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第30回(2009年) 受賞受賞作: Zeitoun
ハリケーン・カトリーナ後のアメリカ南部における人権侵害と個人の体験を追うノンフィクション。災害時の行政対応と市民の苦難を克明に記録する。
ハリケーン・カトリーナ後のアメリカ南部における人権侵害と個人の体験を追うノンフィクション。
災害人権ルポルタージュ現代史 -
第30回(2009年) 受賞
デイヴ・エガーズ
デイヴ・エガーズ
Deivu Eggāzu
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1970-03-12 (アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストン)
- 国籍
- アメリカ合衆国
- 言語
- 英語
- 居住地歴
- ボストン(出生) → イリノイ州 レイクフォレスト(育成) → カリフォルニア州 バークレー(若年期の居住) → サンフランシスコ・ベイエリア(現居)
経歴
- 職業
- 作家, 編集者, 出版社経営者, 慈善活動家, 脚本家, イラストレーター(断続的)
- 活動期間
- 1993年〜
- 所属
- McSweeney's(創設者), 826 Valencia / 826 National(共同創設者), Voice of Witness(共同創設者)
- 所属団体
- アメリカ芸術文学アカデミー(American Academy of Arts and Letters)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 | — | ジャーナリズム学科(在籍) | 学位取得は不明(学業は両親の死で中断) | 1990年代初頭(在籍、途中中断) | アメリカ合衆国 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2000 | 『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』 — Time ベストブック | 『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』 | — | Time | 受賞 |
| 2001 | Pulitzer Prize for General Nonfiction(ファイナリスト) | 『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』 | — | ピューリッツァー賞 | ファイナリスト |
| 2001 | Addison Metcalf Award | 『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』 | — | アメリカ芸術文学アカデミー (American Academy of Arts and Letters) | 受賞 |
| 2003 | Independent Publisher Award(Story Teller of the Year) | 『You Shall Know Our Velocity』 | — | Independent Publisher | 受賞 |
| 2005 | Time 100(100 Most Influential People) | — | — | Time | 選出 |
| 2007 | Heinz Award(Arts and Humanities) | — | 芸術・人文 | ハインツ財団 | 受賞 |
| 2006 | Salon Book Award | 『What Is the What』 | — | Salon | 受賞 |
| 2006 | National Book Critics Circle Award(ファイナリスト) | 『What Is the What』 | フィクション | National Book Critics Circle | ファイナリスト |
| 2009 | Prix Médicis | 『What Is the What』 | — | Prix Médicis(フランス) | 受賞 |
| 2009 | Los Angeles Times Book Prize(Innovator's Award) | — | イノベーター賞 | Los Angeles Times | 受賞 |
| 2012 | National Book Award(フィクション)ファイナリスト | 『A Hologram for the King』 | フィクション | National Book Foundation | ファイナリスト |
| 2008 | TED Prize | — | — | TED | 受賞 |
| 2011 | International Dublin Literary Award(長期候補・ロングリスト等) | 『The Wild Things』 | — | Dublin Literary Award | ロングリスト入り / 候補 |
| 2024 | Newbery Medal | 『The Eyes and the Impossible』 | 児童文学 | アメリカ図書館協会(ALA) | 受賞 |
受賞・候補エディション
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受賞作: What Is the What
実在のスーダン人難民ヴァレンティノ・アチャク・デングの人生を下敷きにした半自伝的小説。内戦、難民としての旅、アメリカでの再出発と喪失を通じて暴力と生存の記憶を描き出す。
難民戦争記憶生存
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第5回(2010年) 受賞受賞作: Zeitoun
ハリケーン・カトリーナ後にニューオーリンズに残り救助活動を行ったアブドゥラフマン・ゼイトゥーンの実体験を通して、災害下での市民の行動と不当な拘束を描くノンフィクション。
災害人権司法アメリカ社会
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第31回(2010年) 受賞受賞作: Zeitoun
ハリケーン・カトリーナ後のニューオーリンズで、ある家族とその日常が崩れていく過程を追うノンフィクション。災害と制度の暴力が重なる。
災害の後に残るのは、水だけではない。
351ページハリケーン・カトリーナノンフィクション家族制度的暴力
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第103回(2024年) 受賞受賞作: The Eyes and the Impossible
公園に住む自由な犬ヨハネスが、バイソンたちから「目」として世界を見つめる役目を託される。ユーモアと速度感のある語りのなかで、友情、自由、そして世界の変化を見つめ直す児童文学。
走ること、見ること、守ること。そのすべてがこの物語では自由につながっている。
256ページ友情自由動物冒険変化
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第102回(2024年) 受賞受賞作: The Honor of Your Presence
「The Honor of Your Presence」は、O. Henry Prize 2024 の収録作として選ばれた短編。短い場面の連なりのなかで、人物の関係や感情の揺れを切り取る。
O. Henry Prize 2024 の収録作として読める、切れ味のある短編。
短編人間関係感情の揺れ -
第103回(2025年) 受賞受賞作: Sanrevelle
「Sanrevelle」は、O. Henry Prize 2025 の収録作として選ばれた短編。短い場面の連なりのなかで、人物の関係や感情の揺れを切り取る。
O. Henry Prize 2025 の収録作として読める、切れ味のある短編。
短編人間関係感情の揺れ
作品
代表作
『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』
2000年 回想録(フィクション的要素を含む)両親の死後、幼い弟の保護者となった若者の苦悩と創作活動をユーモアと自意識たっぷりに描いた回想録的作品。文体実験や自己言及的手法が特徴。
『You Shall Know Our Velocity』
2002年 小説 / 旅文学友人と世界を回りながら金を渡す旅をする若者たちの物語。友情や贖罪、偶発的な出来事が描かれる。
『What Is the What』
2006年 ノンフィクション風の自伝小説 / 移民物語スーダン難民ヴァレンティノ・アチャク・デンの半自伝的物語を通じて、戦争と難民問題、アイデンティティを描く長編。
『Zeitoun』
2009年 ノンフィクションハリケーン・カトリーナ後に起きたミスと不当逮捕を通して、あるアラブ系アメリカ人家族の体験とアメリカ社会の問題を描く。
- [映画(開発・企画)] 『Zeitoun』 / Jonathan Demme (企画したが未実現)
『A Hologram for the King』
2012年 小説2008年の金融危機を背景に、サウジアラビアで仕事を探す中年アメリカ人の孤独と再生を描く物語。
- [映画] 『A Hologram for the King(映画版)』 / Tom Tykwer (2016)
『The Circle』
2013年 ディストピア風小説 / テクノスリラー巨大テクノロジー企業に就職した若い女性が、監視とプライバシーの問題に直面し、社会のテクノロジー依存を暴露する小説。
- [映画] 『The Circle(映画版)』 / James Ponsoldt (2017)
『The Eyes and the Impossible』
2023年 児童文学イラストを伴う児童向け作品。想像力と探求をテーマにした物語で、アメリカ図書館協会のNewbery Medalを受賞。
全著作
- 『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』 (2000)
- 『You Shall Know Our Velocity』 (2002)
- 『What Is the What』 (2006)
- 『Zeitoun』 (2009)
- 『A Hologram for the King』 (2012)
- 『The Circle』 (2013)
- 『The Eyes and the Impossible』 (2023)
翻案
- 『Where the Wild Things Are』映画(脚本共作、2009)
- 『Away We Go』映画(脚本、2009)
- 『The Circle』映画(原作・脚本共作、2017)
- 『A Hologram for the King』映画化(原作、2016)
作風・主題
- 文体
- ポストモダン的自己言及ポスト・ポストモダンニュー・シンセリティ(新しい誠実さ)実験的で話し言葉に近い語り
- 頻出モチーフ
- 喪失と責任アメリカ社会への批評ヒューマニタリアンな関心テクノロジーと監視
評価・遺産
エガーズは2000年代以降のアメリカ文学で影響力を持つ人物であり、作家活動に加えて独立系出版社McSweeney'sや教育/人道支援の非営利組織を創設するなど、出版・慈善領域での業績が評価されている。作品はしばしば社会的・政治的問題を扱い、映像化も多数行われている。
記念館・博物館
- ネバダ美術館(個展開催) アメリカ合衆国 ネバダ州リノ 2015年開館
関連学会
- アメリカ芸術文学アカデミー
大衆文化への影響
- 『The Circle』や『A Hologram for the King』などの映画化により広く知られる
引用
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(著者による)ある時期を理解しようとする試みであり、それは部分的に寓話であり喜劇であり、読み手がカタルシスを得られることを望んでいる。
出典: 『The Captain and the Glory』の出版に際しての著者インタビュー(McSweeney's) (2019年) -
私たちは本を独立系書店を通じて出したいと考えている。大型プラットフォームだけに依存したくない。
出典: 新刊『The Every』発売時の告知 / マスコミ報道 (2021年)
豆知識
- McSweeney'sの創設者であり、文芸誌『Timothy McSweeney's Quarterly Concern』を刊行している。
- 子ども向けの非営利教育プロジェクト826 Valenciaの共同創設者。
- 2005年にTimeの『100人の最も影響力のある人物』に選出された。
- 『A Heartbreaking Work of Staggering Genius』は2001年のピューリッツァー賞一般ノンフィクション部門のファイナリストとなった。
- 児童書『The Eyes and the Impossible』で2024年のNewbery Medalを受賞。