

代表作

『蘇東坡 選詩』

1994年 詩・翻訳

宋代詩人蘇東坡(蘇軾)の詩から選んで英訳した作品集。

自然友情人間観察政治的・哲学的瞑想

『蓮華経(The Lotus Sutra)』翻訳

1993年 宗教テキスト・翻訳

仏教の重要経典『法華経』の英訳。

仏教教義菩薩行救済

『平家物語』英訳(The Tale of the Heike)

2006年 古典文学・翻訳

日本の軍記物語『平家物語』の英訳。中世日本の武士と栄枯盛衰を描く。

武士道栄枯盛衰戦争と運命

『寒山:唐詩100首』

1970年 詩・翻訳

中国唐代の詩人寒山(漢詩)からの詩を英訳した詩集。禅的な自然観や隠逸の主題が特徴。

自然孤独

『杜甫選詩』

2002年 詩・翻訳

唐代の大詩人杜甫の詩を英訳で収めた選集。歴史感と人間への同情が特色。

歴史意識社会批評人間愛

全著作

  • 『蓮華経』
  • 『蘇東坡 選詩』
  • 『平家物語』
  • 『寒山:唐詩100首』
  • 『杜甫選詩』
  • 『荘子』
  • 『史記』(漢代)','en':'Records of the Grand Historian (Han Dynasty)'}],

作風・主題

文体
明快で自然な英語表現を用いる直訳志向だが詩的リズムを重視する原文の文体と意味を尊重しつつ英語読者に読みやすい表現を選ぶ
頻出モチーフ
禅と仏教的主題自然描写孤独と放浪古典への敬意

評価・遺産

バートン・ワトソンは中国古典・日本古典の優れた英訳者として世界的に評価され、学術界と文学界の橋渡しをした。彼の訳は正確さと英語の美しさを兼ね備え、多くの読者と学者に影響を与えた。

豆知識

  • 第二次世界大戦中に海軍に従軍し、日本での体験が東アジアへの関心を深めた。
  • 生涯未婚で、長年のパートナーは林典夫(Norio Hayashi)。
  • 1973年以降日本に在住し、2017年に鎌ケ谷で死去した。